tori kudo

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2013.12

12月1日
三津 小池鉄工所前 
ずっと三津にいた 


12月2日
またことりにいく 
アレックス・チルトンの場所をクリアに把握すると少し楽になるように錯覚するのは下に引き伸ばされてそこが埋まるからだ

12月3日
大きな葛がフェンスを過って 

12月4日

石破茂は父から「年寄り子で恥ずかしい」と言われた。彼にとっての天の父は憐れみ深いものではなかっただろうと推測される。

イラク派兵は反イスラム、靖国非参拝は日本基督教団の70年代初期の雰囲気の反映であろう。

娘の東電入社と核抑止力としての原発維持はプロテスタンティズムの現世主義的な流され方として想定し得た流され方である。

麻生の国連主義批判はバチカンとして当然の遠吠えであった。

俺と同じくらいの齢の奴らがでかい顔をして世界に喰われていくのを俺はやさしく眺めている。

 

 

型枠が面倒なので、型を取るために砂山にセメントを貼り付ける方法と地面に穴を開けて流し込む方法を考えた。

今日のセメントは穴に流し込まれる。

法案は何処に固まるのであろうか、と思いながら作業している。



12月5日

今日四時には日本が折れる音を聞く

秋田と鳥取あたりを握って東京湾あたりを支点に膝を乗せ

腰の曲がった本州の背骨を逆向きに

ボキッ

と折った音

 

 

昨日、「奴を殺せ。それが政治の本質だ。」という埴谷さんの言葉を、太田昌国さんが国会前でツイートしてた。堪らず沸き起こった、という感じで。

 

確かに金星と三日月が近くに見える

 

 

12月6日

頭が透明なデメニギスの目のように見えるのは臭覚であって実際の目は操縦席の下の緑色の円盤である

高遠さんのツイキャス見てるけど突入の様子は分からない

 

12月7日

諸君はリヴァイアサンを見たのだ。阿倍の顔をした鯨のようなものを。「譲渡」したものが膨らんだ怪物を。

 

12月8日

http://youtu.be/oaZXSBTv8mk 
行蔵は我に存す。

シェイプシフターを気にして著名人の眼の縦線ばかり追っているようであってはならない。行蔵は我に存す。あと、映画評は基本的に辛口の楊言であってはならない。詩は、読むより読んでもらったほうがいい。今日はあとはとくにない。おやすみ世界。

 

うるうる 


12月10日

速報DHMOの人が飲んでいるのは苦い部分である。甘柿は日本では渋柿の変種であり、甘さとは渋さの一部分である。ひとのあつまりとは醂(サワ)さなくては渋くて食べられないものなのだ。金の林檎と一緒に密閉しておけば、言葉は銀のフレームを纏うだろう。被爆した柿たち、林檎たちであっても。

 

持ち越して

しまった持ち越し

てしまった

捨てりゃあいいか

捨てりゃあいいよ

 

きみの燃えかすは空に落ちて今日は河原に犬の死骸がないね

夜の白い雲の写真が撮れたら僕は何も言うことがないな

突然の雨に雷か今夜は満月どころのさわぎじゃないね

最初から後日談であるような最後から二番目の日々を棲む

 

ココナッツ殻は痛点を探して寝返りをうつ眠れやしないさ

なみなみとヒッグス粒子を湛えおり反ココナッツ殻の宇宙は

痛みとは重さのことかココナッツ(殻に逃げたい/マイマイカブリの)Webのつめたさ

 

今日からは全ての罪の背後には共謀している私が居ます

こちらはあ めで見えないけ どすばるは 天辺あたり にいるのでしょう

同行は果て迄続くナビの声

甘さとは渋さの領野の一部分

墓川雪夫は山川蝉夫です

おやすみの余波のおはよう夜半の余話

 

ばと言葉とこ男とおんなばとこ

ミルフィーユカサヴェテス寒ウンディーネ

ウンディーネ仏オンディーヌ彼は波

ピラ不幸粒ちらつく冷凍原

おピラフなリプでチンす寝落ちtter

差別した!ブラフ熱してピラフ冷え

12月14日

http://tl.gd/n_1rtj9iq

ドランテスのオロブロイは、フラメンコでいう12拍です。 頭が12で、12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11と数えていき、 12 3 6 8 10がアクセントになります。要するに、3拍の4セットになります。

 

 

 

 

12.15

welpia

道後

12月16日

うちで30周年

 

マラウィ

 

