tori kudo

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◎2011.9

クモ

 

空を切り取る衝動の中に

火山の噴火や

放射能が

うっすらと忍び寄る

論旨を明快にするために

あえて今言わないことがある

今日は半日耕作地で過ごした

流れて来た赤ん坊は

こうごうしいまでに美しい子だった

愛は建物に依存していない

彼はその罠trapから自分からは逃げようとしなかった

三日間卵に連れ添った母グモが去り

産まれた沢山の子グモを整列させて

ナミオが訓戒を垂れた

君たちはゴキブリを食べるために産まれて来た

これからは多いに頑張ってもらいたい

では、解散

ちりをなめる

論旨が緑に囲まれている

上着の緑だ

探検隊のような出で立ちのスーツ

腸が殺られている

ウルトラマンの頭の形をした輪郭のブレ

クモが出て来た

クモの子らはシラスのように小さい

絶対に壊れる子ら

論点についての話だ

近海魚のぬるい刺身のようなたこしゃぶとハモづくしが

引き合いに出されるだろう

小さなものたちにも格がある

クモはサメのような獲物を捕獲できるか

ぶれた髪が笑っているように染められて

便宜上の色がくっついてくるような服が続く

ピンクと灰が、失敗した建物

今日は桃色と黄色がクモの子らに食べられている

その罠から、自分からは逃れようとしなかった

もしかしたら動機が明らかになるかもしれない

保険の効かない薬を買いに

病院に駆けて行く人を

クモの子らが追いかけている

灰と白の世界

甘い猪肉のような声だ

とんとんと切られた甘さが

洗面台のコップのように空けられている

本当なら僕が居たはずの場所

 

 

cognizant

 

裁きと滅びの季節にも季語があるなら

そのアイデアは愛である

自分をオリーブの木に再び接ぎ木すること

 

絶滅の季語は籾殻

軍隊に囲まれるのを見たなら

山に逃げ始めよ

地と天が逃げ去る前に

自分を人生に再び接ぎ木すること

 

 

Channel Seven

 

self control

暗い桃色と黄緑が排気ガスを浴びている 土手でクモは

情況の恒常性を前提としてウェブを張り 着実な仕事を始める 筈だった

本当なら 直播きの稲を覆うかれらの銀色のテントが朝陽を浴びている 筈だった

卵を守って離れようとしない母グモにとって

想定外 は常にヒトによってもたらされる

自然は今や恒常性より安らぎを欲している

人間以外の生きているもののすべての願い 

 

ディケイド毎に 失われた スカートのような正しさは

あとしばらく休まなければならないのね

 

周りを見回すな

 

黄土色とオレンジが

ショールのように

秘儀に紛れ込む会堂

 

複数の契約に拠らなければ 解決されない

女と国の問題

 

夏に風邪をひくように

読書で耳が悪くなり

音楽で目が悪くなって

 

劇団以後関わってく ので?

縫い目から裂ける

 

貧困の中に水を甕の縁まで満たしなさい

理由のない奇跡のようにして

 

静まれ 静かになれ

何が過ぎ去るか

遠くを俯瞰すると早速火の手が上がっている

風と海 を叱り付ける

 

「人生が自分の考えたとおりになっていないとしても

わたしは幸福ですし、今後も 幸福でいられると

思います。」

 

マスタードの種

全体を発酵させる

引き網にかかっただめな魚

深海魚のデザイナーが言うのだから

あなたは最近愛する人を亡くしましたか

 

ホプリサステ 身を固める 兵士のように鎧う

 

上にある事柄

 

眠気が帆先のように椅子の上を移動する

 

完全な人間が食べ物によって落ちる それを食べるフルーティアン

制することに優先順位の意識が向けられていない

 

紫の恐竜の内部の池の中で

オタマジャクシの手足にドスが付いている

 

死にたい

 

介入

 

光に照らされた夜の雲

 

社長

 

ハウリングしている空調のダクトがホーミーon G

 

米国市民権を

心から欲しいなら

 

無傷で済まされない

 

  *******

 

