tori kudo

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◎2012.6-7

6.2 

三津浜

田中戸  写真の剥きだし

これが三津だぜハニー

likewise

 

そんなことが挿話になる絵物語なら人生は 

アイロン台の舟型をしたシッピングボックスに 投げ入れられた、

さまざまな菓子袋のように粗野な色どりの 

うずうずした原則の消費財が 

知恵を分け与えようとする 小雨に打たれて 

ホタルのやや深い谷の水系を見下ろして

虫を気にしないでいいから 

窓を開け放って 

全面的に受け入れ 

その通りには生活しようと努めている人

のボタン。 泥の 船だし

暗いリンクのように

likewise

 

コンビニでラップめくれるベクレルおにぎり

清志郎/の声で「受け入れ/ちまったぜ」

起こすと必死になる 寝かせると発酵する 放置すると腐る

6.8-16 

阿佐ヶ谷ひねもすのたり

exhibition porcelain exposer3
まだ本焼中 神戸のポートタワーを潰して耳をつけたようなのをたくさん作りましたけど

6.9 

シアターpoo 

mshb

墓川雪夫のロック史

墓川雪夫のロック史

リディア・ランチがロックの歴史をなぞってだんだんリズムが変わっていくというステージをやっていたのを踏襲しています。
キャストは
墓川雪夫(田尾):ロック評論家でスタ丼火星支店長
渚(渚):八本足のスタ丼火星支店のバイト。田尾に火星ロック史を教える
デヴィッド・バァァゥウィー:実際は火星に墜ちた男だったが地球に落ちたことにして陰謀を企てている邪悪な火星ロックの創始者
鼠先輩:渚にバァァゥウィーの陰謀を教える
イギー・ポッポ:渚の父
泥水冬道:愛媛在住の陶芸家、ブルースマン
松上コータロー(田尾):チンドン出身のストリートシンガー
など
参加者募集中ですが今のところ田尾君と渚さんしか役が決まっていません

 

墓川雪夫のロック史bbs

「数のないので1+1がわからないロック」 投稿者: た 投稿日:2012年 6月 1日(金)01時17分31秒 返信・引用
僕が初めて、泥水冬道氏が演奏した「数のないので1+1がわからないロック」を見たときは本当に驚いた。まず曲が始めると同時に頭を抱えてうずくまってしまった。イベンターの方が大丈夫ですかと心配して声をかけると少し安心した様子で「ええ」とだけ答え少し安心したように見えたが、その後も身動きを取らずにそのままの体勢でぶつぶつと何か呟いていらした。それからおっむろにインターネットで数について調べたりしながらなんとなくお気に入りの動画を流してみせてくれたりした。突然すっくと立ち上がると、ギターをもって片足をあげた。「それは王貞治ですね」お客の誰かが声をかけた。「ええ、ワンです」しかし広島の前田選手が練習の時するような逆手スタイルで左右の手が逆だと指摘すると若干困惑した表情を見せた。「お箸を持つ方の手を一度おへその辺り、そうですそうです、それから茶碗を持つ方の手をその上にヨッコイショしてください」今度は違うお客さんが組み直した手の中にギターのネックをねじり入れる。そして再びワンちゃんこと王貞治さんの真似をして片足をあげた。今度は誰かが長時間でもスタイルがキープ出来るように足の下にスッと椅子を押し入れる。こんどは後ろの方から「次は長島で3憶えちゃおー」皆総じて親切だ。この一体感がロックなんだよなとその日は思った。
また別の日に見た「数のないので1+1がわからないロック」の泥水氏は、マイケル・サンデルの白熱教室のように、「1+1がわからない」を講義していた。この熱意がロックなんだよなとその日は思った。
けれどさらに別の日に見たその曲はさらなる進化を遂げていた。

 

(無題) 投稿者: た 投稿日:2012年 6月 1日(金)01時05分8秒 返信・引用
荷台のピアノと4首の太いため息のソナタ ハ長調
逆立ちした八足のための無伴奏ティンクトゥーラ幻想曲
水平ヘソ並べ無息無速度 協奏曲

 

(無題) 投稿者: た 投稿日:2012年 5月31日(木)23時28分46秒 返信・引用
ティンクトゥーラとは、仏教的に解釈に基づけば、ティン(天)ク(空)ト(透)ゥーラ(aura)=天空の透き通ったオーラという意味がある。BLUESはそれこそ純な青ではある。それを「スニーカーぶる~す」にすれば、黄色。ブルーハーツは、少し緑がかった黄色だといった解釈が可能になる。

色を表す言葉がないのでティンクトゥ―ラしか考えてないロック1 投稿者: た 投稿日:2012年 5月31日(木)22時35分40秒 返信・引用
まず墓川はギンギンにカマキリ型のサングラスをかけて、色の事を忘れようとした、この世は暗黒、暗黒、黒しかない、黒しかない、いいや、KURO SHIKA NAI。KURO SHIKA NAI…..,そういって念仏のように唱えて自己暗示により黒以外の色を一旦忘れ去った。午後に郵便を出しにいったついでに、友人のボクサー、サムハド・サンパックに電話した。「ユー・ロードワークの途中、ポップ・イン・マイハウス・ヒットミー・ハードOK?」。かくしてサムハドは似合わないピンクのジャージで笑いながら走ってきて家にも上がらず庭先で墓川の頭を思いっきり殴った。勢いでぶつかり郵便ポストが若干曲がったが、これで最後の一色も吹っ飛べば安いものと思いがんばって立ち上がった。「サムハド・ドリンク?ハイボール・ギンギン?」さそって見たが、ロードワークの途中だからからダメだとそのまま帰っていった。さよならを言って台所にサングラスを置き、顔を洗ってタオルを見たら血がべっとり着いていた。鼻からだ。「くそっ、タオルが真っ赤じゃねえか」・・・ピグメントの話しはいいんんだ。「とにかく僕はもうティンクトゥーラしか考えないよ」墓川は自分を追い込む必要があった。

(無題) 投稿者: た 投稿日:2012年 5月31日(木)22時12分10秒 返信・引用
良く考えたらそれは人の距離感でしたね。

 

左と右がないので自分の位置を川で測るロック 投稿者: た 投稿日:2012年 5月31日(木)22時09分39秒 返信・引用
まず墓川は友人に頼んで利根川の1000分の一スケールのモデルを作らせた。それからタンスの奥を引っ掻き回してモノポリーの車に刺さった人物を四本ほど抜きとった。それぞれを上流、中流、下流、川底に配置した。芋フライをほおばり、その景色を眺めているうち、墓川は適当にひらめいた。上流から中流、それから下流、三者は携帯の位置情報サービスを用いてお互いの位置情報を確認しながら、即興で石が角張った方や、より丸い方へなど移動してお互いの距離を演奏する。オーディエンスはインターネットを通してリアルタイム位置情報を確認しながら酒を飲み。ツイッターで呟く。「ってか、ベースの奴、普通に橋から中州に飛び込んどるしw」というような具合に。そして川底に沈められたギタリストは当初の位置より大分流されて石が小さい方まで押しやられた。酸素ボンベも残り少なくなった所で、ギターアンプにスイッチを入れると感電しながら浮き上がってくる。だから本当は川底のメンバーはいらない。
川で測るロックもその内その距離の取り方で、リズム、ベース、ギターのような役割ができるのかな。なんか悲しい距離、なんか胸が詰まる距離。そうだ、我々が気づかなかっただけ。昔から川で位置を測るのはロックだったんだ。けだし未だ見ぬ位置を川で測るロックに思いを馳せて墓川は泣いた。

(無題) 投稿者: た 投稿日:2012年 5月31日(木)21時19分47秒 返信・引用
渚は今勤め先の広告代理店で、電通というバンドを始めた。まだレギュラーにはなれず、コピーとお茶汲み請求書の作成からがんばっている。最近うなされながら寝言で美人に生まれたかったとよく言っている。本音だろう。

ピダハン ダニエル・L・エヴェレット みすず書房 投稿者:と 投稿日:2012年 5月30日(水)21時34分43秒 返信・引用
左と右がないので自分の位置を川で測るロック
色を表す言葉がないのでティンクトゥ―ラしか考えてないロック
数のないので1+1がわからないロック
昼夜がないので違うループの概念をもったロック
重力のないロック
近さ遠さのないロック
速さ遅さのないロック

まいちゃんが三津のライブに来て、松山に住むと言ってた。渚さんは楽しくやってるならいいけど、と言ってた。

 

pd 投稿者: 投稿日:2012年 5月28日(月)19時34分40秒 返信・引用
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(無題) 投稿者: た 投稿日:2012年 5月24日(木)22時02分31秒 返信・引用
今日も墓川は、ロック史の問題集とにらめっこを繰り返していた。ここ数日至る所で、座り,問題に行き詰まると、せめてもとの思いからいたらぬ逆立ちを繰り返し、いたずらにタンコブの数を頭に重ねた。これはロック史のポアンカレ予想なのだ、気長に取り組むしかない。白髪頭の真ん中にそびえ立つ瘤の裂け目から昨日ジャガイモの芽が顔をだした。

(無題) 投稿者:と 投稿日:2012年 5月16日(水)19時20分27秒 返信・引用
そのアマゾンの部族は今日はとかありがとうにあたる言葉を持たず、色や数を表す言葉もなかったそうです。8ヶ月算数塾を開きましたが、1+1を理解できた人はいなかったそうです。守護神や創世神話もなく、朝起きて夜寝るということもなく、お休みの代わりに「寝るな、ヘビがいるぞ」と言うそうです。食べられる時に食べ、あとは何日も食べずに耐える。そんな人たちの前で演奏するとしたらどんな音楽でしょうか。

その人は施設で育てられ、親というものが分からないそうです。親に感謝、とかいう日本のラップや演歌はかれには届きません。その人の前で何を演奏できるでしょうか。

その星では男女がなく、皆植物的な単性生殖によって生まれます。タオ君のラブソングは通用しません。かれらの前でなにが演奏できるでしょうか。

 

(無題) 投稿者:た 投稿日:2012年 5月16日(水)11時57分32秒 返信・引用
第何部まで進んだだろうか?一拍曲が進んだ所で、曲は止んでしまったように見えた、しかしそれは間違えである。次の拍がくるまで1000年待たねばならず。会場の営業時間内に収まりきらないためやむなく中断される。

かつてルーは毛皮のヴィーナスで歌った

俺は疲れた
俺は飽き飽きしてる
1000年だって眠ることが出来る
1000の夢が俺を起こしたとき
違和感が涙する

これはピンときた。これは地球のロックに飽きた男が宇宙のロックを本気で志して、本当に二拍目をまってしまった様子を歌った曲なのだ。それがどんな違和感と涙なのかこれから考えてゆく必要があるであろう。

 

(無題) 投稿者:た 投稿日:2012年 5月16日(水)11時44分20秒 返信・引用
あがきあがき、あがき続け転がりながら一度、ステージからはけてゆく、重力にあらがう事こそ地球のロック史か。かくして第一部地球のロック史編が終了し、麦芽を補充した泥水氏がステージに帰ってくる。強烈なコントラスト、今度の体はハトほどに軽い。

(無題) 投稿者:た 投稿日:2012年 5月16日(水)11時31分40秒 返信・引用
数曲終わると、ここは地球のマナーとばかり泥水氏がお客さんに向かって話し出す。MCはロック史における重要な役割を果たして来た。8%くらい大切だ。「みさなん、今は日、来くてれあてりとがう!」。宇宙にいる間、歳をとるペースが少しゆっくりだった泥水氏は元気一杯だ。「僕は今ら夜、ロッ史クをマテーに、を曲演し奏てきいすま。どうゆぞっくり楽んしでっいてださくい!」一見フランクだが意味が通じにくい、MCを終えるとおもむろに全ての弦をユルユルにして時間の流れはスロー再生のようにゆっくりになり会場に重力がかかり始める。誰かがホテルのジャイアンツタオルを元に戻してその上にフォフとバンクホークスの水筒をおいてしまったからだ、アンテナマークを少しでも減らそうと泥水史は身を屈めたり、物陰に隠れながら重力の支配からのがれようと必死の抵抗を試みる。

(無題) 投稿者:た 投稿日:2012年 5月16日(水)10時25分53秒 返信・引用
静止したステージは一見したところブルース・マクレーンの世界初のポーズバンドを思わせる。しかしよく見てみよう泥水氏をはじめとした演奏家たちは、外的偶然を自らの意思表示に転用し、靴ひもの揺れ、ヒゲの揺れ、発汗、においなどの個体別の要素で意思表示し、塩の満ち引きに呼応した体内ファンクションのシンクロなどを用い楽団としてのハーモニーを作り出している、ように見えなくもない。静寂を破るように今日の取れ立て野菜をタクト代わりにした泥水氏が腕を振り上げると、オーディエンスは一斉に耳栓を耳から外す。その瞬間だ、泥水氏の滞在先に干した読売ジャイアンツのオレンジ色のタオルがバサッと音を立てて、落ちる。その音で、砧公園のハトが一斉に空に飛び立ち、ハトの集団心理が5km先のミミズたちを驚かし、体を二度程くねらす、その微弱な空気の揺れが、プーに戻って来たとき、泥水氏はギターの弦を再度しっかりミュートし直す。この間わずか2とコンマ8秒の出来事である。何も無かったかのように、東京のMKタクシーはプーの前を通過してゆく。演奏は続く。

(無題) 投稿者:た 投稿日:2012年 5月15日(火)20時48分56秒 返信・引用
情報量、感情、音数の相関性と為替レートに留意し、振動している弦の本数には常に目を離さぬよう最大の忍耐が求められる。あくまでも希望的観測ではあるが、あらかじめ2~4本の切り捨てはやむなしといった態度で臨めれば空気を揺らす事が出来ない局面を切り抜ける処方箋が見つかるのではあるまいか。
活動基盤としては、他行から拍の借り入れを繰り返すことで一時的に急場をしのぐといった方法も考えられる。タカラガイの通貨は全国のパチンコ屋の換金場でジギー・ポッポの網タイツかバウウィーの握手券に変えてもらえる。

(無題) 投稿者:と 投稿日:2012年 5月15日(火)16時07分13秒 返信・引用
・空気のない宇宙でも、貧乏人の奴隷は音数を多くし、資本家、貴族は無音を気取る。演奏者はステージに立ち、空気の振動を使わない演奏をする。つまりただ立っているだけに見えるかもしれないが、そこに飛び交う情報量の多さ少なさを渚が判定し、それに応じてタカラガイの通貨を支払う。多く貰おうとすれば奴隷労働者としての出自が知れるので、渚は白髪になるまでかれの頭を撫でる。通貨を貰わなければ、シアタープーの下の通りに出て、新宿東南口で「アウシュビッツと南京大虐殺は無かった」と大声で100回叫ばなければならない。

