tori kudo

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2013.2

2月3日
零下40°Cの室内でデッサンしていた。凍傷で手足の溶けた猫が哭いたので外に出したが別の猫に食べられてしまった。目が覚めると舌の奥を噛んでいた。 

2月8日

カタロニア

パエリア発祥の町

 

2月10日

バスク

男はみなピカソみたい

 

2月11日

noiz hilko naiz

 

2月12日

ケヴィン・エアーズ死亡を知る

So, let’s drink some wine And have a good time (Whatevershebringswesing)

 

2月14日

パリ

when I die

Cuando me muero

quand je meurs.

wenn ich sterbe.

棒を立てて弾く奏法を編み出す

 

2月15日

リール

movie toneのコミュニティ

 

2月16日

リエージュ

兎のソース

 

2月17日

マクラウドは地元の名士になっていた

 

2月18日

寒く安いベルリン

 

 

Spain

València

 

グラフィティの紫に国は醋えたコンキスタの面影を遺し

線路沿いの薄の群生の狭まりの向こうに一瞬サグラダ・ファミリア

日本製の青空の下にあり得ないオレンジと紫

ちちゅうかい

鯖の背のようにくろく錆びて明るい

帰化の果てにこの土は何をするつもりなのか

光る葉肉は恐竜のようで

樹々はブドウの低木に至まで全員バンザイをしている

スペインとは紫のリゾーム

コロニアルに再領土化された気候が宇和島駅のように寒い

ここは寒いアフリカなのだ

プラットホームが大地と等高

抉られるものがないまま鉄路が銃撃の地平にある

春は薔薇科の木々のブロッサムに散在するのみで

秋に向かうのか春に向かうのか季節は分からない

アフリカはいま、数艘の舟が近くに寄ってきて見守る中、腰履きのジーンズの下着を見せて寝ている

toragona少し大きな街だと石とコンクリの不安が募る

ほらやっぱりサーカスのように河原者の集落

油送管たちは何故思い出したように上り下りするのか

尺取虫のように塗られて

侵入のグラフィティと分け入り方が同じで

あるようなオリーブたち

このままアラムブラの寂寥に或いは流れてゆくのか

統一国家のいわれのように

いまのところ南へ下る車窓の右の山はすべて兀山であり左の海沿いは別荘なのにコロニアルがない

この国のすれっからしの部分はすべてポンドで出来ている

超特急もあるにはあるのだが

海のマッテラという町にはみ使いのように飛び去ってゆくばかり

西部劇には黒すぎる海と山と空のみどりの

仏領にはオレンジが苦い瓦の

漁村がないことからくる木陰の刃物

 

岩山を分け入って内陸をゆくとみかんとぶどうの

窯もありそうな丘陵の

トルッサという駅で

スウィッチ・バックしてイスラムが入って来る

逆走の不安の中を

みかんの中を

牛のような汽笛の中を

説明のないまま

リヴァースするしろい西部劇

ぶどうがなくなり一面アーモンドかオリーブ、JUSCOやSATYのない地方都市という柿の木に似た舞踏

水は無さそうだ

みかんの土にグラフィティ

赤い山

 

 

the artist

 

横たわる青のfuturo

落ち目の俳優も糸杉のように突っ立つ

破産した後の青から始めよ

青に横たわれ

女房に先立たれよ

大暴落の中

青に先立たれよ

これでもかというくらいに先立たれよ

青の遺品を整理せよ

すべてのフィルムを燃やして走り出せ!

ところが終わりにフィルムは巻き戻される

補色のようにして結末はミカンの中を走る

いくつの愛に支えられて

タップを踏むのか

 

 

house carpenter*

 

死の山というのは本当にあるのだ

あの平たい低い丘を見ていると

水のあるところに町は出来る

いわれのない町

 

*trad

“Well met, well met, my own true love,

well met, well met,” cried he.

“I’ve just returned from the salt, salt sea

all for the love of thee.”

 

“What hills, what hills are those, my love,

that rise so fair and high?”

“Those are the hills of heaven, my love,

but not for you and I.”

 

“And what hills, what hills are those, my love,

those hills so dark and low?”

“Those are the hills of hell, my love,

where you and I must go.”

 

 

France

 

語尾の地域性が散乱から整合に至り

国境はないまでも

緑の量としての牧農に噎せる遠景

ミルクの鬱

グラフィティだけが駅を繋いでゆく

荒れた植生の

尖端の冷えの中を

見たこともない醜い川を超えると

フランスだ

 

 

Juniperus phoenicia*

 

荒れ野に一本だけ立っている裸の、はぎ取られた木

自分の

かつての拡がりを垣間見る重唱のなかで

ひとりでいることがひとりでいないこと

ひとりでいないことがひとりの木であること

良いものが訪れてもそれを見ない、はぎ取られた木であること

ただひとりで坐ることがひとりでいないこと

むしろ犀のようにひとりで歩むことがみんなの道であること

周囲と異なる者として目立つことを厭わないなら

水のほとりに植えられた木のようになる

外から見たら枯れている木

自分は 荒野のねずの木(カアローエール)

