tori kudo

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2012.5

5月1日

やめたほうがいいよ、あいつらはダイレク トに訊くとマニュアルで答えるからさ

 

 

5月2日

大阪弁も雨の刃物じみて駅

 

 

5月3日 

想定される誤解を生きて

関電の南港発電所に来ています

 

 

5月4日

特急こうのとり4号
宝塚線から東西線への暴力的な乗り入れ ぞくぞくする。数において勝ったモリオリ族を食べてしまったマオリ族のようだ。
海老江駅てなんやねんおい海老江ちょとここに来て座りなさいてか

 

 

5月7日

ごめんなさい はい、金の斧でした @horamironikuda

 

 

5月8日

泉鏡花 @IzumiKyoka
「死骸に成つての、空蝉の藻脱けた膚[はだ] は、人間の手を離れて牛頭馬頭の腕に上下から掴まれる。や、其処を見せたい。 -「陽 炎座」

Robert Bresson @Robert_Bresson 演劇とはあまりに知られすぎた何ものかであり、シネマトグラフとはこれまでのとこ ろあまりにも知られるところの少ない何ものかである。

 

 

5月9日

Sibylle Baier – The end: http://youtu.be/M-r1b2H9FKs via @youtube

Sibylle Baier in “Alice in the Cities” (Wim Wenders 1974): http://youtu.be/yn3XlEm56Jk

 

 

5月10日

めっさごっつわかるわあ

 

 

5月12日

new earthはキニャルワンダ語でイシヌチ ャ チャの表記はcw 微笑む口の形で発音しなければならないと教わる

そんな風にして終わったあともゲタリヤのもとでぶどう酒と夏の果実を暫定的な希望の断片のようにして集めていったのであれば

5.13

ウェルピア

 

5月14日

今日は神内さんが来てぐにゃっとなった。 やったのはスモウクイニュアイズとか「ブギ ーバック」とか。白いウナギみたいに情況 が逃げていった。猫が騒ぐので動悸がする。

カンブリアのカタトウニャみたいな白い葉脈。ドイヴァのライム岸壁、カクネィ。イールジェリ。郷愁と緊張の心拍

 

(福島県川内村)

数段上。スーダンの上はイージプトイチヂク 白ナイル青ナイル
だから白ウナギがぐにゅっと青ナイル 青 ウナギがぐにゅっと白ナイルへ逃げ続けて上っていくと 乾燥した白イチヂクがあって それが内臓になったようで眠れないんだ合田さん
情況に棹さば漠原人部落色に濁る川内ナイル
川内は濁り濁りて青白のナイルに黄土色を混ぜたり
田植え待つ風の透明水底のようにして川内はあり
田植えする子供の骨は色彩を待つ間もなく透き通り白光の中で崩折れるだろう
田植えする子供の骨は色彩を待つ間もなく透き通り「白光の中」で「崩折れるだろう」
川内村では色彩は内臓の色をしているべきなのだ今

 

なかったことにしてすむこととすまないことがある。見えないから分かりづらい。空気が透明な季節は特にそうだ。
ジョイフルにナミオが居なくてオリエだけ居る 変な朝だ 予習して土を裏返してペ ンキを塗る それだけだ 死ぬのかな

 

 

5月17日

http://t.co/PbelAM1I

 

23日のマヘルは12時半に高円寺改札付近で待ち合わせ、カラオケボックスに移動して練習します。参加見学自由です。それから5時に代官山でリハ、本番は7時から。今のところ昼から来るのがわかっているのは鈴木さんくらい。って一体誰に言ってんだろ( -_・)?