ちょっと一息ティータイム・地球のロック①松上コータローとパナモード・ソニックス 投稿者: た 投稿日:2012年 5月15日(火)15時10分39秒 返信・引用
松上コータローはチンドン屋の丁稚奉公からそのキャリアーをスタートさせた。その後、フォークギター一本で独立した彼は、街角で歌い始めた。血のにじむような努力と試行錯誤を重ね、次々と様々な新しい奏法、歌唱法を確立していった。競合他バンドの合併吸収を繰り返しのちにフル・オーケストラをバックにしたロックバンド、パナモード・ソニックスを結成。またバンドマスターとしてバンドマン達の給与支払に独自の制度を導入した。ドラマーは一度スネアをたたくごとにいくら、キックを入れるごとにいくら、リズムギターであればワンストロークいくらといった具合に、演奏前日に個別に契約を結ぶ。分かりやすく言えばメンバー個々人が個人事業主と言った形である。それに従い松上はチケットとグッヅなどを合せた売上から足が出ぬよう、独自にスコアーを書き換え曲の良さを保ちつつ、音数を減らしコストを削減するバンド運営を行った。それは、松上マジックと呼ばれ多くのフォロワーを生んだ。感情と金銭的な制約が生み出すやや抑制されたハーモニーは電車のダイヤグラムマニアもうならせる楽譜の美しさを生み出し。地球のパナ・ソニックスの名を宇宙に轟かせた。

(無題) 投稿者: た 投稿日:2012年 5月15日(火)15時08分11秒 返信・引用
・ベタなニューウェーブを演奏、サビに入ろうとする所でグッとこらえて、カッコいいポーズで静止して次の曲に行く、すると次の曲の三小節目で、さっきのサビがもうしわけなさそうに帰ってきて渚がずっこけて白髪になる。

(無題) 投稿者:と 投稿日:2012年 5月15日(火)11時16分26秒 返信・引用
・息を止めてベタなニューウェーブを演奏する。吸ってしまったらそこでおしまい。負けた人を渚が吸盤で撫でるとそこが白髪になる。
・飛び上がってベタなニューウェーブを演奏する。床に落ちたらそこでおしまい。負けた人を渚が吸盤で撫でるとそこが白髪になる。
・逆立ちしてベタなニューウェーブを演奏する。倒れたらそこでおしまい。負けた人を渚が吸盤で撫でるとそこが白髪になる。
・ガムテでぐるぐる巻きにされてベタなニューウェーブを演奏する。出来なくて止めさせられたらそこでおしまい。負けた人を渚が吸盤で撫でるとそこが白髪になる。

 

「その気持ち・・・ロックかも知んないよ」 投稿者: た 投稿日:2012年 5月13日(日)21時58分59秒 返信・引用
「ああ、弱まった土星のフォースをどうしたらいいんだ」車中ため息をつく墓川をうざそうに一瞥してため息をつく渚。チェルシーホテルをバックに写真をと思い、犬のウンチをふんだ苦いエピソードを思い出し彼の心をますます沈める。「ロックロックばっか言ってないで、せっかく来たんだから景色でもながめなさいよ」見上げるとタイミングよくスカイツリーが、墓川の目は一瞬で600mの建造物を舐めあげた。って、これじゃ日光に行っちゃうじゃん。電車は一個人の都合でUターンは出来ないもの、泣く泣く工房見学をあきらめて東照宮に向かった。あそこのパワースポットがきっと何かロックの大事な事を教えてくれる筈。電車が着くと期待膨らむ彼は東照宮域のバスに乗ろうとするが、渚にTシャツの袖を思いっきり引っ張られて、引きづり倒される。「おお、なにしてくれるんだ、俺のお気に入りのタゴマゴのTシャツ、のびちゃったじゃねえか、レアなんだぞ」そういうと、50m先から走ってきたような勢いで渚は「そういうお前みたいなナルくてキモイロックファンが多すぎんだよ」と吐き捨て。ウィンブルドンみたいにスパコンと墓川の尻と分身ごと蹴り上げる。倒れ込んだ所を踵で墓川のこめかみをグリグリと焼けたアスファルトにすりつける。「それよりメシだろう」、「ばかりばすた・・・」泣きながらスマートフォンで食べログを検索しようとすると、腕ごと蹴り上げられ、宙に飛ばされた。「寺山が生きてたらおめえみてえなキモ男ばっかでがっくりするだろうな、『iPhoneを捨てよ、恋人と話そう』だろうが」墓川は泣いていた。そういわれると、たしかに自分はロックの前に一人の人間としてまともに機能していな気がする。いや間違いない。俺にロック史を語る資格は露程もない。結局墓川と渚は、食べログで検索しなかったせいで手打ち蕎麦店一軒手前の、手打ちじゃない蕎麦屋で昼食、スペイン人バックパーカーの集団とと蕎麦をすすった。もったいないと思って最後に全部入れたわさびが鼻に強く突き上げる。渚の気分はすこぶる悪い。結局は開き直りのベタなニューウェーブか・・・せめて・・タコ踊りをかるくして、スペイン人の集団から笑いをとっていると、渚が冷めた目で支払をしている。とにかく無事に家に帰れる事を願いそれ以外は何も考えなかった、すると長い階段を上る途中後ろから肩を叩くので恐る恐る振り返ると渚が笑いながら言った。「その気持ち・・・ロックかも知んないよ」

 

(無題) 投稿者:と 投稿日:2012年 5月13日(日)21時43分8秒 返信・引用
渚さん お元気そうで何より

 

(無題) 投稿者: た 投稿日:2012年 5月13日(日)17時38分37秒 返信・引用
月末は、エバーノートの容量が一杯になるに連れて墓川の気持ちは落ち込んで行く。さっき渚がなでた頭の吸盤に墓川の真っ白な毛髪が大量にくっついていたのだ。あなたもつらいでしょうけど、これから二ヶ月間、タバコと50万枚以上売れなかったレコードを聴いてはダメ。バァウウィーを伐つ前に心労であなたがくたばってしまうわ。心配しなくて大丈夫、私のエヴァーノートでばっちりまとめといてあげるわ。かくして墓川は今までの断片を渚に伝え、ロック史のかんたんなまとめを託した。
 良く出来た女である。毎日懸命に楽天市場での日用品の買い物、クックパッドでのレシピ検索、お菓子のまちおかで買ってきたお菓子を食べる合間をぬって三日に一回十分くらいの割合で嫌な顔を沢山見せながら、がんばってくれた。
一週間後、「はい、これ」と手渡された紙には、わけわかんねー自分でやれ、と手短に書きなぐられていた。「なんでやねん」と大阪府からクレームがつきそうなイントネーションで突っ込みを試みる墓川だが渚の憎しみのこもった目に瞬殺される。
居づらくなった墓川はソファに横たわる権利を渚に渡して、冷蔵庫をのぞいた。「長ネギを買ってくるわ」その場の空気に波を立てぬよう。フワッと声を出した後、息を殺して勝手口から飛び出した。
200mくらい離れた所でハーと息を吹き返した。生活が無呼吸になればさきに酸素が足らずに死ぬのは男である。ああ、しまった、携帯を忘れた。
仕方なしに電ボから泥水に電話する。「ああ、冬道さんっすか?」墓川はぎょっとした、応答した泥水の背後にガッしゃん、ガッしゃんと機械の音がするではないか。「ああ、あれですか?そうです工房をオートメーション化しました」。ちっ仕方ない、墓川は渚に電話して、一緒に松山に行くぞと伝え着替えをもってこさせた。
結局俺にとってのエバーノートって何な訳?手帳になれない新米デカのようにペンを握った墓川は渚と一緒に電柱から電柱へと走り出した。三本目の電柱で渚が言った「電車に乗る前に、お菓子のまちおかに寄っていい?」「ああ、モチさ」かくしてダイスはふられた。

(無題) 投稿者:と 投稿日:2012年 5月13日(日)15時07分35秒 返信・引用
その頃泥水冬道は工房で、土星のフォースが弱まっている、、などとエバーノートに書き込んでフェイス・ブックのリンクを外し、アメブロに6月9日の宣伝を載せたりしていた。渚のキャラがカギなのに、墓川はそこを避けてるな。シュザンヌ・ヴァラドン、有元ヨーコ、白髪富士子、彼女らのジェンダー論が美術史には欠けている。渚を智恵子抄にするつもりか。渚をもっと出せ、と福岡さんが言ってる。

(無題) 投稿者:と 投稿日:2012年 5月13日(日)14時43分43秒 返信・引用
盲いて聾者となって呼吸せず、生きながらブルースに葬られた墓川はロック道は死ぬことと見つけたりなどとツイートしながらサンラータンとサン・ラの語呂だけで土星に行くことにした。マースラビットこと橋本うさこに貰ったゾロフトとパキシルとソラナックスをあるだけ飲んでムール貝を食べれば下痢と嘔吐でトーラスが生まれ、ワープできるのだ。月光荘系のゲスト・ハウスが沖縄と松山と京都と火星と土星にあるので、そこに安く泊まればよかった。そこではいろいろな星のトラベラーたちが、カトマンズはゴミ多くてさ、などと情報交換していた。saturn stripで土星ノリを出してきたアラン・ヴェガ、saeta/vegasで諦めきった避難民の衰弱したエイトビートを使ったNicoも泊まっていたのでその夜、チェルシーホテル化した月光荘にサン・ラ・アーケストラのミュージャン達が油そばを食べにやってきたのは当然の成り行きだった。墓川は彼らの笑顔に癒され、土星で「ほなどーせーちゅうね」という心境で地球のベタなニューウェーブに居直っていった。そう、ロックとは諦めて近づいていくことなのよ、といつの間にか付いて来た渚が八本足で墓川の頭を撫ぜた。

陶芸教室 投稿者: た 投稿日:2012年 5月13日(日)14時31分34秒 返信・引用
最近の墓川の楽しみと言えば職場への行き帰りで、自分でロック雑誌の見出しを作ったり、ロックのIFを考えて音を想像することだった。

アクセル・ローズがガンズを捨てて狩人のメンバーとして復活か!?
かたやガンズにはニックドレークが電撃加入!
ローリングストーンズのトレードマークから出っ歯が飛び出ていたら売上は変わっただろうか?

そのうち色々なロックスターのボーカロイドとかで出るんだろうか、俺はいったい誰のが欲しいんだろう。考え込みながら、前方不注意で停車している車にぶつかった。鼻血は出たが、河村隆一のがでたら欲しいなと思った。

途中、薬局で安めのユンケルを買って身体をキュッとさせる。

バディーホリーが眼鏡をかけていなかったら、エルビスが腰じゃなくてフレンチドレッシングを振っていたら、ザ・バンドのラストワルツをクロサワが撮っていた・・・ウウェーーッ、パラレルなロック史を想像する墓川はその余りの広がりに気が遠くなり吐き気を催す。空っぽの胃袋から、返品不可になったユンケルがリバースしておろしたてのユニクロシャツを返品不可能にする。弱い物達が夕暮れ・・・みたいな状態だな。つかれてんのかな、足が臭い・・・靴下を脱いでリラックスしようと足下をみると穴があいた左右の靴下の色が違う。無意識だったとはいえ、ローファイのマナーにとらわれすぎている自分を墓川は恥じた。

飛行場に向かう火星の成田エクスプレスみたいな電車。中吊りでロックフェスの広告を見た、『冥王ロックバトル』色々なロックスターがお互いの代表曲を交換して演奏する勝ち抜きスタイルの新世代ロックフェスとのうたい文句であった。しかし墓川は知っていた。その内有料チャンネルで放送する事を。その方が安くつく・・・横を見ると見覚えのあるようなデザインの小さなチラシがあった。無許可で急いで張ったみたいに斜めにずれている。「ああ、分かった」墓川は得意そうに言葉をもらす。「これはヒプノシスのデザインだ。なになに・・・泥水冬道、陶芸教室・・・」。

始めは、墓川には泥水が陶芸家として、柳腰と気崩しの色気を出して現ロハスの元文科系主婦を取り込もうとしているだけかと思った。しかし、墓川の考えでは、答えは違った。つまりこうだ、説明しよう。フロイド世代のオヤジ風に言えば『陶器が割れる・・・ふたつに』であり、哲学的に言えば『この壷をみよ』であり。まじめに言えば、初心者から上級者まで、懇切丁寧な指導をうたい文句にした、ロックの正史に対するレジスタントのたまり場を作る狙いがある事を。

墓川の頭では痛いくらい大きな音で、マークボランが歌う尾崎豊の「スクラップアレー」が鳴り響いていた。

(無題) 投稿者: た 投稿日:2012年 5月13日(日)00時30分57秒 返信・引用
頭の中では鼠先輩の話しが、グルグルとまわっていた。ロックのサニーサイドしか知らなかった墓川にとってそれは俗にいうウルトラマンのチャックであった。ロック史の政治的側面を知ってしまった今の墓川の耳には、どんな音楽もとどかなくなくなっていった。いや今や彼は完全にロックを聴く聴覚を失ってしまったのだ。

心を落ち着かせようと、墓川は、一人真夜中の厨房に立っていた。肉の冷凍ブロックを両の手のひらの熱で柔らかくしていたのだ。そのせいで表面は真っ赤で今にもあかぎれそうではあったが、肉の方は今では彼の意のまま、従順に変形する柔らかさになっていた。おもむろに鳩の形を作ると小麦粉をまぶしてそのまま高温の油に突っ込み、浮かび上がってきたところを素手でつかんだ。表情一つ買えずに油でびちゃびちゃなそれをレコードプラーヤーにのせてスイッチを入れる。手のひらにやけどを負ったが、ここまで無呼吸で出来た自分に満足したように笑うと、むなしくまわる鳩に口づけをしてまた火傷を負った。

泥水さんに電話を一本いれた。「ロクロの裏、ヤバいっすよ、昆虫のふりをしたピンマイクで、電話回線つかってクラウト系の奴ら、もってってますよ」もう耳が聞こえなくなっていたので泥水さんの返事は聞かずに受話器を置いた。

ボストンバックに数日分の着替えと、新聞紙にくるんだ肉切り包丁、鼠先輩のブロマイドとコーラン、辞表と猿ぐつわを詰めると。墓川は職場を後にした。もう戻るつもりはなかった。

それはサンラータンみたいに酸っぱい夜だった。

(無題) 投稿者:と 投稿日:2012年 5月12日(土)17時43分40秒 返信・引用
いきなり鼠の小便の臭いがしたと思うと、っぽっぽぽぽぽぽりっくぽっぽぽ・・ 鼠先輩じゃないすか! そこに現れたのはジギーポッポではなく鼠先輩だった。説明しよう。CD業界の危機感から技術開発が進み、いまや臭覚と出前コンサート形式ホログラムは常識となっているのだった。福岡一騎談。
オレは火星でカセネタを結成し、母ちゃんのぽぽが聞こえるという曲で無呼吸を追求していたが、そこで渚を通してジギーポッポから無呼吸を教わってギロッポンに来たんだ。オレが引退したのはその秘密を知ってバァァゥウィー狙われたからだ、と鼠先輩は説明した。
そう云えばっぽぽぽの時息してない。。どうやったら無呼吸をマスター出来るんだろう、と墓川は思った。泥水冬道のところに行け。そう言って鼠先輩は消えた。
墓川が愛媛県にある泥水冬道の工房に着くと、ロクロを習いに来ている雑貨屋アーリントンロウのエツコが、スマートフォンで「いま、冬道さんの工房に来て陶芸体験中。とてもゆったりとした時間が流れていまーす。」となどと呟いているところだった。冬道はエツコの作ってきたケーキを食べながらマガジンのA-BOUT!を読んでいたが、ふと、エツコのロクロを見て、エツコさん、そうじゃない、引き上げる時は息を詰めるんだ、と言った。
そうか!これが無呼吸か!興奮する墓川に気づいた泥水が、きみもロクロやってみたい?この前も灰野さんが来てはまっちゃってさあ、などと話しかけるのを無視して墓川は工房を飛び出し、息をしないで火星に帰り着いた。