煉瓦の眼鏡橋を一台の自転車で渡る夫婦

訪問先の木立や山影は日本のようだ マラウィ

煉瓦のアーチは型枠で作らせたのだろうか

白人が

夥しい煉瓦が使われている

自転車の後ろには妻が乗っている 汚

どうやって青いYシャツを手に入れたのだろう

ネクタイは流行に従って短い黒人

土の村で叫びが上がり 汚れ

木立や山影はカレンダーに記入される

積み込みを仕切る人はうす赤い半袖を着ているくすんだ謙遜

奴隷とは言われなくなって王となる

TVを観ている 将来の女王の

椎茸の影が落ちている 時間

まだ古い法律について話している

水に血が混じり 顔を歪めるなよ

原動力となる空席 消極の色の冠

陸の孤島は本会議場

凄みのある毛糸帽 と 動物

植え込みの葉の放物線

髪が薄く貼り付いたら不幸

胴から首が突き出ている

玉蜀黍の髪を付けて雛壇に二体並ぶ

クリスマス イエス 誕生日 お呪い

ねえ、お二階行っていい?

フィリピンに 寄付をするための 金

フード垂れ縦縞と横縞の重なれリ

障害者 滅ぼそうとした 政府 かな

かわいいなー 扉を開けてあげましょう

楽譜を棄てられて 冬

コピー機にノイズが混じる蛍光灯過去も自分を予習して来る

税金が上がって暮らしは大変に

自分が考えることを一般の方も考えているだろうと

天候は不順ですが醒めた野菜でも頑張っている

平和になることは夢に過ぎないと今年もいろいろ

十大ニュースの缶を開け空を凝らす

耳が生えた人たち 唱う

 

 

 

暗黙の了解のように就寝の挨拶は交わされなかった

今からはどなたの罪の背後にも共謀者として私が居ます

悪行の報いとしての苦悩に何の栄光があるというのか

明星に頭を押鋲される夜きみは悪夢は観ないのですか

 

タブレット欲しいなんてぶたれっと

師走野や人は多くは住まざりき

◎師走野に人は多くは住まざりき

師走野に人や多くを住まざりき

自我罰破壊し墓石にジガバチ

自分で自分のフォローを外す

シビリアン凍れて今朝はシベリアン

 

失くした場所で 怯えながら弾く

起きた瞬間に明かりを消して寝る

 

本当に起きた 外は明るいが 反山頭火的な脳内

悩みの母音を聴いている 

死ぬ他に展望はなし戸を渡る

立ち尽くしたまま歩き回る

あさのひかりだけで繋がっている

○永遠に明けぬままこの暗い雨

永遠に明けぬこのまま暗い雨

 

短日や赤い隙間に赤い事故

正確に切り取る稜線雪の愛

12月20日

 

途中下車前途無効を鳩ぽっぽ

赤色はペンキのように冬に落ち

 

 

12.21

裏窓

dans le temps d’une bague, d’autres sons viennent de l’extérieur du champ de la vue.

生々しい青空に梢薄し サティ

12.22

幡ヶ谷forestlimit

who sweet jane soever

mshb

gnossienne no.6

F Eb-5 F Eb-5 Dm11 C+7 Am+7 F G+7 Ab Em F# G#m7 A#m-9 G#m7 F#m G#m+7 A F7 Em7-5 Abdim Bm G7 Em9 F7 D A#7-5 D A#7-5 F#7 Dm6 Em+7 F Am G+5 Am G+5 Bm11 A+7 F#m+7 D Em6 F#m+7 G F C#7-5 F C#7-5 A7 F+7 Gb Dm E F#m7 G#m F#7 Dm C6+5 Dm C6+5 C#m11 B+7 G#+7 E C7 Dm6 Ebdim A Fm7-5 A Fm7-5 C#7 Cm Ab7 Fm9 Gb7 C Dm Em-9 D7 B+7 C G#m Cm6 Dm+7 Eb Cm

 

 

I cover the waterfront

Em9      A7/6           D+7        F#m7Fdim  

Em7      A7             D6B9      Em9F#7

Em9      A7/6           Dalt         F#m7Fdim  

Em7      A7             D6B9       Em9F#9

Em7A7  D+7B7         Em7A7    D+7Bm+9

B9         E+7C9         A9B7/6    A7/13

Em9      A7/6            D+7      F#m7Fdim  

Em7    A7             D6B9       Em9F#7

Em7      A7sus4        D             DEb96D9/6

 

 

 

sweet jane

(D#) E ・  E  ・  B A  ・ C#・  B ・  D#  E  ・ E  ・  B  A ・ C#・  B  ・ 

>   ・ ・ > ・ ・ > ・ > ・ > ・  >  ・ ・ > ・ ・ > ・ > ・  > ・

  1. 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.

