◎2014.3
岬を廻って
私の体は日本のようだ
岬を廻って流れて来るのは
春のような私の体
津軽半島を廻って能登まで流れ着く
また同じ場所の夢を夜飛ぶ花粉
廃屋に完全に巨大山茶花
今日も象徴界に支払っている
恋とは代理人たちの夢の跡
対象アーとαーの夢の傷跡
突然死
ギラギラ心筋梗塞安西マリア強風の中ゴミだしに
強風の中ゴミ出しにわたしは必ず突然死する
ギラギラ涙の太陽ギラギラわたしもたぶん突然死する
涙の太陽ギラギラギラギラわたしもたぶん突然死する
涙の太陽の中ゴミ出しにわたしもたぶん突然死する
どこかの歩道に乗り上げて
わたしはたぶん突然死する
強風の中 ゴミ出しに
わたしはたぶん突然死する
ギラギラ太陽が燃えるように
わたしも必ず突然死する
機内で神聖さのデフラグを完成させる
先に死ぬ希望
風船の枝を捩る光
足が床に届く前に椅子は尻を乗せつづけた
勝てばよいというのではない陣営なくしては
見ることができない
絵になってゆくのだろうか
光の裏側が飲食店の厨房みたいだったらいやだな
高円寺的な輪とL字の集積
店の点在
母のノートと娘の作文を逆さに読もうとしたら別楽団
尿管倉
また来ん春
また来ん春と人は云う言い廻す
言い倒す言い投げる咲けて敗れる
岡へ籠り登り転び降りる
岡へ上り登り解け下る
靴先に金を塗り
部屋を持たぬ甲虫は皺くちゃのまま出て来て
殻と光の隙間をたゆまず歩む
また来ん春と人の云う
自存する岡で
王か父が問われている
田母神珈琲萩原汚染水
小ラーメン食べてる3.11
飯粒にナメクジ3.11
青空雪崩て昼に3.11
なにもかわれなかった3.11
定位置から見てもだめ3.11
とうとう晴れたままで3.11
何に利用してる3.11を
3.11と9.11
3.11五月蝿い反転地
北の王プーチン3.11
ムスカリ
と
イスクラ
産業
は
似たる
哉
腹おもいなんだか応援したくなる
5.21ベルリンの一曲目 スクリーンに 「4′33′′ John Cage (1912‒1992)」 のテロップ
デジタルな累積時間が0秒から表示され始める
1秒後から、9,1,1,3,1,1,という数字も秒数に合わせて表示されるが、
客席からドイツ語、英語、日本語でそれを読み上げる声がノイズとして聞こえる
9+1+1+3+1+1=16なので、それを17回繰り返すと272秒となり、
それは4分32秒である
1秒後から始まっているので、終わりは4分33秒となる
しゅるい・ all and all sorts ・避難所
「すべての人」と「あらゆる人」は違う。 考え方や行動に表れる公平さは、すべての(all of)人に対するものではなく、あらゆる(every sort of,all sorts of)人に対するものである。
すべてのall人とあらゆるall sorts人は違う と
立ち上っていた呼気は綻び
剥がれてゆく親密を
落としながら伸びてゆく
私の木
海に潜って拾い上げた財布
海月を腕に這わせて
語気を吐き出す姉妹
光の長さが折られて
添乗員の顔をして
映るガラスに
避難所は失調している
しゅるい・ 避難所
たちのぼる呼気はほころびはがれゆく親密おとしながらのびゆくわたしの木
うみにもぐってひろいあげられたさいふくらげを腕に這わせて語気はきだすしまい
ひかりのながさの折られてんじゃういんの顔して映るガラスにひなんじょは失調してゐる
すべてのall人とあらゆるall sorts人は違う
と
青梅で野津山君主催のイヴェント
ブラッサンス
俺は村の嫌われ者
安心
亡びる人たちの中で安心している
滅ぼされる部屋で安心しているその原因はどこにあるのか
滅ぼされるおれが 滅ぼされる国で 安心してる 生き残れないから
町に行けば たこ焼食べて 携帯持って どこへゆく 埒外の安逸
眠り込んで 事態を進ませる まだ生きているかのような 話し方
生き残れないおれが 生き残れない国で 安心してる 滅ぼされるから
町に行けば たこ焼食べて 携帯持って どこへゆく
心臓が揺れて南海トラウマ自身
自分地震で自身が揺れる
自信なくして花粉症
3.15
tenjinbashi@otonagi
3.16
nishikujo@float
mshb
デレク・ベイリー対ベクレ・デイリー
15日音凪の演目は「デレク・ベイリー対ベクレ・デイリー」、16日は「南海トラフグ 地震」です
ベクレ・デイリー人気ないな
産地の判らないキノコとかくわえて即興するだけなんだけどね
セシウム・テイラーとかルイ・アームストロンチウムとか?