 

悲しい色やね 投稿者:た 投稿日:2012年 5月12日(土)12時28分9秒 返信・引用
なんで新世界にいるんだ。キニャルワンダ語で呟いてしまった事が原因とは気づいていた。愚痴ってはみたものの、まんざらではない様子で、両手に串カツをもち、火星の砂を常連にくばって回る気が利く墓川。テレビでは「大惨事アフタービフォー」という新築の家へ出向いて、ドアをセメントなどで塞いだり、床を適当に抜いてしまう意地悪な番組がやっていた。「ひっくりかえしゃいいわけじゃねえよな」横にすわっていたおじさんに言われたので、そうっすねなんて言いながらカツをソースに浸す。突然店の空気が凍った。「あんあちゃん、やちまったな、ソースの二度づけだ」。「帰れ」「帰れ」帰れコールを浴びて墓川は店をでる。悲しい色やね、ああ、呼吸はださくていやだな。少し泣いていた。この時墓川は、17歳みたいに呼吸を憎み、無呼吸に恋してしまった自分を知る。気づけば事務所の机のうえで突っ伏していた。とにかく記事を書かなくては。悪いと思ったが女のロッカーをあさった、案の定数枚のCDがあった、そのうちの一枚は彼女の親父ジギー・ポッポのアルバムだ。本当の無呼吸・・・ゴクリとツバを飲み、再生機に盤をのせた。

火星ラプソディー 投稿者:と 投稿日:2012年 5月12日(土)10時37分39秒 返信・引用
所謂ロックとは過呼吸であり、真のロックは無呼吸である、と信じた墓川は自分の首を絞めたり、湯河原で女の首を絞めたりしてみていた。宇宙私小説やな、と鳩が呆れて突っ込んだ。ガンジャのモタコがしゃしゃり出て来て、「大阪ラプソディー」を歌った。薄れていく意識の中、墓川はキニャルワンダ語で「イシヌチャ(ああ、すっかり新世界や。)」と呟いた。”チャ”表記はcwだが、微笑む口の形で発音しなければならない。やっとわかったわね、そのスマイルがロックなのよ、と渚が火星ロック漫画風に言った。火々ロックかい!と火星のクリトリックダルガリスが落とすと、三つ寺会館一階のどら猫ロックもよろしく、とコニーがすかさず営業するのだった。

 

ヒッピーと空気は死んだ 投稿者: た 投稿日:2012年 5月11日(金)22時43分37秒 返信・引用
レコード屋に行きたがらない女は口と足が臭いに決まってる、悪たれをついて、ふてくされた墓川は眠りこけていた。本社が地球にある為、あっちのカレンダーで生活していた。ともかく日曜は休みなのだ、昨日女が歌っていた、「はとに知られたわたしの心」を反芻してみようと試みる。・・・リズムが思い出せ・・・いや、リズムはなかったのだ。メロディーを口ずさ・・・いやメロディーもなかったのだ。寒気がした。その瞬間頭の中では、ロートのCMのように飛び立った集団からはぐれた一羽が、地球に向かう。飛び降りたのは、沢山の観衆・・・これは、69年のウッドストックだ、シャウトするジョーコッカーの口に頭から突っ込む、友達の小さな助けを借りて、彼の口から鳩が引っこ抜かれる。その時にはもう息絶えていた。この瞬間うっすらとだが墓川は気づいていた、呼吸を、空気を必要とする所には本当のロック史は存在しない。自分の首を絞めて意識が落ちる寸前で墓川は手を緩める。一時間ほど繰り返しただろうか。真っ青な顔をした墓川は床につっぷしたまま気を失った。昼過ぎ目をさました墓川は、ネクタイスーツ姿で職場に向かっていた。「ヒッピーと空気は死んだ、電子マネーと無呼吸の時代にロックの存在意義とはなんであろうか?」一人ぶつぶつと呟く彼の髪は真っ白になっていた。

 

i am a stranger 投稿者:と 投稿日:2012年 5月11日(金)21時11分9秒 返信・引用
マース・アンダーグラウンド、火星スーサイド、などの極端な倒立八本足奏法の大味な逆エイト・ビートを買い漁る墓川を、女は悲しそうな眼で見つめた。
あなたは辺境に足を掬われてほんとうのロック史を知らないのよ、ほんとうのロックはね、空気のないところにあるはずなの。わたしは火星人に化肉しているだけで、本当はアンドロメダのジギー・ポッポの娘、つまりここではストレンジャーなの。ジギー・ポッポはバァァゥウィーに騙されて低周波域の声を少し上げて地球で奴隷にされてしまったの。空気のないところのロックは鳩の形をしていて、頭の上に降りてくる。
そして渚は「はとに知られたわたしの心」という歌を歌った。歌ったというより、いきなりデジタルな情報を墓川の脳に捻じ込んだのだ。墓川の眼の裏側に閃輝暗点のようにはとの形をした光が映っては消えた。

 

火星初のロックアルバム「火星に堕ちてきた男/サランヘヨ」 投稿者: た 投稿日:2012年 5月11日(金)15時19分34秒 返信・引用
ちょっとした知恵熱か、冷凍牛肉のブロックで頭を冷やしながらキーを打つ。結果としてバァァゥウィーは大分厄介な創始者であったと言わざるを得ない。それまでに地球関係のゴミが堕ちてくることは何度かあったが、さすがに地球人が堕ちてきたのは初めてである。この事業に多額の資金を投じ、地球のカルトヒーローから、宇宙規模のヒーローへと転身を試みた彼だが、一度電通に話しを持ちかけはしたが、自らの自己プロデュース能力を買いかぶりすぎ広告費をけずったため、つめがあまくなった。結果として彼は違う星のカルトになり、若干の借金が残った。戦メリ出演の裏地状とはつまるところそれが原因でないかと僕は邪推している。なぜなら劇中の彼はまさしく火星人のなかに放り込まれたとまどった地球人、一介の牛丼屋の支店長である私が現在直面している状況にあまりにも似ているから。横道にそれすぎた。

 本題に戻り、地球のロック史実に照らし合わせると、その時期ちょうど彼は、音楽業界から足をあらおうと考えており。アルバム「火星に堕ちてきた男/サランヘヨ」は実質、彼の地球上のキャリアの引退作という側面もそなえていた。
 そこで彼は壮大なフィナーレを迎えるべく、過去作品で培ってきた、火星関連の知識、演出、人脈、その他全てを総動員した壮大なスペクタクル作品としてヴィムベンダースとキューブリックにそれぞれ2本の映像作品に仕上げさせる予定であった。結局使われる事のなかったその映像、宇宙船内の様子はキューブリック『2010年宇宙の旅』、火星の荒涼とした景色はベンダースの『パリ、テキサス』に転用されている。

ちなみに名曲『サテライト・オブ・ラブ』はこの企画をバウイからきかされたルー・リードが餞別に作った曲だと言われているが、この曲が出来たときは、まさか自分が地球に戻ってプロデュースをするとは露にも思わなかったであろう。

 一番の誤算は、実際の火星人の過度に疑い深い、何でも徹底的に疑い倒す性格に起因していた。かれの頭の中の典型的な火星人像はトミーという地球に帰化した青年で、シャイで傷つきやすく、何でも信じやすいお人好しだった。それに即して立てた計画はつなぎ目のないブロック塀のように次々といとも簡単に崩れ去った。

現地当局に拘束された彼は、華々しい火星の大舞台での引退ライブレコーディングのかわりに、自分を証明する為のドキュメントとして、監獄の横に申し訳程度に立てられた小屋で一日でアルバムをレコーディングした。しかも音が殆ど伝わらな環境でロックのフィーリングを伝える為に、身振り手振り、ハングルの感覚、ルーリードからもらったサングラス、フォークギター(サウンドホールをみた警官は皆腹をかかえてわらっていた)変顔、タイトすぎるスラックス着用事の血液の流れ、etc使えるものはとにかく何でもつかった。かくして火星初のロック「火星に堕ちてきた男/サランヘヨ」は完成し、彼はクルーとともに7日後に釈放され、火星を後にした。

地球のロック史からみれば、ちょっとしたこの駄作が、この星のロックの源流としてどのような流れを育んでゆくかこれから追っていってみよう。

 

世界を売った男は、その金で火星を買おうとしたのか/ボランブギの呪い 投稿者: た 投稿日:2012年 5月11日(金)12時46分59秒 返信・引用
まず翌日出社すると、今日から新しいバイトの女が来ていた、とにかくデカかった。カプセルホテルで立っているみたいに首を曲げた女に仕込みのイロハを教える。どうせ客はくるまい、今教えた事を百回ほど繰り返しておぼえたら今日は終わりだと次げ、私は、そそくさと事務室で伝票の整理をするふりをして、パソコンを立ち上げた、「ロック。ロック・・・」心は急ぐものの、何から書いたらよいか皆目見当はつかない。プールサイドですねた水玉女の足のように、二本指が6と9のナンバーキーの上でビートを刻む、・・・そのときだ、ドーンという音、っぽい感覚をうなじの耳っぽい部分で感じて厨房へ走る。「大丈夫か!?」っぽいジェスチャーをして、床に倒れたバイトを起こそうとする。デカすぎる、結局足を引きずって事務室に運び込む。私は生き急いでいた、そのままパソコンのキーに手を置いた。その時だ、サランへヨ・・・サランヘヨ・・・。誰かが何か呟いたように思えたので振り向くと、女は目をさましていた。
すると女は敵意むき出しの目で、懐から一枚のCDを私に差し出す。手に取って眺める、見覚えのある名前。デビッド・バァァゥウィー「火星に堕ちてきた男/サランヘヨ」・・・!一番に私の頭にうかんだのは、やってくれたな、一本とられたという気持ちであった。彼がいまだに火星中で衰えない人気があるのがこれで分かった気がした。結果としてボランブギーの周波数が届く前に、彼は偶然を装って火星に落下したのだ。まるで大宇宙の端から堕ちてきた天使であるかのように。
女は、1.5リットルの綾鷹を一口で飲み干すと、一瞬にして、この星のロックの歴史を語りつくした。気づけば髪は極端にカールして、かなり濃いめの・・・マークボランそっくりだ。そうだ、これはマークの呪いだ。そう悟るのに時間はかからなかった。ブギーはその執拗な反復に呪術の効果を高める為の音楽形態でもある。この星のロック史を考える場合、まさしくサランへヨ、ハングルのような強烈な創製とバウイーの自己プロデユース、呪いのブギーは不可聴な通奏低音として、その創始から現在にいたるまで途切れる事なく鳴りつづけていると想定しなくてはなるまい。

another girl another planet 投稿者:と 投稿日:2012年 5月11日(金)01時20分50秒 返信・引用
スタ丼火星支店長でロック評論家の墓川(タオ)はバイトのイケてる火星の少女(渚)に出会い、デビッド・ボウイが「火星に堕ちてきた男/サランヘヨ」というアルバムを作ってその後再び地球に帰ってしまった時から火星のロックが始まったことを知る。墓川は渚に導かれ火星ロックの辺境に嵌ってゆく。その間に地球は消滅してしまう。

手探り状態の支店の経営は早くも暗礁に乗り上げた。ダブルワークに活路を見出そうと、まず意を決しJPOP星に別れをつげる。 投稿者:た 投稿日:2012年 5月10日(木)23時29分36秒 返信・引用
店が開いて二週間、あちこちに表れる末期の症状。もはや長くはないと思っていました。こっちの人が外食をほとんどしないからなのか。バイトの子も分からない、どう怒っていいかも分からない。普段穏やかなのに何かをただそうとすると好戦的な民族の血が騒ぐのか、ドンブリをカウンターに叩き付けて威嚇をうける。こっちの人はでかい。成人女性でも2m50cm位~だからこちらの平均の+1m位でしょうか。現地コーディネイターの小林君はもうおらず、仕入れた肉は冷蔵庫で固まってカチコチになり、もう薄切りの肉一枚ねじ込む隙間も見えない。鬼の形相で私の裁量と権限、わずかな望みをのせた赤いマジックで賞味期限を先送る。どん詰まりの近未来が見えたその日の夜、地平線まで見える社宅のベランダから見える砂がダイヤモンドダストみたくきれいだ。裏手は若者がやってくる行楽地で夜遅くにもかかわらずにぎわっている、イケてる男女が鉱物を採掘する鉱山だ。地球で言ったらビーチみたいなものかと、ふと思う。
 結論としてダブルワークやむなしと判断した私は、ビールの蓋を抜く、地球の数倍膨らむ気泡にも無論音はない。ネットで空き時間にできる仕事をさがす、学生時代のロック雑誌に投稿していた経験を生かし、ネットの記事を書こうと思った。「ロック」に関する記事、400文字の記事100件で4200円。コンペ式。もちろん自分以外の入札はない。しかし私の決心は固かった、これは生きる術である。ダイモスに向けて突き上げた拳に砕けて刺さった懐かしのキリンラガーの破片と赤い血。こっちに来て初めての深酔いだ。トレパン姿でベランダに立った私は無造作にソファのうえのCDをつかんだ、火星の大気のおかげで翼を得た地球産の円盤、全方位にプリズムをたたえたayuのCDは鳥人間大会新記録よろしく消失点めがけてグングン小さくなってゆく。AVEXって火星で呟くといい名前だなって、その時になるまで気づかなかった。CDは俺の視界から消えていた。さよなら、故郷、そしてJPOP星。もう地球には帰れないと本当はわかっていた。明日から頑張ろう。

(無題) 投稿者:と 投稿日:2012年 5月10日(木)14時03分3秒 返信・引用
ステージ爆発後、やっと落ち着いてきたと思ったら初めはぼんやりとした闇です。それからぼんやりと明るくなりはじめます。そう、舞踏公演の照明係のセンスです。プログレ紀ですね。しばらくは陰陽がサイケに混じり合っています。それから明るさと暗さはストロボのようにきっぱりとしたカッティングで入れ替わり始めます。その点滅の中に陸地のような低周波が見えてきます。ホークウィンド紀ですね。それからそれ以外の部分が酸化と還元のふたつの要素にハードに変化します。そこからスクーターに乗ったスタ丼井の頭ブロック支店長のメタル意識が立ち上がります。その途端かれはサーフィンとホットロッドに分裂します。ここまで可聴音はありません。かれは何から解放されたのかを知ってブギーを踊り、何から解放されていないのかを知ってフェイスリフティングし、足裏にはタコの刺青を入れます。

 

(無題) 投稿者: た 投稿日:2012年 5月10日(木)00時27分15秒 返信・引用
わかりました。少し考えてからやってみます。また質問させてください。考えてみたらすた丼の支店長ってことは大分逞しい男なんですね。

(無題) 投稿者:と 投稿日:2012年 5月 9日(水)12時19分41秒 返信・引用
多和圭三は80年代の初期からずっと鉄の塊をハンマーで叩き、表面に少しだけ痕跡が残る、というだけの作品を作り続けています。ぼくが音楽をやっていた期間とほぼ重なる年数、ひたすら鉄を叩いていたわけです。かれのもの派的な時間とぼくのバンドマンとしての時間の差は、別々の星のように大きいけれども、大きな流れの中でそれを結びつける何かがあるかもしれず、それをそれぞれの言葉で見つけて、実際に演劇の音として展示するということのために、福岡さんがキュレーターとしてこの掲示板を設けたということなんでしょうね。

(無題) 投稿者:と 投稿日:2012年 5月 9日(水)12時06分32秒 返信・引用
空気の全くない所でロック史はあるか。これはデジタルな脳内フーリエ変換でしょう。無音では芸がないけれど。
さらに、空気や重力が違う火星に現地宇宙人がいてバンドもあると仮定して、彼らと在住地球人のそれぞれのあるいは共通の”ロック史”はどうなっていくか。そこにタオ君がスタ丼店員兼ロック評論家として渡航した訳ですから、どう影響を受けたか、ということを、ブルース、ロックンロール、サイケ、ハードロック、へヴィーメタル、グラム、プログレ、パンク、ニューウェーブ、オルタナ、hiphop、Jpop、などのジャンルを対応させて書いていったらどうでしょうか。まず歴史的な順番が変わるかもしれませんよね。始まりはプログレ、とかね。その際、スピードとエレクトリック、といったいくつかのロックの要素が異なった状態であることを念頭におかなくてはなりません。反抗と暴力衝動、戦争賛成あるいは反対の一体感、愛と平和、リアリズム、エロス、といった観念は形を変えて引き続き残っているでしょう。形にしなければならないので、具体的な演奏方法も考えなければなりません。

 

(無題) 投稿者:た 投稿日:2012年 5月 8日(火)10時44分15秒 返信・引用
逆フーリエ関数というのは、音楽っぽい物を言葉に置き換えてそれを音に変えたり、野球のスコアブックやクックパッドのレシピを演奏するような感じでしょうか?

