◎2013.9
山が 横たわっています
乱暴な絵筆が空に×印を付け
日の暮れは向こうに投げ出され転がってゆく絨毯に追い付かぬ昼の歯を浮かせます
太陽の冷製、月のポワレ
ビルは人が落下するために建てられる
反原発運動は放射能を竜巻のように隠喩に変えることができないから正しかっただけだ。
しかし最終物質としての放射能が隠喩になった時、人々を結び合わせていた唯一のコモンが消えることになり、運動は他の左翼的抵抗運動と同じ次元に着地することになる。
倉地の大沢君の歌は、しばき隊の男の子と在特の女の子が恋に落ちた話だと思う。
倉地の歌は全部そうだ。要約すれば、「すべての二項対立をロミオとジュリエット化せよ」ということになる。
そこに暗喩化だけに生きる者たちの弱さを看て取ることができる。
吉本は暗喩化できないものに反対側から近付いて触れることが出来た思想家だった。
だから貶されながら死んだのは彼の栄光だった。
秋風や昭和は遠くナラメヤモ
淫行
水が干上がるという
散文のどしゃ降り
背骨のないものにも整体を施す
旋律
聞き間違えて進んでゆく黄色や
刈り取られるツルムラサキ
路面電車の行く先はどこも同じ
淘汰された限界点
打ち殺される者はここまで及び、地の肥やしのようになる
人間は肥料になるのだ諸君
不活発な発泡が言葉を盗み取っている
9.9
showboat
mshb 水晶の舟
-piano solo for junko-
9日のテーマは「現在地に於けるサイケとは何か」というものです。夢と現実を縫いながら音楽は見世物としての外衣を身に着けていきます。
現在地に於けるサイケとは何か
輪の時間と矢の時間がある
ACの治療は輪の時間の再評価、再構築に傾く
60’sも輪の時間に倫理の超越を求めた
ループする輪の時間は労働とその報酬の喜び
矢の時間は黙示的
現在地におけるサイケにはその双方が必要
きみたちがドゥルーズbotにだんだん辟易していくのはそこには輪の時間しかないから
きみたちが政治的なツィートに時に空しさを感じるのはその不完全な矢の方向がずれているから
rock n role
私の体は日本みたいだ
under controlのループ映像に打ち込みのバ スドラとスネアが入って abeno-mixやな it rains on our cut tail やがて動かなくなる 南国市役所 高円寺の大将のメニューが楽譜を入れた手 提げ袋に紛れ込んでいてそれを19:15南国市 のホテルで見ている。
月明かり薙ぎ倒された田面を過ぎ
彼岸花は夏の蕁麻疹か
キモーい マジむり
まんまるだあ
月は煌々と夜を航る
岩はレゴリスの部分で混ざり合う
私たちの 社交のように
或る役者
役を貰った
冷静なふりをして殺される役
シナリオを貰った
「似合う人」の役だ
「似合う人」は「似合わない人」によって構成された空間に填まり
ぶちまける中身もなく
挿絵のように登場する
「似合わない人」の顔は
永遠に埋め合わせられ続ける
欠損の裏返しとしての幸い
みな同じなのに
どうしてこうも違うのか
こんなに近いのに
入れない
回転する剣に
不意に口の辺りが歪んだ
涙の出ない顔が歪んだ
調節出来ない体温のブレザーの中でわたしは
凝っとしている
さむあつくあつさむい
面と向かった体温
単純な黒い線に割り振って
響かない水底の鐘
ペーパーナイフ或はクリオネ型の足の下の 水
目を向けたら沈み始める
いい野菜が少なくなった
当日まで一緒に成長させておきなさい
灰色の絵の 黒い本
季節の中で歯ぎしりする
皿のデザインは大きさに関する話
顔が大きくて撫で肩
えっ結果ではなくて動機なの?
空気を征服する
撫で肩の小人
集団虐殺と 嘘
硬い黄金町
青い熱
組んだ足の逃走線
が湾岸に下る
許すべき理由はあるか
不当につけ入れられるままにすることと
許すことを勘違いしていないか