目が覚めるとチャンネル7にいる

自分がどの世界にいるのかなかなかわからない

突然緑の門を閉められ

チャンネル7で振り付けしている

 

  *******

 

四万十川から来た安木 という人が

いたわり について話している

 

self control

石をパンに

 

定めのない時に至るまで

まさに永久に よろめかされることがない

 

暴虐の故に 地を破滅させている

チャンネルの血が地面から叫ぶと

有害さを明証するために花が咲き出る

チャンネル7を習わしにする者たちが

皆咲き出るとき

それは彼らが永久に滅ぼし尽くされるため

 

そこまで来ている

 

東風に焦がされた穂

 

鉄と粘土は英米

粘土は英米の範囲内で分裂をもたらす要素

 

妥協できない

 

すべての事物の終わりが近づいた

 

 

DEFAULT

 

遅れた人にしか見えない金色の夕陽がある

書き殴られた赤い描線と

青の飛沫が 白の胎土の上に不可避

の現状を定着させている  炎の中で

刻一刻と迫っていた終わり

この夕陽を浴びた道のために

何番目の鍵が用いられたのか

 

あなたの銀はあなたと共に滅びてしまうように

コンクラーベにおける贈賄のような積極性さえ

遅れた者には遠い部屋だ

 

Intervene 介入 ヨタ話

 

かなかなが終わり

忘れた者に夜が入ってくる

 

重要な事で 緊急な事は少なく

緊急な事で 重要な事は少ない

秒読みの破滅を忘れた者の 

 

 

ハイイーム

 

砂の溜まったコンビニの袋を 逆さにする振る気力もなく 九時台の

認識を高める 規定 誤用

 

逃げおおせている者が不自然

に羽を伸ばして

 

それらのうちのひとつも

まだなかった時に

 

髪の毛はあらかた抜いてしまった

 

冷房の設定のような 

スキンの色

Slaves and minor officials 

存在自体が髪の毛なので

 

fable or a myth

 

incest

 

 

色彩論

 

シン・シャラ・イシュケンは7年間支配した

 

ニッポンの街に赤が結果してしまっている。transparentを通過する受苦としての血を見なければ終わらないのは判るが。その結実を抑えるのが街路の作法だった筈だが。Tottenhamの橙は青の中に上昇している。紫を経ない赤への急激な上昇は暴動を視る眼に青のティンクトゥーラが宿っていることを明証している。

 

終わりは色なのか、と以前書いた。 一色原理としての灰色の終わりだ。 昨日もそう思った。

 

各々自分の中で得心していなさい。

 

色の話はにどとしないよ、と以前書いた。 ビッチでメンヘラのピグメントが青だとしても、癌センター前の路上で、影の中にきみどりを見よ。

 

 

宦官エウヌーコスευνούχος

 

去勢された蚊は名をユニコーンといった。

かつてはハレムに居た

そこは呼気のようだった

髪をひっつめた恵子は神妙に頷いた

巫女のような白い紙のうえで

わたしの針はきっとよろめいていくだろう

男の人は闘争して女の人を取り

合ったりして生きている。

仕組まれた土俵

 

 

同情

 