 

(無題) 投稿者:た 投稿日:2012年 5月 8日(火)10時20分8秒 返信・引用
コズミックダンサーに懺悔するジギー。←何となくわかりました。基本何を書いていったらよろしいでしょうか?

 

(無題) 投稿者:と 投稿日:2012年 5月 8日(火)05時15分3秒 返信・引用
空気がないところで鳴る音楽は当然振動ではありません。脳内でやっとリンクできます。フーリエの倒立歩行ユートピアと逆フーリエ係数に関連があると目星を付けたわけです。タオ君はJpop星の空気感でやろうとしていますが、ぼくは宇宙人はそもそも居ないと思っています。宇宙人のふりをした劇団が居るだけです。楽観は禁物です。ただ裁判があるだけです。これはたぶん法廷の音楽です。ガーン みたいな。近未来SFとは隙間産業でした。それでもなおやろうとしたのは、福岡さんの福利厚生の、ロケット花火打ち上げ必敗イヴェントの、アナウンサーを通して音を聴くためでしょう。コズミックダンサーに懺悔するジギー。
宇宙は暗い。なんにもないところです。ぼくは金正男と一度行ったことがあります。
ホテル付きのツアーでいろんなことを学びました。ネットでは言えないいろんなこと。おおわたしの地球。丸ごと窯に入れてガラス化したい。ヤボーの代償、デザアヴ。You reap what you sow. パーフェクトダンサー。

(無題) 投稿者: た 投稿日:2012年 5月 8日(火)00時39分20秒 返信・引用
まだ宇宙旅行が、一般的ではなかった1982年。前年公開された、コメディ映画『サスペンダーがお尻にくい込む25の理由』のサントラを手がけたマルタ・ウィンウッドは(日焼けた乳母車のララバイ)でアカデミー歌曲賞にノミネート。惜しくも受賞を逃すが、彼の高い作曲能力を見込んだアメリカ政府による依頼でにより、(有名な1969年の着陸の際生じた)宇宙船からこぼれ落ちた月面の画鋲を踏まないように、全宇宙中に向け注意を促すキャンペーンソングの作曲を依頼される。一度は断ったものの、長年のコラボレーターであるウォルト・ガードナーと一緒ならという条件で渋々請け負い、(足の裏に目をつけろ)を作曲する。しかしその年の暮れにガードナーが、翌年にはウィンウッドが相次いで失踪。しかし2008年の初夏、二人は突然テレビの前に姿を現す。なぜ消えたのかは謎のままだったが、人々が驚いたのは70にも近い二人の顔に皺が一つもないという事であった。記者が果敢にその事に質問すると、二人はあっさりと顔にメスを入れた事を認めた。そうフェイスリフティングである。

 

(無題) 投稿者: た 投稿日:2012年 5月 7日(月)22時46分10秒 返信・引用
土星 木星 小林亜星

(無題) 投稿者:と 投稿日:2012年 5月 6日(日)14時09分56秒 返信・引用
リディア・ランチが一曲ごとにロックの歴史を辿ったライブをやったことがあって、80年頃そこに居合わせたんですけど、それに対応したものを考えました。
最初はタオ君が逆立ちして八本の足でエイトビートを叩くんですけど、一拍が1000年なんです。三拍目だけ弱いんです。
渚さんは体質がウランなんでリズムはあれなんですけど、声が半減するのに45億年かかります。

 

墓川雪夫の宇宙名盤紀行ーカルデー・ハルロ 投稿者: た 投稿日:2012年 5月 1日(火)11時21分40秒 返信・引用
カルデー・ハルロ『メガパーセク・サナトリウム・バンド』1982年

 彼の音楽、特にリズムの質量に関する徹底的な引力の欠如、メロディーラインの密度の稀薄さには、毎回めまいをおぼえるほどだ。身体の真ん中から20km/sの電磁相互作用によって咀嚼された銀河の記憶とフィラメントはα崩壊の分離と再構築を繰り返しながら鼓膜とタンパクの殻を何度も突き破ってくる。太陽に焼かれたスポークの焦げつきは、レコードの溝と回転の生々しい再現性により聴く者の鼻孔につきつけられる。

 今回はむしろ聴くより嗅ぐ方にウェートを置いて作ったとハルデー自身も語っているように、リスナーのビットマップに応じて変態し散開星団付近のサナトリウム温泉の匂いを音の流れに緩やかにかシンクロさせる作りになっている。

そういった彼の強いレトロ・バイオフィードバック指向が局部天文学的ロックと批判を浴びる一端であり、一般のリスナーを遠ざけている感は確かに否めない。ただ、それがここ5年、ミルキーウェイ周辺で起ったムーヴメントや音楽の各成分の観測と分離を容易に可視、可嗅化し、PMB(ポスト・マイクロ・ボイド)の未来像をつかのまだが覗かせてくれてもいるのも事実である。ひょっとしたら現在のような硬直したクラスタを砕けるのは彼のような存在なのかも。少なくとも私はそう感じている。次作にさらなる期待を込めて星三つ半。

アルネブの小さなライブハウスより

墓川雪夫

月刊・イジービーツ銀河 1982年・8月号

墓川雪夫の宇宙名盤紀行-WAS 投稿者: た 投稿日:2012年 4月29日(日)22時45分26秒 返信・引用
『善なるオルフェ』 WAZ 1991年

スウェーデン人ロックシンガーのアンデシュ(1950年~2010年)は自身のバンドWAZで1970年にデビューすると立て続けに『白夜のハイスクール』、『ワーワートラッシュ』などのヒットを飛ばしした。その甘いルックスもあいまって一躍スターダムにのぼりつめる。しかし71年に発売予定だった待望のアルバムは発売される事もなく人々はその名前を忘れていった。
しかしそれから20年後の91年奇跡的に発表されたのがこのWASの唯一のアルバム『善なるオルフェ』である。歌詞から読み取れるのはアンデシュの人間への深い懐疑、長い苦悩と宇宙的なる存在への畏怖、そしてそれにつながる事が出来ないイライラと指の間のニコチンの黄ばみだ。音の方は音楽好きな中年が普通に演奏する出しゃばらないパブロックと言った感じでそのバランス感覚の妙に宇宙の奥深さを感じざるを得ない一枚。以前フェスの会場で見かけて声をかけた事があるがとても気さくに話してくれた。「日本にも行ってみたいと思っているんだ」「ZENの思想にも興味を持っている」。彼とのつかの間の会話と冷えたビール忘れ得ぬ思い出である。ジャケットには日本のファンから送られてきた写真から切り取った信号機と赤い三角コーンが用いられている。

 

通奏低音 投稿者:墓 投稿日:2012年 4月29日(日)17時54分38秒 返信・引用
衛星医学の見地から見れば、いわゆるロックミュージックと我々が呼んでいる類いの音楽は平坦性レベルの音階高低の予定調和から起り背景放射的音像への流れ(『音構成の為の天文学』参照*ドナルシェ・ボドイクの名著、一読をお勧めする)を放棄する事によってなりたっているので、広範囲への適応はまともな医者としは控えざるを得ない旨、批評家として、いたく理解しているつもりだ。

 音はその作り出された瞬間に生まれるのではなく、音それ自体すでに年齢をもっており、それぞれの役割を自ずと理解しているものなのだ。曲が朝であるならば、7歳の音は小学校に行き、39歳の音は会社に向かう。ゆったりと曲が進み生活時間で行ったら午後4時くらいであろうか?通奏低音としてどっしりと構えていた34歳主婦が突如として家を飛び出しクライマックスに向けて曲は走り出す。そしてカゴにネギを放り込みこの曲は日常としてのアクメを迎えるのだ。拡大可能でありながら永劫に失われた夢物語の音構成。

ロック史の片隅にささいなノートとして書きとどめておく。
世界中の主婦とロックに幸あれ。

小熊座の温泉宿より

墓川雪男

季刊・主婦とスペクトラム2008年秋号 寄稿

残星 投稿者:た 投稿日:2012年 4月29日(日)17時06分45秒 返信・引用
メジャーどころの惑星、小惑星、聞いた事もないような名前の所。色々なライブハウスに出向きましたけど、色々でしたね。ある場所では僕がつとめていた出版社が主催したライブで、当日の昼にリハで会場入ったら三日前に演奏したバンドの音が残り香じゃないですけど、まだ木霊したまんまで鳴ってて消えないんですよね。社員総出で音を会場の外まで掃き出したりとかしましたね。そこでは、本当PAとか無意味で油塗った手でうなぎをつかむようなもんですから、一応働くフリして卓に目を落としはしてたんですがね。会場のオーナーさんはいい人で酒も進めてくれてういしかったけどその味が三日くらい舌に残っていて、ずっと残尿感もありました。きっと何かしら残る星なんでしょうね。
地球がヒッピーの頃 投稿者:た 投稿日:2012年 4月29日(日)16時49分11秒 返信・引用
地球でフラーワー・ムーブメント、いわゆるヒッピーが流行っていた頃。それはなんだか花が咲く生き生きした感じと言うんでしょうか、何かねむっていた力が目覚めたようなそれまでになかったようななんかイイ感じを売りにしていたと思うんですけど。こっちでは、イメージで言うと全く逆、分かりやすく言うと植物の種を植えれば根っこだけ飛び出してきて花は土の中にどんどん埋まって行くし、花が見たかったらサツマイモを掘るみたいに大汗をかかなくちゃいけなかった。ドラッグをやれば交感神経の働きが強まってちょっと気を許すと会社に行って残業までしたくなってくるんです。みずから進んでね。僕自身もかきたくもないレビューに嘘八百褒め言葉で埋めて、日に百か、二百くらいかきましたよ。そんな時代ですから楽器屋とかもガンガンつぶれて保険とか銀行とかの店になってきましたね。地球の人の偏見で、宇宙人は友愛的って思い込みがありますけど、地球よりよっぽどシビアですよ。顔にださないだけでね。おなら一発身体の外に出すのにも契約書を書かされますからね。みんな鬱っぽくて嫌な時代でしたね。

 

鼠たたき奏法 投稿者:た 投稿日:2012年 4月29日(日)16時18分47秒 返信・引用
エリオット マクールデという人がこき使われていたタバコ農園で鼠退治を命ぜられて、納屋に置いてあった古ギターをもって敷地内中を駆け回りながら鼠をバンバンやっつけていたんですね。地面にぶつかるギターの感触と音に、普段の鬱積を吐き出しました。エリオット自身は音楽を演奏することはありませんでしたが、その様子をみていた彼の仕事仲間の一人マリック・ダブラーというギター弾きがそれを演奏法法として取り入れ確立していきました。これが後の鼠たたき奏法と呼ばれるものの起源ですね。タブラーがなくなったのが1939年ですから、まだ我々はそこから30年もの長きにわたり人類が月面に到達するまでまたなくてはいけませんでした。ちなみになくなった彼のノートには実現される事のなかったハエたたき奏法や、女房の尻たたき奏法など、あげたらキリがないほどのアイデアが書き連ねてありました。このノートはナウス・ロック博物館で見る事が出来ます。

 

墓川のトーラスメモ 投稿者:た 投稿日:2012年 4月29日(日)15時29分54秒 返信・引用
墓川は一粒のゴマからボトル一本のごま油を絞り出すべく夜通し考えた。出発の前日には上司宛にメモを残した。

 

運命の歯車 投稿者:た 投稿日:2012年 4月29日(日)15時13分0秒 返信・引用
そんな世界で活動して行くわけですから、毎日新しいの古いの問わずじゃんじゃん音源が送られてくるんで、どうしようかななんてヘッドフォンをつけて悩んでいたんですよ。そしたら編集長が気を使ってご飯にさそってくれたんですよ。
食欲ないから並もりで、ってつもりだったんですけど。厨房からでてカウンターを横流れしてきたのは間違いなく
大盛りチャレンジ用。やだなって思っていたら、厨房から出てきたごっつい男性が編集長と話し込み始めてた。
聞いていると二人は大学のラグビー部の先輩後輩の間柄みたいです。「先輩オレ、もっと手広くやってきたいんすよね」。話しが転がって編集長と店長はお互いの長所を生かし火星でライブハウスを開くという事になりました。「おい、お前明日からしばらく手あいてんだから物件のほう宜しくな」軽く肩を叩かれ。それで決まりです。その足でチケットショップへ向かいました。火星行き往復。考えてみればこれが僕の運命の歯車が狂い始めた最初の原因でしょうね。

 

事宜に適ったスタ丼チェーン店長の火星出店のためのマヌーヴァーとしてのライブハウス展開 投稿者:と 投稿日:2012年 4月29日(日)13時08分11秒 返信・引用
重力に支配されていないと、スピードのことはあまり考えなくなります。トーラスを理解すると、遠くへ行きたいとも思わなくなります。遺伝子の欠損が修復されると、デカダンもなくなりました。子供を産まなくなると、男歌も女歌もなくなりました。国家がないので、アカシアの解体もなくなりました。太陽ももはやないので、都市じたいが緑色に光っていて、アランドロンの息子は湘南に居ません。

