tori kudo

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◎2012.8

南紀

ここは串本 向かいは大島 仲をとりもつ 巡航船

 

もういいから 黒潮に流して 

少し前までは 謝々謝々啼いてたのが いまはボートのモーターみたいにギンギン

la muela del corazon

トンネル内に真横の血栓 抜けると曇りの湯浅

クエとかハモとかがルイ・マルの夜の橙に 抜けたらきっと 果して驟雨 止んでも暗さが貼り付いた川辺 黄緑 緑 夾竹桃 白浜に近付くと白と黄緑に紫更に黄色のティンクトゥーラまで入ってきた

歩けそうな固い緑の池 人差し指と中指で世界をつるつる開けると思ってはいけない

資本の花々 車窓にアジサイ 枯れた革命に夏の嵐が吹き付ける

壁のない家、屋根のない家、床のない家、 南へ抜けきると、逆に明るくなってくる南紀 釣り餌のピンク、入江の碧

美人過ぎるテトラの積み上げ 引き潮過ぎる女

明るさを決めるのは地衣類である

シダの裏側や梅干に当たる光を踏み潰しながらまだ熊野灘までは50キロ すさみ町生まれってなんか言われない? すさみ温泉 すさみ会衆 クジラが出そうな色がしてきた 

恐竜ぽいっていうか古道の中身があるから半島全体でクジラの中にいる感じ 南端は光っている 今日はそうだ、というだけだけれど 喜望峰の裏側のように枯木灘の方が霞んでいる

電波の届かない、ひとたまりもなさそうな集落が続く 

陸前高田や気仙沼がこの無防備さをみたらひきつけを起こすだろう

それでも鶏頭を植えて 半島の茶色に諦めと恐怖を馴染ませようとしている 

薄いオレンジのような胸の透明さえ入ってくる

最強ピンクイソギンチャクにはクマノミも食べられてしまう

革命の間もナマコは砂を浄化し続けている

脱皮したてのミヤコエビが仲間に食べられている

アルジャジーラに花束を

那智黒

how long is it to the dead sea? (一人片付きました。あとは?) 

懐かしさは滅びですから 塩柱になりたくなければ発酵させるんですな
真っ青に今日も雨だった
長崎から船に乗ってティルスに着いた 
玉砕色の極彩

残酷な絵本 矢野ミチル

残酷な絵本、決して乖離人格は交わることはなく、共に月を眺めてはいても、別々にそれぞれの親が鞭を手に待ち設けている30分後のお仕置きのことを考えている。体の中に居たイメージの語る色彩は引き出され、外で処理されるが、次のセッションまではそれは再びドアの無い部屋に引き籠る。その繰り返しの集中制作期間の後、とうとう統合された矢野ミチルが立ち現われる。それは足しも引きもしないコラージュされた無意識の、現在完了形の愛の集会である。

明け方のかなかなは前夜のようで未来が見えるととてもさびしい

草刈り終わった6:39 桃食べたいな 

Buenas Noches, Alma Mia

人生に共依存

この粘土は引き上げると口縁が切れていけない

正しくなくても正当な感情にレントゲンが当たってるいま 

暦の上ではとか言われなくてももう明け方は寒くていけない

ねえ起きてよ きみが寝てる間だけ世界にはすごいことが起こってるんだ だるまさんころんだみたいにね 朝の光で事物は印章のように際立つ でもきみが起きたらすべては元通り

もはや冷房下に入るというより出て、外で湯に浸かるようにあったまりたい、という気分で惜しむ暑さの。

「わたしにすがりつくのはやめなさい」垂直に立つ無時間性に

「9時半」に挿す削りの鉄の曲がり

 

月の海とは、濃い色の玄武岩で覆われた月の平原である。命名したヨハネス・ケプラーは、月の暗い部分は水を湛えた海であると信じていた。moonAge @moonAge_bot

玄武岩か。おれが今日磁土の内側に撫で付けていたやつだ。SiO2と鉄のひかり

TristanTzara @TristanTzarabot
福音書の上で音楽が凍りつけばいい 人々が器用な夢の中で死んでしまえばいい 大きな声がして輝きが 家を離れるだろうがぼくのせいじゃない でもそれが何になる ぼくは君を愛してる 世界の叫び声を征服すること
TristanTzara @TristanTzarabot
僕はとても遅く眠る。僕は65%自殺する。僕の生活はとても安上がりだ。僕にとって生活は30%しかない。僕の生活は生の30%を占めている。それには、腕と、紐と、いくつかのボタンがない。
遠い夜とはこの色のことだったんだよTさん