クリス と云えば スペディング

二人の盲人が やっぱ

おぞけだて、冷ぼう

水 と 肉 で はじめて ア ワレ ミ

光りの

フレイバーとして 串刺しの

右手がしていることを

左手に知らせてはなりません

北原白秋の みせびらかし

虚栄の 剝き出し

キタ、キタ、ここは尼崎の紫

量り出せ 母乳のアワレミ

オシツオサレツ

オシツケガマ ノ アクレイノカタチハ

律法の前で のたうつ

これら三人のうち だれが順子

に対して隣人になったと思いますか

全土をあまねく巡り

二義的な土俵を

蛭子のように ひり出して

ニッポン

サイケの根拠

金子の部屋で 浜野が寛いでいた

メシアンがあるー、と猫撫で声を出した

この部屋に来ると何故かコニーアイランドベイビーが聞きたくなるんだよな

橋の上から投げ捨てられた レコードに

アワレミの言葉をかける

浜田山は十年二十年

     人の住めない処になる

マイナーに転び込んで来た凧揚げする犬コロのような 印象が

Aは re,mi を受ける

また髪の毛を抜き始めた

annihilated by one another 

咬み合ったり喰い合ったりして

 互いによって滅ぼし尽くされていった

羊を ボクシング  灰野の杖

仮想クロニクル

爛熟 のグラム、セザンヌとキューブの間

爛熟 のチョッパー直前

パンク前夜の

ライオンのひげをつかんで打ち倒し

牙による傷に 疑いによる傷に ヒキツヅキ アワレミノ 油

父親が母乳を飲ませる

父親が母乳を飲ませる

浜野が順子に母乳を飲ませている

順子は山崎に母乳を与えなかった

大里は 誰の黒いミルクを飲んだのか

真の固有名を知らないまま固有名を出してしまっている

その固有名の前で

練習していた

私物化 という言葉 が

支配しているように思える

えらくなりたいなら 奉仕者

第一でありたいなら 奴隷に

なんなさい

 

 

最後にひとり残って

 

夕方

魂たちが

入って来る

部屋

歌おうとして開かれた本に

蚊のようなものが 声を 顰めて

夕空 という 夕空は 明度を

 調整され

最後のかなかなは己のためだけに鳴き

ダマスカスからアラビアに行っただけ

三年のあいだ ひとりだった

かなかな の 羽が 小さく

なった

 

 

ツェロフハドの娘たちに

 

被爆する死刑囚の

二重の延期による罪の帳消しは

負の領域で贖いの相似形をしている

眠りに落ちることで

夢の中で支社の寝売りを夢見る男

きみたちの千年後のサラヴァスティで

死の公平さは 何の 相似形か

不公平ではない とはギリシャ語で 顔を取る という意味

きみたちの相続地は公平に汚染された

 

 

密告

 

密告の

    錯視に

白磁はほとんど灰色だ

適合することで 整えられた 脅迫

静かに滅びさせて呉れよ

汚点 を容認して

生き続けるという 脅迫

無分別 という  烙印

薄っぺらい 実印

争乱節

幸福という不幸

無分別という従順

        貝のような 腐っ た も の に 挟 ま れ

ヨーロッパ の テサロニケ

satan cut across his path

母の神

coordinator

 

 

九月の変節

 

勝ってゆく闇の

取り残された白の目立つ服装の

歌う季節の

監禁の申し出 (監禁してダイエットさせたい)

と 刈り上げの 日焼けした遺跡発掘のナーヴィー が 最後の半袖で 呟く

大きくなってしまった子供を抱いて

平和な時期 という名の 瓦礫の拡散

棚に上げられた滅びの中で

最後の蝉も居なくなり

最早 この時間には 夕焼けもなく

台風は近づき

ドルカスの下着をセシウムの雨は染める

茶髪を扇ぐ

終わりが来るまで

変化の中で老化する

ハイイームが取り去られ 塵に戻る

地表は新たにされる

除草剤を撒かない人生

わたしのある限り調べは奏でられ

筆記する光の実

はかみのけを抜いてしまった男の鬘

九月の変節

自分の問題が最重要だと思わないように

九月の変節

自分がなくなれば問題もなくなるのだから

九月の変節

救援、救出は別のところから起こるでしょう

九月の変節

もしかするとこのような時のためなのかもしれません

九月の変節

滅びうせなければならないのでしたら 私は必ず滅びうせます

九月の変節

「何としても生き続けること」よりも重要なことがあります

九月の変節

 「サタンに息子を殺した償いをさせなくては」

九月の変節

だれ一人、ただ自分に関してのみ生きるのではありません

九月の変節

また、だれ一人、ただ自分に関してのみ死ぬのでもありません

 

九月にわたしがまだ生きているということには

 

 

秋のクラゲ

 

