tori kudo

4月11日　大久保　ひかりのうま

カラオケを考えていた。レコードはフランス盤なので、普通に演歌をやってみせることだけで違和を形成できたが、今回の大久保の場合、それだけではいけないという気がしていた。カラオケは画面の歌詞に縛られるので、始まると同時に勝手に言い換えるということが難しい空間が現出するので、寄り添うと同時に、そのフィールドを無利にこじ開けていくことができるか、というのがテーマになると思った。当日はテキストの束を用意し、それを伴奏に乗せる、というのを数曲やって終わった。アキさんは大久保でのソロの二曲目、消音ピアノと呼吸法によって、ピアノをアコーディオンとして弾いた。この時の東京では、それが良かった。