私が地球を離れた直後くらいの事 投稿者:た 投稿日:2012年 4月28日(土)22時39分38秒 返信・引用
ジギースターダストが出た時は、みんな腹を抱えて笑ってました。けれどナメ猫みたいなウケかたでそこそこヒットしました。スパイダーズ・フロム・マーズは結局火星には帰ってきませんでしたけどね。でも、宇宙でそういう事言うとたいがい嫌がられますね。編集部の人に「お前しゃべりすぎだし、口もはじめてあった瞬間からずっと臭かったんだぜ」なんて言われましてね。で振り返ってみるとそれって地球を離れて新しい雑誌にレヴューとか書き始めた時期とぴったり重なってね。ああ、じゃあ打ち合わせの度に臭い思いさせてたんだって思ってね。

なんか萎縮してシュンとなった時に急に地球の音楽が恋しくなってね、地球ではタワレコとか、今だとitunesとかあるけど、こっちの事情がわからないんで、電話帳でアカシックレコードってあったので、ベンチャーズのベストをくださいって、問い合わせたんですよ。そしたら「うちはレコード屋さんじゃありませんよ」ってはじまって。でもその地球人対応窓口の人がいい人でそれからだんだんと友達になって向こうの世界の事とか音楽事情とか割合分かるようになって来たんです。それがだいたい3、40年前ぐらいですね。

 

ださいロックバーで飲むビールは青春のように悲しかった

どんぐりじゃだめですかだめですここはまつぼったくりバーですからね  

ベルクのただのwbでおばあさんのじゅしょうさくを読んだがなかなかいいね

だからやっぱりいまは引き算しかないんだ。ロックから呼吸を、重力を、右左を、色を、スピードを、数を、引いてみろ。シアタープーに来てくれたひとにはもうしわけなかったけど、その事だけでもかんがえてみてくれ。
こゆうめいをなざすことを止めるとどうなるのか黒田ばあさんはかんがえた。ピダハンは言語における抽象化をいっさい拒否して孤立している。どちらも引き算なんだ。 
G街ついでにきのしたぱるこ眼科画廊。オタクが津波に呑まれているのではなく津波がオタクに呑まれている。
奥のグループ展では浦元広美 ずらすだけで引き算はないが。

 

マイアミのはゾンビじゃなかった。国立の人身で中央線が遅れている。すると俺の中で国立がゾンビになる。 
人身の遅れが黙祷ならすたすた
梅雨の小金井をすたすた
廃材のかわりに人袋がずたずた
濡れているので主婦はボーダーを着るな
鳥は雨の中を啼くな
電車が通過するのは間違ってる 台北中華タンメンギョウザ? 

 

町は本当は黒ずんだ緑だ 二階の窓が空いた喫茶店に警官が五、六人
その事件を映画化してほしいと書いたら 蝶が止まった
通りは沈んでいるのに女たちはひらひらした服を着ている 自衛官のひらひらした白手袋も

いつもガソリンがゼロ以下で走っている

tori kudo’s meltdoown

本当にその場で歌を作るなら呼ぶ@naoto_ogawa

 

5月28日

なんだ それじゃあ僕と一緒じゃないか 足掻きを見せるつもりが解体になってく@naoto_ogawa

ワイアットのキュレーションに倣って誘ったのは今のところクラヴィノーツ、福田真也、サーフィンズです #meltdown

あ、それはなんとなく万全は難しそうな7月2日月曜日です @naoto_ogawa

A mulatto. An albino. A mosquito. て聞こえはいいがハコの苦肉の丸投げ #meltdown

 

6月17日

3.11以降の映画として「ヒミズ」と「この空の花」を観ました。前者は地震による被害とDVの苦しみを同列に置くことで、後者は原発事故に至る戦争の歴史性の中に花火を置いてみせることで、いのちを全体の状況に結びつけて現前化させようとしていました。
それぞれに見えているものと見えていないものは異なっていますが、どちらの作品も原発事故以降のリアルを定着させようとしています。#meltdown

 

tori kudo’s meltdown
02/07/2012@showboat

 

ワイアットのキュレーションに戻って話を進めなければならない。東(玲子)の指摘によって、2001年のロイヤル・フェスティバル・ホールでのmeltdownの思い違いがくっきりしてきた。 
ワイアットはホームレスや移民のバンドを集めて興行を打った訳ではない。アラブ‐イスラエルのシンガーやジャグバンドは出たが、ギルモアが目玉としてあり、コステロやウィレム・パーカー、テリー・ライリー、マックス・ローチまで出ている。

ぼくは例によって、誤読と深読みによってとんでもない辺境に来てしまったようだ。数えたら19人の参加者とやりとりしている。映画のように声によって進んでいく原発事故後の物語を夢想してしまったのだ。

最初は、これはぼくのmeltdownだというオチがついていた。だがこれはマヘルのmeltdownだという気がしてきた。全体が、マヘルの出ないマヘルなのだ。

被害者はリアルなことは語れない。語れないということさえ語れない。そして語れないということさえ語れないということさえ語れないのか、それがテーマとして浮上してきた。

ここでぼくが思い出すのはピーター・アイヴァースの、ウエスト・コーストのケーブルTVで持っていた音楽番組である。ミツバチのコスチュームでブンブン叫ぶだけの、honey beeという女の子三人組のバンドが出てきた時、ホスト役のアイヴァースは心底嬉しそうだった。ぼくもああいう紹介をしてみたいと思っていたんだった。クリス君、そんなにRTするなら見に来てよ。番組の最後にアイヴァースが歌ってシメるんだけど、それは堂にいったもので、あんなひりひりするようなワン・コード・ワンダーはアンソニー・ムーアくらいしか比較するものがない。

ブッキング担当の台信さんが居なくなったshowboatは今回ぼくに企画を丸投げしてしまった訳だけど、こういうのはほんとうはライブハウスが企画するべきことだ。ライブハウスってなんだろう、というと思い出すのはルーリードが最後にlittle sisterを歌った映画だ。あるライブハウスが閉店することになり、企画の女の子は最後にいまだかつてないライブをしようと意気込んで、ルーリード役のルーリードとしか言えないルーリードに電話すると、ルーリードを演じるルーリードは、ベルリンのジャケみたいな, 煙のただよういかにもな退廃的なベルベットでしつらえた部屋で女の子に囲まれながら電話に出て、出演を承諾して車で出かけるが道に迷う。コンサートは始まり、マディー・ウォータース役の老ブルースマンが「Hoochie Coochie Man」を歌い終わると、檻が運ばれて来て、鎖で繋がれたパンクスが解き放たれて同じ曲を歌い、老ブルースマンは「ここに真のブルースを見た」などと述懐する。時間が凍結しているヒッピー役のドアーズのジョン・デンスモアは、店に来るなり「1969年あけましておめでとう」と言う。最後に遅れて到着したルーリードが、企画の女の子と犬しか居なくなった会場でlittle sisterを歌い、犬だけ拍手して終わる。最後の、ルーを見てるその企画の女の子の笑顔が何とも言えずいいんだ。だからライブハウスって、ほんとはそういうもんだと思う。ブッキングマネージャーは小田さんていうんだけど、見てるかな。

 

出演者紹介1 東は古い知り合いで、98年のジョン・ピールのメルトダウンにも出てるし、ぼくが首を吊ろうとしてた時2万円くれたこともある。原発事故に関連した声、というとまず石川雷太の呪詛のような反原発ノイズを思い浮かべるけれど、同じノイズ系でも、結局東が「光の・・」以降独自に行ってきた朗読の試みの最新部分で、目覚めさせられたウランになりきって呻いているヴォーカリゼーションが、一人で生きている女性の表現として優れていると思い誘うことにした。

 

出演者紹介2 小川君や橋本君がやっていた札幌のサーフィンズは、その場で歌を作ろうとするけどできない、という困難なコンセプトのバンドだった。この前高円寺のカラオケでマヘルのライブをしたら客は一人で、それが橋本君だった。彼にマイクを渡したらラップを披露してくれて、それがとても良かったので7月2日の話をしたら、サーフィンズの話になり、小川君は今東京に出てきているから誘ったら喜びますよ、と橋本君が言うので、本当にその場で歌を作るなら呼ぶ、とtwitterで連絡してみると、「橋本君が何を伝えたかは分かりませんが、今後何かがあるのなら万全の体勢で伺いたいと思います。おかげさまで、札幌から上京して墨田区在住3年目になりました。歌は、36年間生きてきて、作れた事は全く無いです。」という骨太なDMが来たので、安心して頼もうと思った。プロフィールは小川直人、墨田区在住工員、ということにしてください、ということだった。サーフィンズはもう解散しているみたいなので、どんな形態かわからないけれど、橋本君のフリースタイルがとても良かったので、その場で歌を作ろうとして出来ない、というのを一歩進めて、もし小川君さえよければ、橋本君と二人で、何が見えているかをはっきりさせてほしいと願っています。

 

出演者紹介3 バトミントン選手の福田君は不安障害と双極性障害を抱えてしょっちゅう死にたいと電話をかけてくるけれど、バトミントンではトップクラスのプレーヤーなので、瞬発力が凄くて、不失者のベースにぴったりだと思う。彼とはよく二人でギターをラケットにしてバトミントンをしたり、マヘルでは空気を切る素振りの音だけで参加したりしてもらっていた。今回は久保田君と三人でやる。三人ともギターで、それぞれが入れ替わりつつドラム、ベース、ギターのつもりで演奏する。
久保田君は京都の、サイケで分析的な人格者で、酔ってさえいなければ割礼より真面目に演奏できるかもしれない。

 

出演者紹介4 外人居留者の声、ということで探していたら、岐阜の日系ブラジル人のコミュニティーからラッパーを何人か紹介してもらえて、最終的にブルーノがやることになった。ブル-ノ(BRU)はBCCというクルーの一員で「日系兄弟」というユニットの兄の方。いまブラジルに居る弟はARCと言う。同じような顔なので動画見るときなどに参考にしてください。動画はWHOLE NINE TVで検索すると紹介されていて、ARCのソロもある。甲府の「サウダージ」では田我流がブラジル人ラッパーを刺してしまうけれど、岐阜では日系兄弟がシーンを引っ張っているのだった。母国語ではないのに、言葉がこんなになめらかにするすると出てくるというのはどういうことなのか、確かめに来てほしい。本番ではブラジルからスカイプで弟も参加できるようにする、という案が浮上しているけれど、田舎で仕事しているので電波が届くところに居られるかわからない。せめてブラジルの景色でも映してみたい。

 

不参加者紹介1 A君 脳みそが溶ける音はリアルと分かっているが録音できない、一番の見所はGRIMのTシャツを着て微笑んでる小川君である、とコメント
人を呼んで企画をすると逆に自分がよく見えてくる。ぼくの企画は本当は企画ではなくて、当日までの過程を見せる一連の演劇のようなものなのだ。

 

この企画は、3.11以降の映画として「ヒミズ」と「この空の花」を比較するところから始まっている。前者は3.11の被害とDVの苦しみを同列に置くことで、後者は原発事故に至る戦争の歴史性の中に花火を置いてみせることでいのちを全体の状況に結びつけて現前化させ、見えているものと見えていないものはそれぞれ異なっているが、ともかくも原発事故以降のリアルを捉えようとしていた。
「この空の花」の中では、空襲で死んだ子の声が聞こえているか、というテーマが繰り返されていて、そのことを考えているうちに、マヘルで前回やった、「墓川雪夫のロック史」というコンサートの反省点が浮かび上がってきた。
前回の「ロック史」は、事故で障害者になったロックの、当たり前と思っていた動きが出来なくなるという、いわば引き算による演奏だった。ロックから重力を、右左を、数を、空気を抜いてみたのだ。
それはそれで成功したとは思うが、「この空の花」が長岡市の花火を江戸末期からの戦争状態の日本の歴史の中に置いたように、ぼくらはロックを花火の代わりに原発事故に至る歴史性の中に置かねばならなかった、ということなのではないか、と思ったのだ。
具体的に言うと、鈴木さんは体をぐるぐる巻きにされてギターを演奏しなければならず、血豆を作っていたが、翌日彼女の指を見た時に、それが皆に伝わる仕組みが欠けていたのではないか、と思ったのだ。
マヘルの人たちは田尾君とのシナリオ作成には関与せず、当日ぎりぎりに集合して、架空のロック史のために縛られたり飛んだり息を止めたりしながら演奏してくれたのだが、自分たちの歴史性とリンクする部分が与えられておらず、それがないがためにリアルなものに触れられなかった。
だから今回は準備段階から原発事故に至る歴史性を共有しよう。そうするとやっと鈴木さんの血豆が見えてくるかもしれない。それで、当初はやらないつもりだったマヘルの個々の人たちにも、個人として参加するように呼びかけることにした。

 

それでいくつかのまとまりを考えた。 
1 原発事故に関するリアルな声

2 ホームレスや避難民としての生活者のリアルな声

3 外人居留者のリアルな声

4 DV、モラハラ被害者その他の人前で話しにくい人々の言葉

5 それと同一平面上に立とうとする音

6 それぞれのセクションと観客とのインタラクティブな領域

参加する人は、このうちのどれかについて自分にできることはないか、ということを考え, だれかの声を連れてこなくてはならない。

客席や録音による声を含むそれぞれの話し手のリアルはカメラワークのようなミキサーの使い方次第で表現になるはずだと思った。終わって、一本の映画を観たような気にさせたかった。

 

いまや自分の中の背の人が腹の人を溺れさせようとしていた。
興奮すると、体は逃走か逃避かに備えることになる。背側迷走神経はフリーズと関係する一方、腹側迷走神経システムは絆、愛着、霊性を活性化させる。
だから「鳥肌立った」というフレーズは使ってはいけない。あれは判断停止しているのだ。ナチの集会のワーグナーであろうと左翼の集会のインターであろうと同じことだ。

 

聞こえている、見えている、という状態に至るにはソマティックなグラウンディングがなされていなければならない。
そうじゃないと、いつの間にか背の人が勝って、人を駒のように使って、見世物にし、晒す、といった企画になってしまう。
それで最初に戻り、ワイアットがホームレスを呼んだかのような思い込みを検証するところから始めたというわけだった。彼の弁は、自分が聞きたいから呼んだだけ、といかにもイギリス人的な自然さに終始している。 そしてmeltdownは興行的にも成功しているフェスなのである。

遅々として進まない。やっぱりこの一生じゃ間に合わない。

マヘルの出だしは、大袈裟に言えば、スターリン批判以降の組織論から内ゲバに至る政治性へのロックからの総括にあった。

出,出,出,出,出,出,出だしの失敗から始まった歌

、というわけだ。

 

削減対象に含まれているので 自分は

みな死ねばいいのに とも思う  花嫁衣装を着けた雨の夜の中の 丼

ヒーローものみたいな 舌  

山道は下顎のようだ

滅びますよと教絵多のじゃ #meltdown

 

6月18日

https://t.co/YR6DNU36

 

一言も聞き取れなかったので3日連続おやすみのない違うプロジェクトがきみの体の中で進行しているのがわかる

 

6月19日

なんかもう捨て身の情宣梅雨の夜

6月20日

「トラウマと解離症状の治療」サンドラ・ボールセン、東京書籍 ※EMDRの分かりやすいイラスト付き大型ガイド本

送信を間違える夜無意識に間違うべくして間違えている

日々書き足して丸ごとリニューアル 花火玉みたいに膨らんで ファットボーイ・スリムって感じにしたい 聞こえるのはあわただしい息遣い きぬずれの音、むしのこえ  かえるのうたはないんだろうな