喜びの誤用

副交感神経の優位から

季節の過敏に移り

さらさらと語りだされ始めた或る朝

手形のようなものを見せたいのか

それが何を意味するのか考えてこなかった

盛り土のような形をしたクラゲが横たわる畑

クラゲの中に秋が佇んでいる

交換出来ない隔たり、理由

ケーブルカーの同乗のような単位で

多言語の呟きが現れ

ボスニアのブランコは警備兵を辞め

スロボダンというクロアチア人から学び

スロボダンはボスニアの兵士ヨームから学んだ

彼らは陸前高田で

災害はあってもなくてもいいという

殺される寸前 迷いがあって

サーファーのような価値観の転倒を

復興に当て嵌める人々 

discreet 塩

秋のクラゲはよこしまな事柄のために群集に従ってはならない

秋のクラゲが人間の政府を持つことは逆に実在しないものを追い求めること

残された時の短さが秋のクラゲの生き方に変化を与える

盗人のように来る時に関してあざけられる秋のクラゲ

自分を度外視してあざけっている秋のクラゲのための猶予 

秋のクラゲは用意の整った仕方で待つように

それ以前に人間であることを忘れていた

 

 

休日出勤

 

舌足らずで しかも 苦い闇が

皮なめし工の 偏見 の下の偏見を照らす

闇が照らす何か

深い悔悟が照らす

ヨッパの海辺の家で

当惑させて下さい

死の香りがする

光る闇

後ろを向いた赤ん坊と目が合う

もう ほどけきった

線の集合

三十年 待った 魂に 悔悟

何の虫だろう

あれ以来敏感になっていて

わたしはそれを見た

あなたがわたしを見ている

あなたがわたしを見ている

猫の頭の内側はみな目玉である

三十年 わたしたちは待った

三十年で わたしたちは振り分けられた

それらしくなってきた断層の

それどころではなくなってきた 鼻血の市場

山の 寿司屋

命の川の 眉毛の本部のような 悔悟が

調べるための問題を出すだけだ

三十年 わたしたちは待った

三十年で わたしたちは振り分けられた

働きながら休んでいる

休みながら働いている

working during his millenniums-long Sabbath

わたしたちの休日出勤は振り分けられた

 

 

心は晴れて、気も振れて 

 

少し老いた

線路のない電車は

自分を許すべきではないのか

自分が真中に居ると解決しにくい 

骨と骨を繋ぎ、臓器をあるべき位置に保つのが靭帯であるなら

線路のない電車を靭帯で繋ぎ

我慢するのではなくて満足することを覚えよ

再び溺れるノア

「心は晴れて、気も振れて」*

現在の気付きの間逆にある過去過去の甘い管を

濁音抜きのカメラで

明度を上げて覗く 

ぼたん色(と白)の神戸

ポーズするラ抜きの鴉

「助けれるんではないか」

持ち物を持って出て行く息子の

舌の先はざらざらしているだろうか

 

*古井由吉「椋鳥

 

 

after these

 

憂鬱であること

朝が空がプルトニウムがどうであれ

ミニスターは憂鬱である

緑の光を浴びたフグが浮かび

エリコの回りを八回廻って秋は縁日の切先に入った

after these

トイレにいる間に

金色の閃光の中で紫の羊はその尾を切られて

after these

霧が荒れるように急にさびしい薄青になる

最後のシロ

処女[ベトゥーラー]ではない乙女[ハーアルマー]が妊娠

処女[パルテノス]と訳し

首を内側に折り曲げるようにして

after these

すべて 平行のあぜ道

見たのに信じなかった

待ち望んでいたのに受け容れなかった

after these

after these

after these

困った

 

 

金環蝕まで

 

(物質には二種類しかない

汚染されているかいないかのどちらかだ)