彼のいた橋の上、とニコはアルトーについて歌った
あなたとねることになった、あなたと死ぬことになった、とニコはチンギス・ハンについて歌った

A pesar de que es mediocre, cada uno de las líneas de la estructura es dolorosamente para mí.
En la colina barrida por el viento,
Kanji de la tridimensional, que se formó por el cabello.
el nombre 

I’ll keep it with mine

 

八重洲のドトール。顔を顰めてピッチでウェブ見てる渋谷さんとのエンカウンター3回連続は流石にない。

ローマと英米が完全に切れた事により、「ローマ帝国衰亡史」は廃曲になりました。

baby, it’s you  らどふぁみれどれみふぁみれみー 

佐久間さん久しぶり  目を閉じると目の裏側で小刻みな地震  高知

ラリー・レヴァンがパラダイス・ガラージに構築したサウンドシステムは大音響でありながら非常にクリアな音で、ダンスフロアの中央にいても容易に客の間で会話ができたとも伝えられている。

起きたらだれかが食器を洗っている
だれかが気持ちですと言ってお金を払っている
畳んだかけぶとんを枕に気絶したらだれかがしきぶとんをかけてくれている
buenos dias
さわまんなう

海に行けないまま、サンダル下駄の感触が秋だった。わたしたちの秋が始まる。国々の秋。 

「あきらめの夏」とか「マイナス100度の太陽みたいに」とか、一昨年までは呑気に歌っていた。善意の港を過ぎれば、「苦い光に夾竹桃が、夏の知識に揺れている」。

575+空にしられぬ雪ぞふりける
踏んづけた死体と思って鬼萩を骨と思って磁土を焼きたり

高知で決まった話。19日マヘルは大木裕之、太田翔も参加。靴下とか鞄の中身を撒き散らして場を作っていたら大木さん、モヒカンが太田さん。 

 

8.18

古書ほうろう
「旧家に嫁いで」話と歌

古書ほうろう「旧家に嫁いで」話と歌

 

スペインとは小さな角、

アラブの春以降のスペイン革命の日溜まりのようなジョゼフィン・フォスターのポスト・コロニアル感を、オルティス、モンポウ、アルハンブラ物語に結びつけようとすると、出てくるのは帝国主義という野原に吹きわたる風の寂しさ。

 

Josquin des Prez : Mille Regretz [w/ score]

Pueri Hebraeorum – Tomás Luis de Victoria

“Canción del Emperador” Sobre “Mille Regretz” de Josquin des Prés. Luys de Narváez

Two recercadas (both prima) by Diego Ortiz with Luthval

The Savalls playing Diego Ortiz

Arianna Savall – “L’Amor” (da “Bella Terra”, 2004)

サヴァールの娘に流されちゃいけないね。今日はスペイン。

1595年に出版された羅葡日辞書の「amor(愛)」は、「Taixet,vomoi」、つまり「大切、想い」という大変美しい日本語が充てられています。「タイシェトゥ、ウォモイ」という当時の発音もうかがい知ることもできます。

一方、「Musica(音楽)」はというと、「Vtaino narai」、つまり「謡の習い」という優雅な響きをたたえた訳です。

今日は、タイシェトゥナウォモイとウタイノナライを基点として、16世紀を考えます。

 

原稿

 

スペイン・ローマ時代

スペイン・ゴート時代

スペイン・アラビア時代

 

15世紀 ジプシー 闘牛とフラメンコ

 

ヴィクトル・エリセ ミツバチのささやき

ホセ・ルイス・ゲリン カタルーニャ メカス

 

16世紀はレコンキスタ後の統一スペインが、イタリア・ルネサンスとラテン語の散解に、アラビア訛りで斬り込みを入れる形で幕を開けた織部の時代です。

フランドル楽派がインターナショナル・ミュージック・シーンを席巻し、地動説的アートがスタンダードになった、世俗と新教の愛の葛藤の世紀でもあります。ハプスブルグ下の世俗とは、スペインのパレストリーナことトマス・ルイス・デ・ビクトリアのフラメン古楽気分が天正遣欧使節に与えた肉食系演歌的情感であったことでしょう。その後プログレとしてのバロックに雪崩れるまで、オルティスのような60年代パンク的印刷機文化がzinの如くに他の岬の岬たるイベリアを席巻したのです。that’s all I know.