“Get out of the way! Unclean!” they’ve called out 2me. ” Get out of the way! Get out of the way! Do not touch! ” For I’ve gone homeless.
I was purer than snow, whiter than milk, in fact more ruddy than corals; my polish was as the sapphire.
My aspect has become darker than blackness itself. I have not been recognized in the streets. My skin has shriveled upon my bones. lam4:

参加者紹介1補足 Reiko.Aさん 「Aurora」でjは、ウランが無理矢理目覚めさせられる時の「眩しくて」というイントネーションが変な横浜弁ぽくて好き。 本番では、ウラン以外のキャラでもいいの、というので、米野菜でもなんでも、とリプライ

 

6月23日

一睡もせず金持ち早退ことば

6.24

道後なんなんな

performance w/ichiro endo, takahiko kaino, takahiro kunimoto

https://www.facebook.com/events/228402487280066/

2012.6.24 道後なんなんな

昭和20年7月26日23時30分、129機のB-29による焼夷弾爆撃により、松山市は、松山城の南東を攻撃ポイントとした896トンの焼夷弾爆撃を受け、市街地の5キロ四方の、戸数の55%である14300戸の家が焼け、259名が死に、全人口の53%の62200人が罹災しました。
B29の大編隊は松山城を右旋回して焼夷弾を投下し、松山城を取り巻くようにして形成されていた市街地は、古町から清水町、即ち城北地域から焼夷弾を投下され、僅か2時間10分でその全域が焼夷弾による炎に包まれ、逃げまどう市民によって街は大混乱に陥入り、松山城の内堀は焼死体で埋まりこの光景は,「この世の地獄」以外の言葉で形容しようのないものであった・・と記録されて居ます。
焼夷弾とは米軍が日本の家屋攻撃のために開発したM69で、親爆弾に子爆弾が19発が2段に、計38発が組込まれ、空中で分解して落下します。子爆弾とはM69油脂焼夷弾-直径8センチ、長さ50センチの金属筒状のもの。空中500メートルで親爆弾が分解すると、中の38本の子爆弾が散らばって落下、屋根を突き破ると爆発してゼリー状の油脂のナパーム材に着火し、一面にまき散らし、一帯は火の海となります。この時、子爆弾の先にリボンが取り付けられており、其れに火がついて落下するので火の雨の様に見えます。

かなしみぼみゃぼみゃ

道後のパフォーマンスはいつもペンキまみれになって終わります。「再稼働反対」のリズムに乗せてあることないこと喋り続けました

 

6月25日

出,出,出,出,出,出,出だしの失敗から始まった歌

、というわけだ。 #meltdown

Gute Nacht

 

不?参加者紹介3 物良原さん 「 “講演会や討論会ではない” ということを、どう解釈?すれば良いか が解らなくて……」とコメント

 

参加者紹介2 補足 はしもとうさこさん 「リハーサルの時間が早めにわかれば助かります」と仕事の調整を匂わせるコメント

 

参加者紹介3 補足 福田真也さん。昨日の彼の生死を分かつ悩みは「ドイツとフランスではどっちがいいですか」というものだった。道後のライブで忙しく電話に出れなくて放置していたが、寝る前にドイツ語で呟いたら Deutschland ist besser. と勝手に深読みしたらしい。それはきみが決めることだよ福田君。

 

不参加者紹介4 A’さん 「近づくと窓から川は見えず 川には水は無く 縫い合されず端切れの端切れの千切れになった糸のような斜視で遠くから見ている 穴をとじて それぐらいで子どもが飢えることは無い」というコメントを留守電に録音

 

不参加者紹介5 A”さん 「東京という土地は私の中では無くなってしまいました。 私は2011年3月15日に東京から大阪に逃げてきました。自分の世界の中では、原発事故は起こるべくして起こり、それとリンクした自分の絶望の弾性限界点が3/11でした。
避難民とは言っても、私には東京に置き去りにした生活はありませんが、もやもやした頃の自分の想念の切れ端が残っているような気がして、それが放射性物質の形をとって放射線を出し続けているようなイメージとなっていて、足を踏み入れられないと思っています。
東京に憧れや期待を抱いた自分ごと、東京の地を捨て去りました。脳内地図から消えていきました。 だから無くなってしまったわけです。」 というコメントを録音

 

参加者紹介5 羽根田亜紀さんはブログの呼びかけ文に反応してメールボックスに連絡をくれた唯一の人で、ユーフォニウムを始めたばかりということなので、楽しみにしています。punkchillという女性3人のバンドでドラムをやっていたそうです。

 

参加者紹介6 羽根田さんが反原発デモのドラム隊を通して知り合ったのが原田淳子さんです。原田さんは呼びかけ文の野宿者の声というところを理解して、246表現者会議の小野てつオさんに声をかけてくれました。当日小野さんが来られるかどうかはわかりませんが、彼との対話を通して残ったものが彼女の声に反映されている筈です。いろんな活動をされていて、メールが来るとしたらいつも明け方なので、ぼくは密かにアンポの頃の活動家に戻った気分で「午前5時のローザ」と呼んでいます。

 

参加者紹介7 鈴木美紀子さんは「内なるモラルハラスメントと原発事故その後 で短めにまとめてみます」とさらっとコメント。そんなこと晒して大丈夫なのか鈴木さん。

 

参加者紹介3 補足 久保田健司さん「自分は3.11や原発について他の人とは全然違う意見なんですけどそれでもいいんですか」とコメント。「実は僕も本当の本当は全然違うんですよ」と返答。二人で勝手に得心。

 

どうか囮に使ってください

祈り

囮として使ってください

 

参加者紹介4 補足 Brunoの話。 知らねー 五歳の時日本に来た。理由は親が金を作るためだった。その頃親は大理石を加工する仕事をしていた。今は岐阜県大垣市寿町にある吉田ハムの社宅に住んでいる。吉田ハムはブラジル人がたくさん働いていたから親はそこに勤めだした。だけど今、ブラジル人は殆ど居ない。不景気で、ブラジル人は殆ど解雇されてしまった。まだ親は残っている。16歳でマイクを持つ。同級生のゆーまとラップを始めた。もともとスケボーが好きだったことと、ゆーまの兄がhiphopを聴いていて影響された。ある日、ある日というのは廃品回収の日、ゆーまの兄がマスターPのビデオを見せてくれた。”アットインスモークツアー”というビデオだった。それを見て日本は狭いと思った。日本じゃなくて自分のことかもしれないけど。 中学の時、二ヶ月だけブラジルに戻ったことがある。その時初めてブラジルへの想いが膨らんだ。(この話をしてる最中、急にラップし始めた。逢いたいアンテナ張ってたい、なんたらかんたら~、早くてメモれなかった。録音したかった。) 今はブラジルを追いかけている。ブラジルを知りたい。 (言葉がスラスラでてくることについて) ジョーク。ユーモア。 “じゃーねーまたねーバイバーイさよならー”、なんて言葉があるとすると、ブラジルでは最後に 神と共に という言葉がつく。+αの言葉がスラングのようにひっついてくる。しゃべっとって、なにも気にせずな感じ、言葉の意味なんてのは幅が広い。 それらはジョークでありユーモアだということ。広く言って、まとまってないとも言える。 イベントにいろんな人がくるみたいで面白い。抱えてるから強いとか弱いんかとかはよく分からんけど、なんか破壊して立て直すのか。ラップやってることについて言えば、金になればいいし、でもそれだけの為ではない、好きなことだし。「てゆーか、知らねーよ。 あ、うん が合う奴らとやっとる。

 

参加者紹介6 補足 原田淳子さんはグリムとか昔話の研究家で、それをギターで弾き語りたいそうです。今回はまだ考え中。以下は原田さんとは関係ありません。 
本当は怖くないグリム童話 「灰かぶり」
父が死にました。母は原爆を禁止しました。それに違反して灰かぶりは原発を作りました。母はそれを探り出し灰かぶりの原発を探そうとしました。灰かぶりが原発と一緒に居ることが母に漏れました。母は策略を用いてタイコで灰かぶりを誘き寄せました。灰かぶりはそれと知らずタイコで心ならずも母を幇助しました。母はタイコに毒を盛って原発を殺しました。灰かぶりは欠けた原発を手に入れたいと思い、出立しました。手は淳子を試して声を連れて来たら呪具をあげようと言いました。灰かぶりは連れて来ましょうと言いました。灰かぶりは声を手に入れました。灰かぶりは山梨国に案内されました。灰かぶりが母と戦いました。灰かぶりが勝利しました。母が敗北しました。原発は実は生きていました。灰かぶりは家に帰ろうとしました。灰かぶりは追跡されました。灰かぶりは追跡から救われました。灰かぶりは気づかれずに家に到着しました。にせ灰かぶりが原発に不当な要求をしました。灰かぶりに難題が課せられました。灰かぶりは難題を解消しました。灰かぶりは認知されました。にせ灰かぶりは母だったと露見しました。灰かぶりはきれいな黒い原発姫になりました。母が罰せられました。灰かぶりは白い原発王子と結婚し、黒い原発姫として即位しいつまでも幸せに戦いました。

 

参加者紹介8 小川てつオさんはリアルな声はその場で出るものなのか。出ないことがほとんどだし、そもそも出すべきなのか。出すぎて困ることもあるし、と逡巡していましたが、演奏者と同時というわけではない、ということを理解して、本当に出てくれることになりました。

 

不参加者紹介4 捕捉 A’さんというか下司愛さん 録音だけでなく重さ7キロの絵を送ってくださることになりました。坂口恭平の「態度経済」だそうです。

参加者紹介4 補足 日系兄弟の音源を前もって聴きたい人は連絡くれればこっそりデータ送ってあげます。

Brunoはサウダージ見てないそうだ

 

6月28日

3.11以降、「見えているか」、という問いかけは既に無効になった。
「この空の花」の、「見えている」と断言する花という巫女的な配役はスクリプト上必要だっただけなのに、そのことに意識が向きすぎていると、「見えていなければならない」というスローガンは同じ反原発の仲間内の学芸会になってしまう。ベクトルは逆でなければならなかったのだ。既に見えている見えない汚染の現実の中で、「再稼働反対」のシュプレヒコールさえ聞けないほどダメージを負ったひとりぼっちの被害者たちの声は抽象化され到達すべき対象ではなく、既に見えすぎるほど見えている。追うどころではない。向こうから迫ってくるのだ。「この空の花」がわざと学芸会を使って、声を役者に演じさせることのリアルの薄め具合こそ学ばなければならないポイントだったのだ。リアルな声をshowboatで聞くことなど出来ない。そこから始めるためには、たとえば全員が仮面を被るべきなのだ。企画が目的化してはいけない。なぶり殺しの雨に企画されている現実を生息しているに過ぎない。

 

showboaには3時から入れるそうです。スナック・メルトダウンでは話者のために店の酒を使った水割りのみが提供されます。うさこさんは元ホームレスとニートの若者を連れてくるそうです。

 

今ごろになってスティーブンとカトリーナのEverybody Is a Star

 

モラハラ企画者は出演者を取り込み、自分の一部にしようとする。
ここまで来ると編集工学というのも嘘だと分かる。テーマは「企画とは何か」ではなく「企画の剥きだし」でなければならない。
言ってみれば乖離人格の症例と後期資本主義の可塑的な花火玉の不可避の爆発
天命を尽くして人事を待つ。あとはフィードバックだな

 

見に来るという人のコメント1 いろんな声があって、それぞれ切実なんだと思っています。ので、先入観なしに、どんな声も聞くこと。が、私はわりと得意だと思うし今大事だと思うことです。自分の意見を押し付けない、とか。
表現しよう、としなくても、聞くことは考えることだし、自分の中にとか、そこから外へと、湧き出てくることがあるでしょう、といいなぁ。あとは、素直さとか、思いやりとか、想像力、よく生きようって思うことだけが希望だとおもいます。
チェルフィッチュの現在地という芝居はある現象についての意見の相違によりすれ違い分かたれていく人たちの模様を女性のみのキャストで声ですすめていくような内容でした。一番冷静で現実的だった人が友達を作ろうと外に出はじめた引きこもりの女性を殺すシーンがあったり、寓話っぽい。最後は二つに分かたれた人たちが、それぞれにお互いは死んだものとして暮らしてゆく、という結末で、ぼんやりしてしまいたが、そういう風に切り捨てることも出来ずにいるのが現在っぽい。境界を超えることができればいいのだろうけど。

 

皮算用1 東とかのノイズ村の集いは外人とか居て一見華やかだが、ハコを借りる費用を賄うだけで、ギャラは通常発生しない。中原君が怒ったのもそこらへんで、だから、ノイズ系の客は2,3人しか期待できない。

皮算用2 小川てつオさんは一人で来るだろうし、素人の乱や246表現会議がその夜行くとしたら新宿アルタ前の大熊たちの反原発イベントであろう。だからこれも来ても1,2人であろう。

皮算用3 モラハラ被害者は、啓蒙イベントではないし、語ることも絶対にできないのだからおおっぴらには来ないだろう。

皮算用4 サーフィンズは札幌では知られているが東京では誰も知らないから来ないだろう。小川君の無善寺つながりといっても、そもそも無善寺は1000円払ってやるところなので、彼らは情宣に関しては無欲であろう。

皮算用5 福田君は無善寺でやったことはあるけれど、誰も知らないだろうし、久保田君も京都なので東京では向井くらいしか知り合いは居ないので、呼ぼうにも声をかける人さえ居ないだろう。

皮算用6 羽根田さんは誘うとしてもドラム隊とかの演奏者だろうし、原田さんは小川さんを呼んだ時点で「もうやらなくてもいいかも」とか言ってるので、路地と人関係は来る人はいないだろう。

皮算用7 マヘル系は鈴木さんがやると言っているけど、鈴木さんのファンにかけるしかないが、毎晩のようにどこかでやっているのでわざわざ来る人がいるとは思えない。

皮算用8 Brunoは東京でやるというので地元では盛り上がっているかもしれないけど、企画が東京のヒップホップ界と接点がないから、誰も気づかないだろう。

結論。showboatの告知は一回きりで、RTもされてない。だから客はせいぜい10人とみた。帰りの旅費は出ないだろう。そしたら小川てつオさんに弟子入りするしかない。ごみ箱漁るのは慣れてるからいいけど。

だからこれを見ているきみ、ぼくも演奏するし、頼まれればオザケンの真似でも灰野さんがぱみゅぱみゅやってる真似でもなんでもしたげるから、知り合いに宣伝して呉れ。7日のネストもいいけど、こっちのほうが根本的にマヘルだから。

今日の情宣終わり。

 

なんかもう捨て身の情宣梅雨の夜

勘だけで生きる女たちは猫のように置かれた場所に対しては実存的に絶対に正しくリアルである。問題は彼女らが投げ出され、置かれた場所だ。
それが闇市であるのか、難民キャンプであるのか、津波の被災地であるのか、汚染区域であるのか、はたまた都内であるのかによってその処世と心象のリーズンは異なる。後期資本主義の世界の拠り所であったリアル信仰が崩れるのは見えない汚染区域においてである。
音楽のリアルは追及すべき目標ではなくなった。なぜならリアルは性に結びつきこそすれもはや生と結びつかなくなったからだ。男は女を通してしか学べない存在であるから、3.11以降は男は千万語を費やしてもリアルに到達できなくなったのである。
汚染区域の農家の実存と、その農産物の出荷をオウム的なテロに等しいと断じる反原発論者の男の義には永遠に接点がない。それらを止揚する弁証法が機能しなくなった、破滅した地にわれわれはいまや住んでいるのである。
避難区域の農家のルポルタージュである「超自然の大地」というドキュメンタリーのタイトルは、「超」というものに縋るしかない構造を露呈している。もはや神頼みなのである。
しかしその「超」の意思に対する女のリアルがウランに歪められていることが、ウランのデザイン論としての真のグノーシスから地を遠ざけているのだ。その構造はナチズムに似ている。音楽はいまはひたすら哀歌を奏でよ。
モントリオールのゴッドスピードユーが lamentを題材にしたのもそのような心情からであったと今は思われる。

 

what’s going on in your mind?

