tori kudo

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1216

1216という作品は、朝起きてから夜寝るまでiphoneのvoice memoをonにしておき、それを15分に短縮したものをベースにして、いくつかの音源をサンプリングしたものを流しながらマヘルが演奏するのをさらに録音する、という手法で構成されます。

 

 

これは一日を15分に短縮したフィールド・レコーディングにピアノを足したものです。これに生音やサンプリングの素材が加わります。

 

 

 

これは一つ目のサンプルの構造を示したもので、実際のトラックには生のピアノが使われています。三拍子のピアノとドラムが12小節続いた後、リー・モーガンのThe sidewinderのリフが流れます。これを15分間の間に何回も繰り返します。その時小関さんは「頼る頼る頼る頼る」という科白を叫びます。どうしてそうなのかといわれてもそういうふうに思いついたので仕方ありません。これはロックの作り方ではなく、パソコン上でサンプルを貼っていくDJのやり方です。下司さんはピアノの三拍子に合わせながら12小節目でブレイクします。大谷さんと山本さんはリー・モーガンのリフを吹いてからアドリブに入る、というやり方を繰り返します。田村さんは最低限やることとして、ピアノのテンポに合わせて三拍子の最初の、ルートの一音(ドかファ)を弾きます。

これは同じmidiのピアノのサンプルに生音のパーカッションと実際のリーモーガンの演奏を組み合わせたもので、実際には流しません。参考までにこんな感じということで貼っておきます。

 

 

もうひとつのサンプルは中東から東欧に点在するシナゴーグで過ぎ越しの祭りの際にいまも行われている詩編の詠唱を比較して紀元前10世紀頃の原型のメロディーを抽出したものです。愛子さんはこの旋律を覚えて、15分間繰り返します。ユダヤの音楽は即興ですが点ではなく、ジュヌスと呼ばれる束で構成されています。それで、この旋律から発展させた手癖のようなもので変化させていくこともできます。

 

これらも最後に入ります

舟木一夫「夕映のふたり」

山姥

 

さやかさん、健司さん、洋祐さん、美紀子さんはピアノかベースに合わせますが、基本的にはフリーです。