tori kudo

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x-magazine minor通信#3

 

「ヘルダーリンのような者たらが破滅するのは当然のことだ。こういう者の破滅で笑うことができるほど、私は冷酷である。人々はこういう者について減る思い違いをしている。つねに素朴さが知けているこういう起プラトン主義者たちは終りが(原文ママ)悪い。

なんらかのものが人間にあっては粗野で粗雑であければならない。さもなけば人間は、或る笑うべき仕方で最も単純な事実との、たとえば、男は、ときどき十分な食事を必要とするように、ときどき女を必要とするという事実との純然たる矛盾のあまり、破滅するのだ。」というニーチェのことばはぼくをはめつさせる。世の中はきっとアポリネールやジャリやヴィアンの路線ですすんでいるんだ。

ぼくは自分が挫折した保守主義者であるということがはっきり分かった。感動の質が違うものがいっぱい身のまわりにも入ってくるのがつらい。きっと世の中はダブったミつ巴なのだ。E・A-ポーの方法論であなたはデカダンを目指しなさい。B52’Sを信じるのをやめなさい。笑いながら話すのを辞めるさい。

内部の構造を口に出すのをやめなさい。それらはスラム化した感性のなかできっと正しき人と連帯できるよい習慣(チャンス)となるでしょう。ここはひとつのちいさな地域なのだ。このいろんなものを包括したちいさな円盤上にぼくは片足をつっこんで宙づりになっている。そのとき、笠井はドイツへ行き、そのとき、近然ではヒューが「この世界、この世界・・・」と唄い、そのとき、北原治は髪の毛を半分むしり取ってしまい、一日の三分のーをわざと下痢して過す歌舞伎座のバイトの帰りの丸ノ内の喫茶店のトイレにしゃがみこみながらも、ぼくはきっとヒュペーリオンなのだ。(文・工藤冬里)