良いものが訪れてもそれを見ない、裸の木であること

この女のした事も彼女の記念として語られるだろう

彼は群衆と見分けがつかなかった

朗読者のオルガンが見えた

一発で分かった

扉に書かれた字が消去できなかった

 

* [ヘ語,アローエール,またはアルアー ル] アラビア語のアルアルは,この木が恐らくフェニキアビャクシン(Juniperus phoenicia)であろうと同定するのに助けとなる。

 

 

Russians русские russkiye

 

突き当たり折れ曲がる朝の川の連続

金を捨てる 間違った箱

ロシア語に チョコが混じる

間違いに パプリカをまぶして

転がる 肉団子の紙の

悪意のような 気管

Rue de 紙吹雪の鐘

とともに 直角に突き当たり 折れ曲がる

言葉の川

押し出される神経

鐘より長く続く祈り

眼窩のロシア

空耳だけの 川は下って

less than zero に ちょこっと坐る

体がコートを着ている 鐘の街路を離れて 煮られるべきため息の中に

やすやすと攻撃されるプロバガンダ

そうして、地球を鷲掴みにされているのだ

 

 

ADAM

 

風景は変わらないように思えた。

 

陽は温暖に降り注ぎ、風に花々散っていた。 ー「ゆきてかへらぬ」中原中也

 

風景は変わらないように思えた。

(反文化闘争)

一種の清々しささえあった
死は 始まったのだな、と思った

  味は変哲なかった

女を叱ったのはつい先刻だったが、随分前のことのように感じた

どんな子が生まれるだろうか

 

途切れ途切れの線が見える

暗い

灰と黒だ

大切な事を暫くじっくり考える

ラスベガス

全能の知恵

脳にピンで留める

何度やり直しても全能はうまくいかない

パチンコ屋の光の洞窟

夢の場所でアイドリング

思考のガソリンはなくなる

線の拡大 線は穴

覗く目が見えはじめる

思い続ける思考を自分がかなしむ

繭が光る

つながっているから海

つながっていないから島
胸襟を開き
求め続けてはならない
線は流れる
邪悪な者が平安でいる

危うく滑る淵まで
大いなるところに
居ながらにして

つながっていないのが 島
地下駐車場 の外車

卵型に内向きに張り付く 髪

白いかおと黒い髪の数秒

空(カラ)の頭の中

  を思い起こすことはできない

どうせ原因はなくならないんだから

くよくよ思わないほうが勝ちでしょう

 

黄金の鉢に種を入れない

扉は感覚機能 外からは開けられない

 

朝のバイキングは

正しい食卓ではなかった

 

東北に 歩いて行った

(12歳の質問は尋問反論だった)

 

風景は変わらないように

見えた

 

虐待されている人を思いに留める まだ肉体だから

もう滅びるらしいよ

思いに留めるとは早めること

思いの腰に帯を締め

並んだ撫肩

自分の文化

思いの安定

 

沈没する船の特等席か救命ボートか

自分の文化

 

時節

 

達することができないほど高いものではない

 

頭を削られた

 

 

 

 

「神秘性を剥奪せよ」などと書くのはブログのツイッター化か 

終わりにもスパムを受信するままに雪崩れて今朝は二〇一三

夢のなかウンチ漏らして並んでいたが夢で漏らしていただけだった

 

フォローゼロフォロワーゼロでしかも鍵サーバー神が秘かに見ている

フォローゼロフォロワーゼロでしかも鍵霊者達しか見てはいなくて

死神が手紙の線量測定し実験台にされているだけ

フォローゼロフォロワーゼロでしかも鍵壜はながれるインダス川に

 

「第二頚椎カイロアジャスト一句四首」

未遂までして扉の春立たせる

首吊りは最高の矯正かもね頭と体が真っ直ぐつながる

胎児の背骨は最初S字型で生まれてからは∫型になる

生きているとはS字型であること引き伸ばされて伸びきれば死

直線の希望が死であるような朝背骨を抱いて丸まっている

新宿駅で家を落とし、取りに行こうとするが辿り着けない、という夢

 

松屋で。

 

拡散する断念が腹に収まり最悪の肉をのたりのたりと盛るバイト一日目の茶席のスピード

夢で通い直し夢でまた行かなくなった高校

衝動の茶席に土曜は溶かされ

 

 

 

脳の詰まった頭たちが

水の底にそよいで

干からびた手も

泡のように立ち昇り

萎みはじめた月を 脹らませている

抱かれた赤子だけがこちらを向き

郁子の種のように並ぶ中身の

従順

優柔不断の王よ

縦縞や横縞の命

大気汚染が語尾を引き延ばす

自転車の吃りに巻き上げられた十年

縞のある動物たちが宝の在処を知らせる

白い髪 黒い髪後ろ向きの春の

 

 

 

うれしさはジャムのようにはみ出て

殺人に鈍感にならせる

目は灯りになり

amiry cistern泥の水溜め

に沈みはじめた

 

 

living without law

 