手をヒラヒラさせて常に踊り常に仲間と爆笑すること
<最後まで>
今日の南海トラフグ地震はトラフと言うよりトラウマを意識している。
南海ホークウィンドとは関係ありません。
(防災訓練を楽しみに)
防災訓練を楽しみに
白黒と油の
義人の型
全ては無駄になった
腹と図表
擁護する
娘よ
罪悪感をとりのぞく
悲痛な むち打ち
皮の長い衣
3.17
一人デモ第二回 大久保路上でサヌルリムの「虹」を歌う
殺されなかったのでその後裏窓でpiano solo
無花果の枝の切られて口白き
無花果の切られた枝の口白き
無花果の切られし枝は口白し
無花果の枝を切られし白き口
枝切られ無花果の口白き 哉
無花果の枝の切り口みな白く
枝を切られた無花果の白い切り口は春を叫んではいない
虹ライナー
朝鮮半島と日本列島の関係は、アイルランドとグレートブリテン島の関係に似ている。詰まり驚くほど交流があり、且つ驚くほど交流が無い。
僕が在日の友人から「サヌルリム」のカセットを入手した1980年頃、米英世界強国は腐ったポストニューウェーブだったが、南朝鮮においてはパンクはなく、剰余価値分解情況としてはまだ日本で言うGSの段階だった。それがそのままいきなりプログレに移行したような辺境の徒花がサヌルリムだったのだ。それはジャッキー吉川とブルー・コメッツがユーライア・ヒープを演奏するのを見ているような衝撃だった。それに比肩出来る東アジアの事例は「裸のラリーズ」くらいしかない。
僕は人間の政治には基本的に関わらないが、2012年の大久保の反韓国のデモを知 った時、サヌルリムを思い出した。それは、いてもたっても居られない、背中を吹き上げる感情だった。だから、それを大久保の路上で演奏した。
帰り道温泉寄るの我慢して「ワル猫特集」コンビニで買う
共通の感覚という伸びやかな短歌を短歌にするための嘘
いつまでも続く訳ないじゃんこんなジャンクフードがジャージ着てさあ
いつかきみが現れてすべてのあくをあらわにするような気がするよ
でもいまはまだ犬に吠えつかれながら夜道を歩いているだけだ
家の中から咳が聞こえる夜は死に洩れているぼくもぼくらも
湯に浸かりながら毒素が出ないかな洩れ出した死のボーメ係数
お目当ての人が電話に出ないから湯に洩れ出したあたしのいのち
「追い焚きをします」てふアナウンスありガンガン炊いて早く飽きてね
月末はまだ咲いてないかしらねえ
一雨毎に春になるのかしらねえ井の頭なのかしらねええ
花冷えの頃は寒いのに寒くないと思い込んでるから寒い
寒さとは落差の中に、寒さの外に於てしか存在しない
ラカンなら「寒さは存在しない」と言うかもしれないそれが花冷え
フロイトがハイデガーと合体しラカンとハンナを生んだんだろな
東京で面白おかしく飲んでたら一年くらいで死んじゃうだろうな
斑猫(ハンミョウ)は死に絶え道は行き曇り
象徴界押韻したら春寒し
万能感に打ちひしがれて朝の
せかせかした遍路が顔を歪めて
バック成功してダンプのドヤ顔
バタやんがオッス!闇!とか声かける
おやすみ言えるぎりぎりの闇
ツバメが来た日は
カラスも騒ぐ
これから家を
物色します
春分にツバメは来たり池の端
春分に来るツバメたち池の端
うちはネコがいるから来てもらえない
なぜ生きるのか知らぬまま被曝するから行くな食べるなと命令する
揚雲雀嫌な夢に声枯れて
揚雲雀嫌な夢に声嗄れて
揚雲雀嫌な夢に声涸らして
揚雲雀やな夢見たか声涸れて
揚雲雀動静 3月23日
揚雲雀は声涸らしたりはしない
水面には白鳥型とTカップ型
やりとりの剰余としてのウィルスの交換価値としてあなたと猫
やきとりの剰余としての「中!」の交換価値として蕗とやりとり
やりとりの剰余としてのウィルスの交換価値として春風邪あらめ
形なき剰余は無形文化財
国宝級ばかり作って貧窮し
春なかばももにあんずに あとは無し
嬢よ嬢よと目にいれた風邪
春来たりなば冬遠からじマジで
呆れた虫もネタモルフォーゼ
2014
天の毛色はネコ
深夜居られるところ
自分を消して悪の個性
適齢期が過ぎてゆく
ハチワレを見分ける
あらかじめ書いておいた言葉で力を及ぼす
万能癌に逃げ込む前に 吃れ
――――
旅は終わった
今年は最後になるかもしれない
永遠に咲かぬ桜を花見かな
水面には白鳥型とTカップ型
春なかばももにあんずに あとは無し
春来たりなば冬遠からじマジで
永遠に咲かぬ桜を花見かな
家族さえ敵に回して食べないことで自分を応援している
自分さえ敵に回して食べないことで家族を応援している
屋根瓦の色彩に苛立たぬように春の町をすり抜けてく
人を殺しているので刑事さんが追いかけてくる
揚雲雀が引き伸ばす私の三角形の頂点
揚雲雀が作る大三角形
揚雲雀の大三角形の下
上層で鳴る揚雲雀のオルガン
揚雲雀に大円錐は末広がる
揚雲雀の大円錐に雨の透下
雨を昇る揚雲雀の大三角
雲雀裾野広げる不二の山
bot出の和歌者のくせに生息
訪れる音ずれ意味を持たせる鳥のおとづれ
才と芸
次の女と書いて「姿」
花曇り宇宙の裏側表側
かまどねこの事務員は午後泣き出す
ゆるキャラを近江の人とどうしようか
3.29
ikebukuro@musicorg
池袋は髪の占める表面積とガリ版のためのワルツです。つげ忠男風唐桟駅員の印影、連峰の谺、そして今日をこんにちと読み間違えたときの過去と未来
おそろしい春!残酷な季節!かな
骨の傘空より白くはない桜
行く春はヒコニャンとかと惜しみけり