アルジェリア人とエジプト人のハーフの男がfacebookでメッセージを寄こした。マヘルのRVRMを手に入れ、革命の始まった去年の1月25日の朝も、それを聴いてから街に繰り出したのだ、と言う。
89年の「ベルベット革命」のplastic people in the universeの連中にルーリードが呼ばれて感動する逸話のようには喜べなかった。その後のプラハのホームレスの子供たちを知っているからだ。
「ジャスミン」の飛び火である「スイレン」はGoogleの幹部がfacebookで仕掛けて、twitter、youtbeを使ってエジプト人を変化させたが、300人以上が死んで、今年の6月にやっと旧ムバラク派も交えて総選挙が行われた程度である。
SNSで意識は変わるかもしれないが、去年のスペインを初めとして、世界中で事態は良くなっているわけではない。それは終わりが始まるということだ。
それらの「花々」と比べて、「アジサイ」は失業がスローガンになっていない点で特異である。「スイレン」は死者から始まり、死者を生んだ。「花々」のきっかけは釜ヶ崎や山谷の暴動のほうに近い。
花の名前を冠するなら、少数であっても死者を生むかもしれないという不吉な不安と闘わなくてはならない。それを阻止しようとすればスタッフの仕事量は限界を超えることになる。
ただもはや「平時」は存在しない。安保は結局「平時」であった。「平時」であれば、横目でみながら平行に歩く美学的な仕事が逆説的に残っていったりもすることをわれわれは知っているが、そうしたディレッタントは原発事故以後不可能になっている。
例えば「ウランが美しい」というような耽美派の言い方は、悪いジョークにしか聞こえないだろう。自殺志願者でさえ車が来れば避けるからだ。切迫は、官邸に向けられているというより、自身のビオスに向けられている。
それを他者も含めたゾーエーに昇華させられるかが鍵だ。メルヒェンのアノニマスを呼び覚ます前奏こそがスタッフには求められているのだ、と思った。

 

7.2

 高円寺showboat

tori kudo’s meltdown

tori kudo’s meltdown

マイク一本が常にスナックに見立てた客席に置かれている。出演者はなるべくそこに陣取っているが、一般の観客も加わりやすい雰囲気にする。そこでは店からの持ち出しによる水割りが提供される。そこでの話は全プログラムを通してスピーカーから出し入れされる。
照明は真っ暗な状態を1とし、最大に明るい状態を5として記述します。

 

ステージの照明は1

19:00-19:10

DVDの映像をプロジェクターで投影
開始と共に照明はステージ3客席2
「ブギーバック」のカラオケ

 

19:10-19:30 照明はステージ3客席1
Reiko.A
原発事故に関連したボーカリゼーション
マイク1にリヴァーブをかませる

 

19:30-19:40
照明はステージ3客席2
再稼働反対のシュプレヒコールの録音物と下司愛録音物(ノートpcのヘッドフォン端子からPAに繋いで音だけ出す)に乗せた語り
「近づくと窓から川は見えず 川には水は無く 縫い合されず端切れの端切れの千切れになった糸のような斜視で遠くから見ている 穴をとじて それぐらいで子どもが飢えることは無い」 

同時に前島ももこホームレス関連映像をプロジェクターで投影

 

19:40-20:00 照明ステージ4、客席3
原田淳子
アコギによる導入
連続して小川てつオ
歩き回る
野宿者についてのトーク

 

20:00-20:15 照明ステージ3客席2
工藤
アカシアのカラオケ(テキストは被災地の農家やDV被害者のリアルな声の紹介が出来ないということについて)、その後小関千恵による映画「隣る人」からの話とBrunoの紹介(サウダージのこと)
DVDの映像をプロジェクターで投影

 

20:15-20:35 照明ステージ3客席1
Bruno
持ち込みのCDの音をPAから出す
スカイプによる映像をプロジェクターで流す予定だったが、未定
接続の端子は彼らが持ってこなくてはならないと言ってある

 

20:35-20:55 照明ステージ3客席2
福田真也+久保田健司+工藤
原発、ホームレス、外人居留者、に関する声を聞いたあとの返答としての即興演奏で、三人共ギターだが仮想のドラム、ベース、ギターの役割を受け持ち、それを随時入れ替えながら演奏する方式。

 

20:55-21:05 照明ステージ3客席2
工藤
AKBのカラオケ(テキストは背骨の人と腹の人のこと、迷走神経)と小川、橋本の紹介
プロジェクターで映像を流す

 

21:05-21:25 照明ステージ3客席2
小川直人+橋本うさこ
シンセとボーカル

 

21:25-21:40 照明ステージ3客席2
工藤
キャリーぱみゅぱみゅのカラオケ(テキストはマヘルの組織論について)と鈴木美紀子、大谷直樹他の話、観客からのフィードバック(ミキサーは客席のマイクからの音をなるべく拾うようにする)
プロジェクターによる映像

 

21:40-22:00 照明ステージ4客席2
羽根田亜紀++澁谷浩次+工藤+αによるopen field、他

照明は最後は照明ステージ2客席3

おしまい

*****************

参加者

工藤冬里  進行、ギター
原田淳子  アコギ
小川てつオ 話
Brunoほか岐阜から数人 ボーカル、
小関千恵  話、スナックのカウンター
福田真也  ギター
久保田健司 ギター
小川直人  シンセ
橋本うさこ ボーカル
羽根田亜紀 ユーフォニウム
渋谷浩次  ベース
大谷直樹  トランペット、話 
鈴木美紀子 ギター、話
前島ももこ 映像、プロジェクター操作、物販(tweetをまとめたもの)
玉柳輝起  ミキサー、エンジニア

不在参加 
下司愛 声、絵画
坂本愛子 声(未定)

あなたへの炎はわたしを食い尽くし戦争機械を焼き尽くす愛

無頼の縦皺

 

この部屋は 間取りの死後 言葉が漏れて 虫も出入りし 霊のように蛙の口は 時間切れの光を運ぶ

すべての部屋は開かれ 奥の奥の部屋も開かれ 融通無下の統合

部屋がない 家はあるけど  マイクがない スピーカーはあるけど

 

桑折と書いて「こおり」と読む、という出だしで始まる小説は 読まない

曲(まがり)という地名で曲がり 7日間の期限は方舟の完成には依存していない ずいぶん古風な恋愛と 秒読みの破滅と

前は海 危険な状態に置かれているのは敵の方であった 言葉は何もしなくなって 文字を色の付いた光で照らすことになって

 

柿の若葉は天麩羅にします

赤トンボがひとりで低空飛行していると紋白蝶と蛇の目蝶がいました。しばらくすると仲間の赤トンボがいたのでふたりで少し高いところから斜めに旋回しました。 

 

ブラジル

王様のいちばん下の娘が、「わたしの耳の後ろには柔らかいところがあるの、さあこれであなたは全部知ったわけよ」、と歌いながら井戸に落ちました。モグラは助けませんでした。出るのを断念した娘が自力で井戸を掘り下げ地球の反対側の地面に顔を出すと、モグラが飛行機で先回りして待っていて「風邪どう」などと聞くので、娘はまたもとの井戸の底にもどってモグラの居ない空を見上げました。

 

暗い林の中でトンボに似た黒い蝶が羽を閉じたり開いたりしている

 

山々は胸に手を当て退か ずハラスメントのような朝焼け

かなしみをほろほろぐふぐふ抱き締める
ぼくらの冬の病がまた疼く

(輪の中に輪がある と言っても)

 

輪の中に輪がある と言っても も早頸骨のまわりのように潤滑が悪く

天使 と言っても 疲れた男の顔をしていて 

ショーウィンドーの中で 時を買い時を奪い 悪いことを操っているのだった

自分の中の他人の話をよく聞いて  

あかがね色のノートの文字化け 

泥まみれの不燃ゴミ袋 

すべてをリサイクルするなら  この防弾チョッキも 

宇宙からの放射線でハチノスにしてやる

 

 

鉄塔に 曇り空

Fridays

普段なら共存できないものたちが身を寄せあって震えています

アナを眠らせ ボルを眠らせ アナの家に核は降り積む 
ボルを眠らせ アナを眠らせ ボルの上に核は降り積む

満月が見えない夜もあるんだな

官邸前

7.7

@o-nest

mshb

2012.7.7@o-nest mshb

前回の#meltdownは「誰かの声を連れてくる」というものでした。それはハードなことで、死んだ人もいました。

今回参加者は「最近の4つの金曜日にあなたはどうしていましたか」という質問の答えを持ってきてください

「fridays」という曲です

2千 1万 4万5千 20万 15万 これらが最近の金曜日です

7.8

不失者

堕ろした時の負のエネルギーをちゃんと放出しておかないと後が大変になる

ピダハン翻訳がおかしい

東の空に異様に明るい星が二つ、縦に並んでいる。眠れなくてコンビニにビールを買いにいく。下の星の方が明るい。金星?夜は涼しく、明け方は暑い。台風? 
池の水は漲っていて、灰野さんの「池の水は濡れている」というブルースの歌詞を思い出した。
灰野さん、演歌歌手みたいに親に感謝していた。セルフEMDRが完了したんだな。音は、うらはらだけど。
曝け出したな。パンフでふくおかさんが「正直な人がふえればいいと思う」と書いていたけど、あれは堪えたな。
水紋が夜明けの色だ。これからはそういうことも含めて、社会との交換日記かもしれない、おれは。

ガクさんの店、か。区役所裏、だってさ

 

2千 1万 4万5千 20万 15万 これらが最近の金曜日です

 

Fridays

This project was conceived for people who gathered in front of the Prime Minister’s official residence for the protest to Oi nuclear power plant re-operation, on Fridays from June to the beginning of July, 2012.
People who gathered there were increased memorablly. Its numbers were 2000 at first but later it became 10,000, then 45,000, and finally 200,000.
Although the music for such a demonstration tends to turn into music of the backbone, this project aims at becoming what works on the vagus nerve of the belly instead of the backbone, by putting 4 participant’s comments on their Fridays in order.

最近の金曜日、
わたしは 官邸前で
2千 1万 4万5千 20万 15万 のひとりでした。
ふくらんでいく人々をみて、
ときには人々の前で
ときには人々の後ろで、
逆流したり
立ち止まったり
声をあげたり
音をあげたり 
してました。

木曜の夜のざわめきと
土曜の朝のしずけさと
くりかえしくりかえし
膨らんでいくその先は
まだどこにいくのかわからない

6/15
レンタカーを手配した。わたしはわたしの墓石を横目に扉を入って出た。どこで何を食べたかは忘れた。スーパーで二週間生きられたらいいなと思えるだけの食材を選んだ。

6/15
教習所で車に乗りバンドのリハ前の30分だけ官邸前へ。友人と会い打ち明け話。

6/22
右の脇腹が痛むので、慢性の盲腸ではないかと言われ病院で検査してもらった。尿検査、血液検査、レントゲン、なにも異状は無かった。
次の日に必要な荷物を車に乗せたはずだが覚えていない。なにを食べたかも覚えてはいない。

6/22
:予定が無かったので1900頃官邸前へ。友人にModern LoversのCDをあげた。終了後幡ヶ谷Forest limitへ移動しようと思ったが、諸々で断念し新宿裏窓で飲んで帰宅。

6/29
同級生の女と東京へ行くために高速バスに乗った。途中パーキングエリアで記念写真を撮った。夕方に新宿に着きホテルに荷物を置いてから同級生とは別れて、東京の友達に誘導してもらいながら国会議事堂前という駅まで行った。改札を抜けてから一瞬記憶が白い。
そこにいる人たちはここにくるために来ているのか。足の裏が地にへばりついて感じた。腕は手は天に向かって伸ばされ、通りすがりじゃない、瞳の人形のように、動けなくなる。

首から  「日本を返せ」というプラカードを下げているおじさんが目の前を通り過ぎていった。
わたしは声を出して泣いてしまい、歩き始めた。

階段を上がって出口に出ると、参加者は列に並ぶよう誘導された。列の最後尾まで列の横を逆走した。人の顔と握り締められたメッセージが目の中を流れていくので、ひたすら歯を食い縛って歩いた。涙を垂れ流してた。

最後尾まで着き、カバンから布を出した。「悲しい」と書いた布を自分に巻きつけた。頭からかぶった。小さくなった。こんなところにいたくないと思った。こんなことしたくないと思った。ほんとうなら…
列からはすぐはぐれてしまった。
悲しいを掲げるのは、どんなに自分の顔を隠していても抵抗があった。掲げるほどに、くちゃくちゃにされていくのがわかった。
最初はまったく声を出せなかったけど、ここまで連れてきてくれた友達が声を出していたので、わたしも声を出してみた。サイカドウハンタイって言った。ゲンパツイラナイとも言った。
どこかから、ヨルハクライって聴こえてきた。
解散と言われる前に、そこを離れることにした。少し離れれば、眩しくて悲惨に暗い夜の空が見えた。

6/29
阿佐ヶ谷でライブ。USTで官邸前を眺める。ライブはまずまず。

6/29
6月最後の金曜日、自転車で官邸前に行った。2日後に再稼動される予定になっていた。自転車をとめて人の渦の中に交ざった。声は出せなかった。

7/6
朝、畳の床に起こされた。家に帰ろうと思った。
車は運転してもらった。ナビを見るのを忘れるとすぐに道を行きすぎてしまう。行きすぎたところでパンを食べた。
神様は失敗してると思ったので、それを話したら悔やむことはあるらしいと教えられた。
それは失敗ではないのかと思ったけど、思考を止めた。
夜はバイトがあり、久々の日常に嫌気がさした。
わたしの悲しいはどこへ行ったかな。雨で風邪ひいてませんように。
夜はぐっすり眠った。

7/6
教習所。久しぶりの路上は恐怖。その後東高円寺で被縛舎ライブ。マヘル参加者募集告知を拝見し返信。ライブは最大の目論見が不発に終わり不完全燃焼。デモへの坂本氏参加に驚いた。

7/6
7月初めの金曜日、雨がふっていた。再稼動は始まっていた。霞ヶ関駅でおりて列の最後尾に並んだ。1時間で15mくらい進んだ。声は出せなかった。
並んでいる間ずっと自殺したF君のことを思っていた。

 

 

 

脱資本主義の大義は日本において希望の原理たり得るのか

recorded at studio hototoguis 28/08/2012

 

Was haben Sie an dem letzten Freitag gemacht?

