浜風文庫2022.12
12.5
LOT
何人見殺しにしてきたか数えていて
これ以上はやばいかなと
distant sobbing
far cry というより
正しいきみも正しくないきみも新校舎で学ぶことは沢山ある
上から下に波及するその中間地点に居合わせているきみ以外の動植物は完全なので世界はきみの卒業を待っている
自分でなんとかする時代は終わったんだと切り替えて
橋があれば渡ってしまう癖を治して
立ち位置とか足台とかが設定されている台本を開き
政権交代のタイミングが書かれている台詞を読んでごらん
あらゆる政策はうまくいかない
新政府の治安部隊が期限切れの勢力を一掃する
月のなくなるまでという情緒を読み込んでイメージを重ね更新し続けて
but you will stand up for your lot at the end of the days
12.12
music is
F F7 Bb Bbm F C F/Bb F/C
F F6 Bb Bbm6 F Dm C/G C
音楽はいつも向こう側を流れている
F Fb6 Bb Bbm6 F C F/Bb F/C
音楽は川ではなく川の向こう側を逆流している
F F7 Bb Bbm F C F/Bb F/C
川に釣り糸を垂れても音楽は作れない
F F6 Bb Bbm6 F Dm C/G C
作りに行く音楽は川で海の魚を釣り海で死んだ川魚を掬うようなものだ
F F7 Bb Bbm F C F/Bb F/C
音楽はいつもその外側を流れている
https://torikudo.bandcamp.com/track/music-is-20221210-syuyukan
12.19
助ける人は一人もおらず惨めな人さえも残っていないほどだった
El rey del sur chocará los cuernos con él 南の王は彼と角を突き合わせる
割ってみたら紫だったが甘くなくてかなしい
Mis enseñanzas caerán como la lluvia 私の諭は雨のように降る
Vuelvan a mí, y yo volveré a ustedes 帰って来い。そうすれば
“Sci-Fi Party”
Una nación ha invadido mi país ある国が私の国を侵略した
繰り返されるべき回数を超えて演奏されるミニマルが恐ろしいのは戸が開いてミミズが出てしまうからだ
今日も残り物の猪弁当です
濃いので卵で綴じていますから親子他人というよりケモノ丼といった趣です
それにしても北山認知軒のワンタンは髄を出し切る野蛮なスープが絶品だった。
一番寒い日にはわざと薄着にしたくなる
日本人ほど神を畏れる民族はいないが日本人ほど崇拝の方式に無頓着な民族もいない
サマリヤの如く全ての生い茂った樹の下に取り分けられた木や石の柱を置いている
恐れはあるのですからどんな方法で行うのが良いと思いますかと尋ねるだけで良いのです
ターメリックに漬けたマッカランが光っている
中野重治評論集が関東炊きの色濃さのなかに昭和は黒く染まって酌のあてとなっていた
メジャーに行くと却って無名になり遠ざかったような気がするのは悪霊の無名性を帯びるからだ
1970年潮7月号割腹半年前の三島寺山対談は二人共間違っているが必然とジグザグの偶然がぶつかり合っていて面白い
寺山が悟性、悟性と世の霊の悪影響を使い倒すのは古めかしくて良い
二人共コンピュータを悟性とすり替えるなという意見では一致していて流石慧眼ではあると思った
ウマブドウ毒かと思てましたが薬らしく
売ってますね
寺山はずるいブランショもずるい
僕にとって人を裁かないための唯一の方法は有罪者として裁かれる側に身を置いて無罪のための微かな窓の位置は確認しつつもsuspendeadの期間を絶望を食べながら生きることです
12.26
わたしの車で行こう
路面凍結しても
七草が見つけられなくても
手のひらを刺し通されても
ラブシャケやFBIが工作しても
生姜や葱が足りなくても
看守のために祈り
發音が人形劇のようであっても
怒り狂って道連れにしようとしても
国に陽が当たり
ジャズに影が差している
地軸は傾きを矯正され
私たちはストレートネックとなっている
北からの見えない波の濃淡を測定せよ
いつまでですかと問い続けよ
新しい歌が歌われるまで
阳光照耀着国家
爵士乐上有阴影
倾斜轴线在拉直
我们成了直肠子
衡量北方的波浪
继续问它有多长
直到新歌被唱起