 

 

5月18日
生きてたか。ネットやっててすみません@imonouneko

ていうか観覧車でしょ。関内はうるさいよ@oremaiko
ごめんなさい。失礼しました。関内失格ですね。@oremaiko

 

5月20日

固定種野菜の種と育て方 野口勲・関野幸生
人間も一代雑種化

 

 

5月22日

dog run

 

細かい粉末のように雨が

水色のヘルメットを汚染していて

傍に木なのにフッキソウ

 

グミという名前の女の子を産んで

またあかいキラキラのバスに

粉末にされながら走らされ

 

粉茶の雨の中

グミは青いヘルメットの組を作り

おれは走らされて犬に

5.23

高円寺 mshbox

駅に集合したら鈴木さんがカラオケボックスに連れて行ってくれます

代官山 晴れ豆

mshb

 

 

5月25日
えぐるぞ
二巻の最後の台詞だよ

 

5.26 

三津 田中戸

w/clavinotes

クラヴィノーツは一番好きなバンドかもしれないです

手のひらに穴が開いたので仕事も何もできないというか空洞は何でもできるというか痛いというか 
でも言い直そうか、俺の替え玉は傷に託して書くから詰まらないんだ。空洞をして全てを語らしめよ。でも痛い
空洞に痛みはない 空洞に接する痛みを伴う何かの外縁は空洞とは関係ない ところが空洞は私に属し私は空洞に属さない それが全てのこんぐらがりの始まりで ってあなた早く消毒するから手出しなさいよ
抗生物質は空洞に属し、両刃の刃というか、 痛みと引き換えに外縁も愛も殺す者である ていうか早く殺してほしい
♯#このまま痛み続けて死ぬ♯ #このまま痛み続けて死ぬ ♯# このまま痛み続けて死ぬ ♯#このまま痛み続けて死ぬ ♯このまま痛み続けて死ぬ

 

 

 

海には思い煩いがあり、それはかき乱されずにはすまない

掌に穴

なつかしい名前@kanamoken

 

 

 

 

unfadable crown of glory

 

まだ地下にある笹のマストに串刺しにされるように

朝の風に軽く抗うジャノメチョウが帆のようで

薄紫の花々も揺れている

宮澤賢治が生きていたら

小岩井農場の一世代雑種の生の汚染をどう描いただろうか

托する自然はなく

白茶けたイギリス海岸の地層のネオンも輝かないなら

エーテル、コンクなどという概念が毒に塗れ

光の透過も意味を成さない

自分色の花が揺れていても

見えるものに目を向けることはもはや出来ないだろう

手には違う色のペンキが付いていなければならない

口には違う色のマスクをしていなければならない

a living hope to incorruptible, undefiled, unfaded inheritance

そうして見えない特質の地下茎が 声によって招聘されていく

草を折れば 溢れるかけ流しのように見えないそれらが流れ落ちるだろう

更年期ぽい鬱顔をしたそれらの草を

断面として愛せ

あるがままをみるようになることは知っているけど

such qualities are reflecting radiantly

人そのものが輝くのを初めて見るだろう

でも地上では、地面は溶け、空の上に除染された海があり、

その輝きにまず照らされるだろう

溶けないと物は輝かない

俺達は溶けて輝くしかない

 

5.27

 アートで田んぼ

@mitoyo, kagawa

piano

香川ではランチタイムのことをタイムランチと言う
だから田んぼでアートからアートで田んぼになったんだな

 

アートで田んぼ 2012

 

本当にその場で歌を作るなら呼ぶ@naoto_ogawa #meltdown

 

 

5月28日

なんだ それじゃあ僕と一緒じゃないか 足 掻きを見せるつもりが解体になってく @naoto_ogawa #meltdown

ワイアットのキュレーションに倣って誘ったのは今のところクラヴィノーツ、福田真也、サーフィンズです #meltdown あ、それはなんとなく万全は難しそうな7月2日月曜日です @naoto_ogawa

A mulatto. An albino. A mosquito. て聞 こえはいいがハコの苦肉の丸投げ #meltdown

tori kudo’s meltdoown

 

5月29日

昨日からホタル

 

 

5月30日

溝(ドブ)

 

溝の中にも夕暮れが来て

鼠を咥えた町鼬(マチイタチ)は

円形大劇場へ向かう

菓子のように明るいその場所で

良い聴衆であろうとして

列柱の奥に下手な選挙演説のように青ざめた市が立ち

日はどんどん暮れてゆき

屋台のように寒く劇場のように甘い

アレクサンドリアの甘さだけが欠けたまま

夕暮れの溝の黒土に塗れている

口々に歓迎の言葉を述べる鼬たちは半分土に埋もれた謙遜なラッパのようだ

毒草ではないと思ってひょろりと紫の花をつけてみた墓

を買い取る証書の一方の控のように仕舞われた夕暮れ

墓場のひょろむらさきに

溝(ドブ)さらいの、人さらいの怖れを入れる

 

