静岡16 石化2022
石化2022
君を忘れない
まがリープクネヒトった道を行く
天皇クネ仁と波は黄色く盛り上がる
三度目は戦争と呼ばなかった
グリズリーの短い日きっと想
像した以上に騒がしい未来が朴を待ってらいし
テールの若葉だけで通用
食うなレール木が下よ笹
塚な綻びをツブ貝舗道に唾棄指名手配
寒ければ着ればいいのよ秋までは水は冷たいままなんだから
人が死ぬ首を吊ったり転んだり癌になったり滅ぼされたり
一号螢出ました
もう、だめです
うっすらと化石燃料の筋膜が黄色の側頭回合野を覆う
生活は
出来なくなるだろう
料理をしないまま電池を買いに行く些事だけになる
崩れかけた煉瓦の演出と石油由来の壁面は断罪される
仕舞いには泣く力も失くなった
食事を作る気力も失ない、胡桃の脳は石化したのだ
寒い夏の木に負けて家の水圧が低い
植物たちと戦後教育が話し合っている
耳のある人は見ず
目のある人は聞かなかった
左に、と言われたら右と思い
昼に、と言われたら夜か、と考えた
Joey Ramoneの前屈姿勢で祈ったが知らないと言われる
白化した背景の上で定規を動かし
目と口に見える化石を探す
聞くだけの骨になってしまったので筋膜ごと石化したのだ
眼鏡ケースか筆箱か、アイヌ紋様の布製で、
左ハンドルのダッシュボードにはミイラの粉が積もっている
注射場に停めるわたくし
ブランケットを分かち合い
新しい人格はパーツで切り離して考えるものではないと教えられる
首を傾けて喋る癖を無くさないと耳が聞こえなくなる
更地にして大樹を生やすわたしの権力も
落下する車から飛び出した
磁界も電界もこの谷底の白化の上で定規を動かして