 

20世紀に似たことが起こります。嘗ての統一スペインと同じように、ブランコの50年に及ぶ独裁体制が、諸地方の文化を文化大革命的に整理しようとしたのです。スペインは今回も、遅れてきた青年のようにフレンチポップス的インターナショナル・ミュージック・シーンにフラメンコ・テイストのみを槍としてドン・キホーテのように無惨に参入し始めました。

ワシントン・アーヴィングは「アルハンブラ物語」に於て、寛容なムーア人の時代を郷愁をもって語ります。

 

初期ヴェンダースのドイツに吹くマールボロ的な風、サム・シェパードのモーテルに吹く風、それらと似た風は、スペインでは、なにもなければイタリアのテロワールとの対比によって吹くだけですが、第一次大戦以降は、大英帝国より早く遺産を食い潰した小さな角としての寂寥が、限界集落の旧家のような枠組みだけの廃墟に吹いていると言っていいでしょう。

 

去年からのスペイン革命は、原発ではなく、失業に対するものであり、段取りは似ていますが、日本よりもひとまわり過激です。それは反レコンキスタと言っていい。

 

ジョゼフィン・フォスターがなぜそんなところに嫁いで来たのか。それはプログレとフラメンコに雪崩れないアーヴィング的郷愁であるような気がするのです。

 

フリーダマーチ メリーチャン シンワクイーン パヤドール ヤマノグラス トロピカルマドンナ エバーローズ アイファーコラソン クロンドローリエ ナムラビーム ケツアール アイランズギフト ミススパイダー アユミチャンヤギリエスペランサ

 

巣鴨に靴下とサンダル
頭飾り
リーチ
片目瞑り

ローカルヒーローロルカ
谷中

 

地図を塗り替える

 

塗り替えられた地図の言葉は

どこか裏返っていて

他人事のような口ぶりで

あの町のことを語った

 

夜には飲み屋の灯りが点り 

顔を寄せあって

くぐもった声の恋人たちが

破船した良心について

話し合っているだろうと

 

 

 

黒い満月

まじめに暗い山々が横たわっている
サングラスを通すとなお隈のある眺望
ここからは海が見えるぜ
気に入られようとして
様々な左手打ちの生政治
キラキラしたピンクの空の大きさ
浮かぶ雲たちの恣意
運ぶ荷物たちの寓意
バッテリー切れの携帯、ガソリン切れの車体
「派」と呼ばれる道に従って
注目されようとする一人っ子の弁護団
気になっているのは緞帳
数えることの職業的訓練を余所に
フェンス越しの会話
筋を通そうとしてサインを拒む
主権者である主アドナーイは誰か
捨てられたスクーター達のcrammed
密集する葛のヒゲが彷徨う路端
オホラ、オホリバは焼けたトタン屋根に上ろうとする
I wanna hold you tightという歌が流れてくる
暗くくっきりした浄化するナマコの黒が入ったグラスの水底
月にまでナマコの黒が入っていたので
相手を探して肩を掴んで揺さぶった
私はコキコキして変だわ、と思っていたけど、と女優は言った
黄に黒の斑点があるズッキーニを
抽象絵画として鑑賞したら
ぼくらの月はいよいよ虎のバターのように黒くなり
ウツボは心臓の歯la muela del corazonでそれを食べていった
指のシリンダーには甘い白も立ち昇った
汚水を浄化したボウフラは
今や愛のように刺す
聾者を探すワーク
切り傷が膿むような
羽根が生えて早く死にたい
台湾人のアクセントで歩く
オーロラの青かと思ったら
毛語録のように引き出しに入っていた
コップは縞によって光を溜めるが
その黒が

 

 

 