今日でおしまいと言うとき

見えないものが蜘蛛の巣を張り

瞬時に飯場の二階に伝わる

その卵型のうつくしさのゆえに決意は腐敗し

律法なしで生きる

律法なしで生きるとは

足場を組む鳶たちに混ざって

携帯が使えないこと

飯場の二階で高笑いが響く

 

群青に視界が狭まり

猫背の背広が行き交う

死んだ者が教える無駄な推論

浅い肺が押し出す言葉

死ねば 解放される

燃え尽きなかった隕石のみがトラウマを背負って到達する

おいてけぼりにされた レッスン

体の中の不活発な部分に対する 健全な恐れ と 自然な幸せ

白髪の 過ぎ去り行く

銀河

 

今日でおしまいにしようというとき

見えないものが蜘蛛の巣を張り

瞬時にそれは飯場の二階に伝わる

その卵型のうつくしさのゆえに決意は腐敗し

明日は律法なしで生きる

 

 

Where do I want you to take me?

 

two diverging path
facing a fork-in-the-road decision

merging is diverging
Where do I want you to take me?

merging is diverging
Face a fork-in-the-road decision

 

 

睡魔

 

寝ながら向かう車から

黄昏の青、電柱の黒

気配を殺して

化け物の巣へ

ばれないように ばれないように

医学用語としての激痛

経営方針は変わっただろうか

わたしは何をしたのか

という者はいない

先を争う馬のように

みんなの道を戻ってゆく

ドブの中のあでやかなあざけり

この時刻に

目覚めているのは簡単なことではなかった

鼻孔の息を殺す

ひしゃげた梅の香

稲妻のような釉薬の掛かり具合

ここでも 顔の僕たちが

にちゃっとひしゃげて真理に貼り付いている

彼はもう花粉のガリラヤに行った

嫉妬する金髪

このような時に休んで眠っている

セーターを改造した袋物

 

もう充分です

時刻は着ました

立ちなさい

行きましょう

女が講演している

夜の黒に黄色が混じる

 

眠ってしまうと

事態だけが進行する

眠って

世界を進ませる

 

***********************

 

人の体は眠くなるように出来ていて

酒を飲むと寝てしまう。

悲しみと疲れに酒も入って

眠ってしまうと

事態だけが進行する

 

体が眠ってしまうと

事態だけが進行する

眠ってしまうと

進んでしまう世界

 

眠り込んで

事態を進ませる

埒外の安逸

まだ生きているかのような

話し方

 

理不尽な世界に ガタガタのおれ

 

 

たこ焼き

 

滅ぼされるおれがFAm

滅ぼされる国でBbAmonC

安心してるFAm

滅ぼされるからBbB7monE-5/A-5+57

 

町に行けばFAm

たこ焼き食べてBbC6

携帯持ってFAm

どこへゆくBbBm-57911/A+5-7

 

眠り込んでEm7911F79B7

事態を進ませるEm7911F79B7

埒外の安逸Em7911F79B+57

まだ生きているかのようなEm7911F79B7

話し方Em7911F79B7

理不尽な世界にEm7911F79B7

ガタガタのおれEm7911F79B+57

 

生き残れないおれがFAm

生き残れない国でBbAmonC

安心してるFAm

生き残れないからBbB7monE-5/A-5+57

 

町に行けばFAm

たこ焼き食べてBbC6

携帯持ってFAm

どこへゆくBbBm-57911/A+5-7

 

被爆した国でFAm

被爆したおれがBbAmonC

安心してるFAm

被爆したからBbB7monE-5/A-5+57

 

町に行けばFAm

たこ焼き食べてBbC6

携帯持ってFAm

どこへゆくBbBm-57911/A+5-7

 

滅ぼされるおれが

滅ぼされる国で

安心してる

滅ぼされるから

眠り込んで

事態を進ませる

埒外の安逸

まだ生きているかのような

話し方

生き残れないおれが

生き残れない国で

安心してる

生き残れないから

町に行けば

たこ焼き食べて

携帯持って

どこへゆく

携帯持って

どこへゆく

滅ぼされるおれが

滅ぼされる国で

安心してる

町に行けば

たこ焼き食べて

生き残れない国で

生き残れないおれが

安心している

生き残れないから

被爆した国で

被爆したおれが

安心している

被爆したから

 

 

 

安心

 

滅ぼされるおれが 滅ぼされる国で 安心してる 生き残れないから

町に行けば たこ焼食べて 携帯持って どこへゆく  埒外の安逸

眠り込んで 事態を進ませる まだ生きているかのような 話し方

生き残れないおれが 生き残れない国で 安心してる 滅ぼされるから 

町に行けば たこ焼食べて 携帯持って どこへゆく

 

 

memorial

 

いつもの場所にいるのに

白のショールを羽織って

若手議員の春駒が

マナーモードの野原に立つ

認識

遺伝性の罪が拡がった野に

菜の種類を数え

人間の親を持たない二人が

酵母無しの頭痛

メロン色の月が

マナーモードに震える

見事な生花

1980回目のキャンティのアロマ

金魚鉢の尾型の沈澱

家の者たちがどのように行動すべきかを知ってもらうため

闇はコーラの黒

あー自殺したい