斎整として 区切っても

滅びの後の永遠のように

終わらない 秋は

わたしたちの カルーセルの上で

白煙を吐く ものに 遮られ

眼鏡をかけてみても

続く 明るい 終わりの

終わった 永遠の

その中で 剣にかけて除き去られるといったエピソードは語られてゆき

終わりは 終わらず

永遠は終わり

子らの声は終わらず

子らは終わり

遅れてきた者も 早く来た者も

同じ永遠の中

同じ終わりの中で

白い服を着た人も 黒い服を着た人も

同じ永遠を終わり

同じ終わりを終えられず

同じ終えられない終わりを

終わろうとしているのか

イスラエルも パレスチナも

Index の中を 動き

終わらない永遠の

インデックスの中で サインは

永遠に終わった終わりを生き

眼鏡をかけた娘たちは

その眼鏡のかたちをした曲線の終わりで微笑み

指の戦闘を教えてくれる称号に

熱烈に捧げられた祈りの

突き破る永遠を待つ

終わりの中の

永遠

和服のかたちをした永遠が

和服の中で終わっている

終わらない終わりを眠り

続かない永遠を夢見

霰が走るように

言葉が地べたで溶ける

終わらない終わりの中で

空の額に十弦の新しい譜が描かれ

金環蝕まで

斎整として 区切られようとしたが

わたしの区切りは

落ち着いたガスが 部屋に充満することで

気化されてゆく

 

 

ロックアウト

 

ロックアウト されたのに

私は 変わってない と 言い張る

マックの駐車場で

キーは簡単に開く

自由になるのではなく

自由にされたことを感じるだけ

Roda に伝えよ

指示に従い続けた

駐車場の健気

自由は

得られると まだ 誤解していて

その後 Peter は 登場しない

駐車場がなくなる時まで

彼は捜索される

すっかり車の居なくなった駐車場に

自由が入って来るのが分かる

 

 

午後

 

庭園のような瀬戸内海

光より速くなければ どうしても駄目だ

土台のない家の間借人が言う

岩塊にも水は押し寄せた

家を優先しない家にも

雪崩のようなずれ込みかたで睡ってしまう

あと何回 枕を黒いビニール袋に入れなければならないのか

額の一点からスッとのけぞってゆくような睡気

後頭部の凹みや皺

あ、pcがはい、と言った

いつまで文字を乱れた水から汲み上げるのか

髪の毛の抜けた白い頭の子供が増えた

皆障害のある子供を連れている

障害が普通になってゆく

健常が異常になってゆく

健常者のもったいぶった話し方が異常にみえる

************

こんな字で

建築について文句を言うつもりか

金剛力士像のかわりに

項垂れた左右の鉢植えが

猫のように喋る

副作用はない と言う

知るようになったのではない

知られるようになったのだ

 頷く

逃げおおせている色の話ではない

のたれ死んでみせる

************

右手のない男のYシャツは垂れ

帽子を脱がない男はまだ糾弾されていない

暗いサンドヰッチの入ったタッパー

電波の入らない腹の中も暗くなってきた

つまらない

つまらない話だ

そのまま殺していくのか

もういいよ

豚に似た侮蔑

アガボ 黙諾

ただ飯の九九年

終わってしまう

************

午後の終わりの風が

気落ちの理由となる

マンハッタンの地図を意識が下るようになぞりながら

ラップには緊急感が必要

私達はXXXXXXX

                    ライフライン

刈り上げの頭に不意に電波が入る

one hug changed Elsee

迷子の羊のような車で

今日思いとどまった事

真に受けてはいけない

猿と観る映画

************

強い者は喜ぶ

水の中に根の出た果物が浮いている

義手が床に転がっている

部屋の中では帽子を脱げ

カント 判断力批判

可愛がっても、どうせ皆ヤンキーになるよ

 

 

夕暮れの柱

 

気道の柱が夕暮れの川沿いにたち

発するものを忌んでいる

夕闇は真直ぐに平たく

信号機の色が綺麗だと思う幸せ

着いてみれば 子供らが

汚れたまなざしを向ける

魂の論争のなか われらのともしびは罪となる

口の中は砂利で満たされ

パンに蹴りを入れる

ひょろひょろ伸びたまー君

トシ君がとんびのような声を立てて母を撲る

ああみな祀られてゆく

ブラインドを上げると暗い声で同じ割り当てをしている

「それは嫌です」

飼い猫にひっかかれ 息子に殺される

ぴーひょろ ぴーひょろという息子に

そこを歩けない人が歩いていく

護送されるように眼を閉じる

わたしたちが苦しんで死ぬのはなぜか

もはや脱衣場で自分を隠すことをしない

投げられたスープの材料を買って再び訪問する

夫婦のための学校

つるべ落としの紫の2chの中にきみは居て

信号機の色が綺麗だと言う

 