On recent Fridays, I was one of two thousands, ten thousand, forty-five thousand, two hundred thousand, and then one hundred and fifty thousand. Looking at the crowd swelling, sometimes in front of them, sometimes behind them, I was rushing back, standing still, raising my voice up or just giving up.

Noises in Thursday nights, and silence in Saturday nights. Repeated and swelling, no one knows where we are led to.

June 15th. I hired a car. I entered and exited through the door seeing my tombstone in the corner of my eye. I don’t remember what and where I ate. I picked up food that was likely to be enough for survival for two weeks at a supermarket.

June 15th. Drove a car at the driving school, and stayed only for thirty minutes in front of the prime minister’s office before the band’s rehearsal. Met a friend and unburdened my worries.

June 22nd. Pain in my right side. They told me it could be my appendix. Had a test at the hospital. Urine, blood and an X-ray. Nothing was wrong.

I must have loaded my car with things that I would need the next day, but I don’t remember. I don’t even remember what I ate.

June 22nd. I had no plan so went to the prime minister’s office around seven pm. Gave the CD of Modern Lovers to my friend. After that I thought I would go to Forest Limit in Hatagaya, but gave it up for some reasons and drank at Uramado in Shinjuku and went home.

June 29th. Took a long distance bus to go to Tokyo to meet an woman that used to be my classmate. Took a photo at a rest stop in commemoration. Arrived at Shinjuku in the evening, left my luggage in the hotel room, said goodbye to the ex-classmate, and was guided by my friend in Tokyo to a subway station called Diet Building. I lost my memory for a moment after exiting the subway gate.

Did those people come here just to be here? I felt my soles were stuck to the ground. My arms and hands were raised toward the sky, and I couldn’t move as if I were a doll of an eye that wasn’t passing by.

An old man went by with a placard hanging from his neck. It said “Give Japan back to me.” I cried aloud, and started to walk.

I went up the stairs, and at the exit, participants were instructed to form a line. I ran in the opposite direction along the line. Faces and messages flowed in my eyes, so I clenched my teeth and kept walking. I was shedding tears.

At the end of the line, I took a piece of cloth out of my bag. I wore the piece, on which I wrote “I am sad,” on my head. I became small. I thought I didn’t want to be there. I thought I didn’t want to do that.  I wasn’t supposed to…

I deviated from the line soon.

Even though I hid my face, it didn’t feel right to show a piece of cloth that said “I am sad.” I felt the more I raised it the more crumpled it got.

At first I couldn’t raise my voice at all, but my friend was, so I tried. I said, “Stop restarting.” I said, “I don’t want nuclear power plants.”

I heard from somewhere, “Dark is the night.”

I left there before being told to. From a distance, I saw dazzling and miserably dark sky.

June 29th. A live performance in Asagaya. Saw the demonstration in front of the prime minister’s office on Ustream. The performance was quite good.

June 29th. On the last Friday in this month, I went to the prime minister’s office by bicycle. The nuclear power plant was going to be restarted in two days. I got off the bicycle and joined the maelstrom of people. I couldn’t raise my voice.

July 6th. I was woken up on the tatami floor. I thought I would go home.

I didn’t drive myself. As soon as I forget to look at the navigation, the car would go too far. I ate bread when the car went too far.

I thought God failed. I said so, and they told me that apparently He sometimes regrets.

I thought it must be a failure, but stopped thinking.

I had a part-time job at night. I hated the routine that came back to me.

I wonder where the piece of cloth saying “I am sad” went. I hope it didn’t catch a cold in the rain.

I slept well in the night.

July 6th. Driving school. Scary to drive on the road after a long time. After that, a live performance of Hibakusha in Higashi-Koenji. Saw a call for participation in Maher Shalal Hash Baz and replied to it. The live performance was frustrating because the most important intention failed. Surprised by Sakamoto’s participation in the demonstration.

July sixth. On the first Friday in this month, it was raining. The nuclear power plant was restarted. I got off the subway at Kasumigaseki Station and joined the end of the line. We moved fifteen meters in one hour. I couldn’t raise my voice.

I kept thinking of F, who killed himself, while being in the line.

 

 

梅雨 ⅰ

 

梅雨なのに水の流れない川

狭い意味でリセットされたがっている

木の芯が 見えない

梅雨の芯は 鯛の眼球の

中の固いプロテインのように粉状だ

わたしたちの心が 粉だったら

 

夢を忘れた王は

夢の粉砕機で 頭を

アコーディオンカーテンみたいにして

金に変えられる怖れのある思い出を

シュレッダーにかけて

劣ったものへ 劣ったものへと 進む

きみみたいなショートボブが

アンポの頃にも居たのだろうな

最終回を逃す男には

粘土の指輪が似合っている

 

稚拙な場面だ

 

後ろのものを忘れ 前のものに心を向ける

 

 

梅雨 ⅱ

 

雷だってゴロゴロしたい

猫だってゴロゴロしたい

 

体の中は大雨

もしかしたら助かったかもしれない夕方の時間になると

きみが石灰の白線を飛び越えるのを

見に行く

今日も間に合わなかった

レースのように会議は始まり

僕が待っている場所に

黄色い家が

生えてくる

 

だましたのなら

だまされましょう

 

聖霊なきレースの horses

発達してしまった肩から胸を窄め

自殺者の顔をして帰ろうとする

黄色の夜

これが愛だぜ、ミホさん (吉増剛造)

「国家の廃絶」!美しい言葉だ、だがそれを目標にするのではなく、通過点のように見做すこと。それを目標にした途端運動は核分裂する。暫定的で過渡的な現在の政治的権威には一定の敬意を払いつつも、外人居留者のように離れていること。日の丸は人間が手を汚すまでもなく、未来完了形で滅びたのだ。

7.15

ウェルピア
今日のピアノは、本能的に死を避ける時の動きを音にします。#社会と交換日記

海辺の風は西瓜のにおいがする

blow my horn, let domestic noise be public sound.

our imperfect day, in perfect adolescence.

our private sky, even in an iron fence. 

@shinjukuramado

可哀想に、時間どろぼうのせいにして。 

みのし粘いいのに
いまわしろこ
いっきいちゆ一

a care 716

 

施工には 

シロアリの 黄色がかった 計算式が 

ライ麦粉の灰色に結果する 

ので 

頭から水槽を被って

 

ショッキング・ピンクの田螺 

edibleな昔話 

他県のスーパー 

夏の滴り 

老桜の樹皮のみどり 

蜻蛉にイタリアン 

瓦の象牙海岸

 

葉の裏が白いことでざわめきは正午までに埃を被る

 

 

一日中気遣いを注ぎ出しても 報われない動悸と震え 

前任者が机に遺した燐寸の「宿恋行」というタイポグラフィー

 

COOLの汚れ としてのキッシュ

老人ホームjのチャイルディッシュ

 

田植えの後 

最下層に緑が割り込み 

空を押し上げていく

 

貸した車が

目的地に 押されてゆくバネのように近づいて行く

 

呼吸法によって 肺から吐き出されるフォントが舞う

 

許し、と言った時に押し上がってくるレモングラスの石鹸の煙

 

あっさりと押しやられる領域が 

深夜に長めの半袖シャツを着ている

 

Quel est le nom de votre chat

 

遠い遠い浜辺で産卵しなさい

 

恋の扶養義務不履行 とノートに書いたら、後ろの席のりんごに見られた

 

葉の裏が白いことでざわめきは正午までに埃を被る

 

 

なまあたたかい あまなたたかい なまあたいかたげんぱつ なかまあたいた たいあたまかな かまたあいたな あまたかいたな ないたあたまか またあいたなか いまなかあたた たなかまたいた
なまあたたかい またかいあなた いかたまたなあ あたまないかた あたたかまいな ないあたまかた
いかたかたい いかたかい いいかたか かたかいい かいたいか いかったかい

バプテスト系の助走に似て 飛び出すレターの彫刻刀
で腹にためらい傷がある
金曜日に旗のことで蒔かれた不安が月曜日にはさらに芽を出している。敏感なヒッピーは身を捻り、ノンセクトは自分達が収斂していく皿を凝視める。
命の危険の一点で消極的に繋がっていたものが、解けて浮き上がっていく。
解(ホド)いたろか (吉増剛造)
液体から気体へ 解けた夏の 原子 
一点を確認せよ 一点で辛うじて離婚するな原子たちよ ヒモたちよ
また政治パンフレットを書くとは思わなかったぜ

 

神学的な心理構造が被爆してウランが神になった時点で、背教の後ろめたさからデモ参加者を解放するのは、ただ立っているだけでいいという徹底的な消極性であろう。
生存を脅かされる恐怖という一点のみを共有して集まるのだから、その行為は、群集であることを示すだけで充分なのであり、無記名アンケートへの回答に近く、選挙に行くことですらない。
だから党派的な分裂は推進派の第五列よりも破壊的な影響を及ぼすだろう。
国旗や差別など歴史認識の欠如から来る個々の幼児性を嗤うのは容易いが、それは後で出来ることであり、今はそうした批判をする余裕の出てくるある程度安定した未来が到来するかどうかさえ期待できないという漠然とした逼迫の中で集合することがまずなされるべきだ。
こうしてたとえ国家の廃絶が最終的には不可欠であることが見えているとしても、官邸前にあって今避けるべきなのは「政治行為」なのだという逆説が成り立つ。群集とは制御できないものだという認識から出発し、まず群集を出現させ続けなければならないのだ。
群集はただ集まればいいのであって、強いられて声を上げる必要はない。幟はいらないしそれに着いて行く必要もない。ただ、おおぜいで立っていればいいのだ。
そのとき奏でられる音楽は背骨の音楽であってはならない。それは腹の迷走神経を刺激するものでなくてはならない。
そのころのぼくらといったらいつもこんな調子だった。心のベスト10第1位はたとえばこんな曲だった。

 

鶴にょうぼう

へやを覗くと、おねえさんは鶴で、ミシンを踏んでいました。
見たわね、誰にも言っちゃダメよ
ぼくがネットで言いふらすと、鶴はだるそうに引っ越して行きました。

@zhtsss 三つ目のだけでいいんじゃないか。晒すときは気を付けたほうがいい。それが大人だ。

スナックメルトダウンにおけるBruno : http://t.co/8RMgjqqo 

マイナス裁縫

 

案山子かと思っていたら人

大洪水の原因は 皆不道徳

肢体の時計は互いのもの

羽の生える時期があれば

時を売る

時と時節を変えたがり

裁縫針が顔を出すのは常に裏面

リズムの布の裏から裏へ

マイナス茶碗を縫い合わせ

回転の影もない

 

このお金が私の負債となりますように

 

原発離婚てあるんだよ。事故の後、原発に対する考え方の違いで別れるんだって。でも今まで災害に対する倫理的な態度が理由で別れるなんてことが歴史上あっただろうか。
かつて夫婦の絆は神を介在させることで強められていた。いまや放射能が神だ。放射能前結婚だ。放射能の前で誓い、放射能の前で指輪を嵌め、放射能の前でキスし、放射能に連れ添われて離婚届を出しに行くんだ。
放射能は分かりやすい神の位置に居るので、人と人のコミュニケーションは神を通さず放射能を通して行われるようになっていく。私たちは放射能を通して愛し、子供を産み、別れ、死ぬ。

武蔵野に居たらそろそろはけの辺りで自然薯の子供のムカゴを採集する季節。あでも線量高いか。 

ドストエフスキーやマルクスにとって、人と人との間の「信」のようなものは、「神」や「革命」であったらしいが、「神」や「革命」を「放射能」に置き換えて考えるしかなくなっているのが現在である、ということになるだろう。

おやすいみんあさい

 

 

中身が歩いている 殻を被っていない虫のように 剥きだしの魂 子供も大人もなく 男も女もない

椅子を数えなさい 心を守りなさい  カーテンの向こうは強い日射し

甘いものを飲みなさい 心を守りなさい  誰も動物に似ていない

 

6時斜面の草刈り。サツマイモを植えるとサツマイモと似た雑草が生える。麦やタラと同じだな。ていうかデモも同じだろうな。葛の芽を採集。シャンプーを使うなと言われている。spanish,folkで検索 ネット10分。

もう、どろどろやでなあ

展示のタイトル思い付いた
葛陶

デモ、des mots

心室は守られている 三相のデュシャンのコイルから電気は発している 誘惑されて切り替わる 唯一罵倒してもいいのは 不意に昏倒する 心 網のような 曲面の方程式が 可視化された

私には主人が2人居る おやすみと言わないでおく日には 狡猾な抜き手を切って 二つの心臓で 泳ぐ

放射能は心不全によって熱心さを滅ぼす 心の欠けたハートマークで サマーベッドに 沈む 不具者の 外面の魂に 傾注する  前屈みの 緑のレーザーが 牡丹 と 緑のような 全ての感情を 体験してみようとしている

人体に関する比喩に 暫くしてから 卒倒 を 何度も 繰り返す

祈りの中で よろこんだり おこったり かなしんだりしていいんだ と四万十の人は言った

今心に懸かっているのはなんだろうか とくに支えが必要とされているのはどこか 羅漢果とか 時間の欄外脚注を 開ける間もなく参照されつつ 過ぎてゆく

火事のような ネオン 街 若い、カップ麺のように がしっとした声が

正しく整えられた汚染分布図 放射能がない 放射能を探し求める 被爆させる側の責任と 放射能に心を開く 被爆する側の責任 放射能が引き寄せてくださらない限り 被爆できない

一番目はダンス、二番目はポルノです

忌むべき心霊術 行動をじっと観察することによって 嫉み 巨大なクジラの内部で 愛は脆く土台がない 浮かれ騒ぎ 異性の気を引くことを避け ふかいきず

わたしたちの考えを超えたもっと遠くへ 引き離してくださる 放射能は わたしたちの心より大きく、すべてのことを知っておられるからです 1J4:20 

また宝くじが当たった妄想でもしてよう 余裕-確信、勇気 どんなに喜んでいるか

放射能は私の心の中にあって、私の骨の中に閉じ込められた燃える火のようになりました あなた方の心が永久に生き続けますようにpslm23:25

太宰は田舎者である。太田静子の日記をそのまま使って斜陽を書いた。その晒し方が田舎者なのである。荒地の同人が彼を嫌うのもよく分かる。

苦悩の溶鉱炉 ハートブレイク 炉心のメルトダウン

配偶者への忠実を保つ 結婚の誓いの重さを真剣に考える 配偶者への裏切り

握り拳大の心臓が 中央線の吊革に、場馴れたスタンドアップコメディアンのように 揺れている

錯覚によって起伏の見える平面に、マジックとしての緞帳の、オンドル小屋の塵取りのような フレームの親和

いろんな費用が嵩み 難しそうな時期にも  にゅぎゅっとした 男  外にはこぼれた人々が 散在している  明るい灰とピンクが流れて  身を縮める虎紋の甲殻類

 

オースターは今回は珍しく遺産相続しないみたいだな

6時斜面の草刈り。サツマイモを植えるとサツマイモと似た雑草が生える。麦やタラと同じだな。ていうかデモも同じだろうな。葛の芽を採集。シャンプーを使うなと言われている。