SECRETS

蛇は緑だった、という歌が遠くでエアコンの室外機のように聞こえている

カエルのように見える豹を上から見ている

とび立つようなづばさがない

 

at once

二つの場所に
一つの人格

一つの場所で
二つの人格

二つの場所に 精通する
ぴったりと ついてゆく
世の中の見方ではなくて
世の中をどうみているか

明日の今ごろは 同じ場所
奇跡 が 案外

8.19

ufoclub
mshb +damo

ステージ内に立ちたい人は早めに連絡ください。

東京ボアダムの時スタッフの人で参加したいと言っていた人がいたんですが、連絡先なくしました。見てたら来て下さい。

2012.8.19ufoclub  mshb +damo

8月19日のUFOclubの参加者を募集しています。ダモさんが言うには、リーダーが居ない即興だそうです。仲介者が居ないということはマヘルという名前も必要ないということになります。高円寺で楽器を持ってる人は全員参加してください。
とか言うと道下君がクビになりそうなので、こうしましょう。当日ヴェニューに居る人全員がマヘルです。楽器を持ってきて誰の指示も受けずに即興してください。あるいはそうしないことによって参加してください。制御出来ない群衆のようであってください。人間がそういうことが出来るか見てみたいです。

@disco_rojo ソールドアウトだから言いますが、4時に楽器を持って店に入って来る勇気があれば、きみはすでにマヘルです。電気楽器はアンプが足りないと思いますけど。

ダモさんの歌を知っていてそう言っているなら止めません。各々蒔いたものを刈り取るだけですから。@disco_rojo

暗黙のうちに了解できているフォーマットよりも、制御できない劇を望みます。ダモさんが言っている「エナジー」に対して明確なボーカリゼーションのイメージがあるならやるべきだと思います。@disco_rojo

いまのところ8人

スズキケンジとは87年に六本木で会食して排斥について確認したが、本人も気付かぬほど世の人になっていた。リーダーの居ない即興だというから、「それはこういうことか」、と尾形亀之助ふうにやってみせただけだ。
アナーキストよ、言葉を出せ。それは立たない。そしてぼくが彼に向けて出していたのは、”raising my eyes to the mountain. from where my help come?”というものだった。ステージ内外の誰に聞かせるつもりもない言葉。

伝票を口に啣へて荷を卸し

雀来て花を落とせり百日紅

 
ピンポンしてた興福寺阿修羅像ピンポンしてたピンポンしてた

 
昼過ぎが言う―影を飲みたい! ロルカ(Cantos nuevos) 

言葉のベッド

言葉のベッド
言葉のベッドに
ぼくらはよこたわる
マットレスは送受信の地層
シーツは例えば石狩シーツ
枕は例えば国立気分
履歴を覆う地名性の渦
言葉のベッド
言葉のベッドに
とうとうぼくらはよこたわる

 

balada de dia de Julio 7月のある日のバラード 

 

8.22-26

西荻FALL

exhibition

porcelain exposer

John Cage bot @jcbotjp
どんなことがあってもインスピレーションは避けねばならない。つまりインスピレーションが、とるべきもうひとつの方法として浮かび上がってくるのではなく、永遠に存在しうるように振舞おう。そしてもちろん、それは演劇であり、音楽は、自らが属することを知っている藝術の領域に全面的に吸収される。

 
8.24

西荻FALL

w/taku unami

お金料理

I will give you a new heart.

Eu gosto de você.

 

台風も来て一層の渦中かな

揺れ覚めて震えてけさのちじょうかな

ピダハン、抽象化やめるってよ
アマゾン、川やめるってよ
活断層、地震やめるってよ
浅漬け、漬物やめるってよ
回転寿司、魚介やめるってよ
ヌートリア、カワウソのふりするのやめるってよ
花火、この空やめるってよ
ヒミズ、頑張れはやめるってよ
雨、オオカミやめるってよ
絶望、先生やめるってよ
木星、太陽やめるってよ
ヒモ、理論やめるってよ

9月になれば この豪華すぎる 泥水の コーヒーの  向かいの席に 座ってるだろう きみの部屋にうずくまる 行き場のない ゆうれいに なりたいのさ

(70人の者たちは喜びながら帰ってきて)

顔を上げると
柿の種の焔が 白ネギになって
張り合っていた障害者との闘いを留保し
逆差別の逆差別の
すごく上の層に居て
国家のあれこれ
隣の国をあれこれ
お決まりのドックが見える橋を渡る錆びたドルドラムの海の景色
足を組み直し
煙が晴れるのを待つ
早くこの虫のように 羽が生えればいいのに
殺したい者たちの群れの中で
70人の者たちは喜びながら帰ってきて、

 

×

あるところに、愛している時だけ見えるお姫様と、愛していない時だけ見える王子様がいました。それで王子様にはいつもお姫様が見えました。そしてお姫様にはいつも王子様が見えませんでした。
おしまい。