 

midheaven car parking

 

駐車場にセリーヌの患者たちが入って来る

鼻の長い○○婆さん 尻の短い○○爺さん

千年しばり首 という名の 機械化された玉ネギ畑の横の

ロマ書の横の 

仄暗い 孔のような 書籍のガイガー・カウンターに

平積みの白い紙が浮かび上がる

クイクイと イだけで進む舟の話語

破船の報告は パン窯に溶け

濁音が薄い第三国的な尻の短さ

携帯のない時代の間隔で

問い合わせる別居のような

親密

富は飛び去った

天使は女たちの従順をじっと見ている

だからといって何をするわけでもなく

ゆだねて 悲しむだけだ

ディフェンスに貼り付く

きみ専の アクレイ

玉ネギ畑のように

生えて来る 理由

フィボナッチ係数の

言の葉の四方に茂り

料金のない駐車場の

巨額の借金を背負う代紋   

            張り付くデーモン

midheaven car parking

虚数に停めろ

拡大友愛数に停めると jammed

サービス終了のOSのように

コインを入れてもdepositされない

ペットボトルのような

言葉が釣られて上ってゆく

強情な国民として私たちは語りかけられている

 

 

気付くことなどなにもなくてもいいと歌っているかのような俳句か

滅びの季語

ひからびた朝

堕胎せる

女カンカン

照りの下

 

かなしみぐたぐた

かなしみぞろぞろ

かなしみせろせろ

かなしみぞりぞり

かなしみぷらぷら

かなしみとろとろ

かなしみぶかぶか

 

大ガードの上を銀と黄の電車が通るが

今は色の話をしている場合ではなかった

 

her letter・・晴れた

 

かなしみぽかぽか

かなしみこそこそ

かなしみぎとぎと

かなしみすぽすぽ

かなしみごそごそ

かなしみずすずす

かなしみぶすぶす

かなしみずぼずぼ

かなしみすぽすぽ

かなしみぴろぴろ

かなしみころころ

かなしみちょろちょろ

かなしみどしゃどしゃ

かなしみどきゃどきゃ

かなしみぶしぶし

かなしみほろほろ

かなしみごぼごぼ

 

皇帝ダリヤも皇帝ダリヤ飼育係も

 

かなしみごぼごぼ

かなしみぶしゃぶしゃ

かなしみずろずろ

かなしみぜろぜろ

かなしみぎょろぎょろ

かなしみじょろじょろ

かなしみぐらぐら

かなしみじとじと

かなしみじょわじょわ

かなしみごろごろ

かなしみぷらぷら

かなしみぺかぺか

かなしみべこべこ

 

かなしみごこごこ

かなしみごかごか

ごきゃごきゃじゃないな

うまくいえない

 

かなしみじゃこじゃこ

かなしみすいすい

かなしみbotbot

かなしみがらがら

かなしみあがあが

かなしみすかすか

 

才ノヽ∋ ー

 

かなしみぞぎょぞぎょ

かなしみげこげこ

かなしみちゃぷちゃぷ

かなしみからから

かなしみぱたぱた

かなしみぱちぱち

かなしみきょばきょば

 

かなしみぽこぽこ

かなしみばびばび

かなしみぷくぷく

かなしみはかはか

かなしみTLTL

かなしみじょりじょり

かなしみグーグー

かなしみろんろん

かなしみがばがば

かなしみぴたぴた

豚シャブ樹海ガール

 

・・・・ひびの入ったiphoneをそのまま使っているような日々

 

thinking of you for Christian Marclay

 

6:51 thinking of you
6:53 thinking of you
6:56 thinking of you
6:57 thinking of you
6:58 thinking of you
7:00 thinking of you
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19:18 thinking of you
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19:54 thinking of you
20:22 thinking of you
20:25 thinking of you
20:27 thinking of you
20:30 thinking of you
22:22 thinking of you
0:04 thinking of you
0:37 thinking of you
1:07 thinking of you
1:15 thinking of you
4:44 thinking of you
6:50 thinking of you, Mr.Marclay