 

participants are welcomed

このコードを練習してみてください

12.23

幡ヶ谷

“uramado outfits vol.6”

ジジキ 竹田賢一+ジジキ 山崎春美+後飯塚僚+工藤冬里+竹田賢一 鈴木健雄 田尾創樹

12月25日

 

○居酒屋のメニューに探している空

居酒屋のメニューで探している空

 

途中下車前途無効と鳩ぽっぽ

 

 

12月26日

星空を取り込んだ布団ひゃっこい

終わると楽だと思う気がもうすぐ

俳句甲子園に出るというので朱鱗洞を貸したらそのままに

 

目は生より大事と言わんばかりに

発見の遅れた今朝が来ている

 

赤い月は携帯に写らない?ではそれだけを見てればいいのに

 

正確に切り取る稜線雪の愛

と吟じて雨の裾野を視る

 

繋がらないネカフェみたいに遠い夜結局好きに歌えということ

マン喫でカフェモカとか松山の甘いうどんに馴れちまった俺

 

赤色はペンキのように冬に落ち

家々の汚れに それに 慣れぬ寒さに

 

この赤さは枯れ葉剤だ

山頭火どころの騒ぎじゃねーよこの土手

 

本日の珈琲 ブレンドされた 今日ってこんな感じだったのか

五番線踵を返して東京にきっぱり顔を向ける仕草の

幸福の大きさは期待できないけど角度だけは期待できる

時計を見ると必ず四時四四分を指しているのは何故

冬の夜の根本に花は閉じぬまま昔話のように黄色い

お前らの買い得た音の総額しか聞こえないdjmix

理想像のみだれからきたか過度の罪の意識が自分の主人

全て言います全て言います全てのすべり台が消えたとしても

12月27日

霙の夜を急いで居場所がない

霙の夜を急ぐ

霙の夜に居場所がない

暴動のノイズを吹き入れて道後湯玉音頭に切れを与える

霙の夜に道後に切れを置く乎

霙の夜に道後を切る

霙の夜の道後に切れ

寒い 盗み喰いをする

一通り盗み喰いする寒さかな

少彦名(スクナヒコナ)は真暫寝哉(ましましいねたるかも)

天下一品寄って並食って出る

 

信号はみな赤deserve月々し

霙混じりは下手なバンドの如し

信号はみな赤deserve月々し下手なバンドに霙が混じる

霙混じりやめて雨メタ諦め

霙混じり未曾有の雨に橋渡し明日あたし滴るシタール

 

〈野分かな〉脱走自由の収容所

〈枯野かな〉脱走自由の収容所

ここはどこ 脱走自由の収容所

出汁取るや脱走自由の収容所

肉煮込む脱走自由の収容所

肋取り脱走自由の収容所

切り分ける脱走自由の収容所

ナイフ入れ脱走自由の収容所

脱走自由の収容所で尚もローストチキン切り分けるおれ

脱走自由の収容所まだ棲み付いている弓なりの列島

被爆して脱走自由の収容所

「被爆なし」脱走自由の収容所

ロストチキンも渡りをするか別の脱走自由の収容所へ

国内産酷な拡散コックさん脱走自由の収容所

死刑囚脱走自由の収容所

風立ちて脱走自由の収容所

 

12.28
中崎町
エポック大阪
che-sizu

路上の雲の如く雪はひた走りて軈て色を失ひたり

雪のため渋滞を行く軽トラに蜜柑のシトラが積まれていたり

石鎚は影だに見えず新居浜の晴れ間に白は押し入りつあり

雪の名は替り変りて今強き日さへ差しても舞を収めず

「国産」が意味をなさない店の〈一杯ごとに豆を挽く〉自販機

ナビは到着時刻を予言するが蓋然性を数値とするな

白ビールの密度で空はとりなみの雪の密度を増しつ濁れる

 

草枯れて燃え易さうな斜面 かな

雪雲のあたたかきところで家絶えり

太陽らしきものの仄見ゆゆきぐもり

夕暮れて水気は多しぼたん雪

 

12月31日

祭日に取り込まれると北ホテル

放り投げ(スプレーした)歌を潜(くぐ)る