鼠を咥えた町鼬がそれなりに肥沃な黒土から顔を出す

非常な貧しさが溝の富を満ち溢れさせる

 

 

Scintillating scotoma

 

洗われたい女が居て

それには砂が要るというから

目の中に光のぎざぎざがあって

それには肌色ときみどりの糸で結んだ

一本売りの死が要ると

洗濯板の胸のように一貫した祈り

注意を払わない逃げ方があると

少年は必ずポケットに手を突っ込み

眠たいドライバーがキャベツの芯になってる

あなた方はヒルの子なのです

女たちはひっつめ ひっつめ ほどき ほどき

三味線を弾く、扇を開く、

ドライバー ドバイラーメン

ああ今は桐の花の下をホイールが転がってゆく

他の人のために目覚めていなければならない

光のぎざぎざの武器のあとは頭痛が来る

まどろみの中 前もって計画するまどろみから達成感を得ようとして

祈りが一人 歩いている

 

 

 

白の絶滅

 

夜に玄関が開いている

絶滅は 入って来るのか 出て行くのか 

混じり合い

散財のように暗く

ソルジャーブルーに塗られた鏡台

眼鏡をかけて私は 火鉢に投げ入れられた巻物を読んだ

テーブルクロスにはツルバラの刺繍があった

眼鏡のモアとドードーが進み出て

マリヤは終生処女ではなかったと話した 

眼鏡はそれぞれ黄と青であった

食事はずっとカップラーメンで 散財の味をアミノ酸で模したものだった

沈んだ黒が壁の白に埋もれてゆく 

私は壁に微笑みかける 

音声は縦の筒型に収納されている 

「不倫な交わりを悔やんだりするの?」

「圧迫する者やこづき回す者ゆえに彼らのことを悔やんだのよ」 

深く息をする 

私の感情は変化した 

恋の罪?故意の罪?  

白の絶滅  

打ち殺されて絶滅したモアやドードーがバイトのスケジュールを組んでいる

 

 

a transparent pretext

 

麦刈りの前は癌まで透きとおる風が吹いて

見えない麦のロックを飲んでいる気がします。

虚偽の推論のようにしてこの季節の爽やかさはあります。

肺癌の女がまだ生きていて駐車場に座り込んでいる。

あれが癌か、と思いました。

ふと見ると女は居なくなっていて

麦畑に風が吹く。

桐の花が揺れる

微睡みさえも透明で、言い訳のために推論している

なんでノビルの球根を食べないんだ

読まれなかった紙の爆弾が井手で腐っていく

 

 

 

外の侵入

 

外の侵入と言うよりは 

笊目が鉄格子で 

濾されて落ちた泥漿のような沙汰 

無秩序な寄り合いは暴動になり 

地が口を開いて外を飲み込む 

外は常に夕暮れのエジプトのようで 

様々な緑の階調で塗られている 

インテルハムウェは穏健派のフツ族をも狙ったが 

我々は彼らを外の侵入から守った

 

 

(うち沈んだ石が溶けてゆき)

 

うち沈んだ石が溶けてゆき

飼い猫になろうと狙っていた家は空家になり

興味を繋ぎ止めるには薄くなり過ぎた音信

吐く息が ない

最後の縁側で寝そべっている

裏では火が燃えている

藪から自転車が現れた

この自転車は僕だ

星は黴が生えている

箱を焼く

こめかみを剃って孤立して住む人間の子は

だれも外国人としてとどまらないだろう

あきらめてしまった方がうまくいくのではないか

ゴボウ色のものが箱の星に差し込まれた

それは貝のように暖かい

痰が絡むので天に上る

肉と血は受け付けないのに

 

平たい骨を見ている

 

 

 

 

初夏は空気に透明度があってかなしみさえも見透かされている
空気の底に見えている山々はまだ夕立の苛ちもなく

ジョイフルにナミオが居なくてオリエだけ居る 変な朝だ 予習して土を裏返してペンキを塗る それだけだ 死ぬのかな